fc2ブログ

乱された純潔(16)

2024 04 20
「欲しいですか、世津子さん」
布団の上、横向きで寝そべる裸の妻をバックから拘束し、男がささやいた。

硬くそそり立つ彼の肉塊、その先端が妻の美唇に触れている。瞳を閉じ、妻は既に覚悟したかのように表情を強張らせていた。

唇を噛み、声が出るのを抑え込むように手を口に運ぶ妻。崩壊寸前のその肢体には、しかし、彼の行為に溺れまいとする意志がどうにか残っていた。

「もうやめませんか、椎野さん」
瞳を閉じたまま、妻は懇願するように小声を発した。

「主人に叱られます、こんなこと」
声を強め、妻ははっきり首を振った。あれほどに堪能した日本酒の酔いから、妻は逃げ切ったのかもしれない。男が腰の動きを止め、妻の乳房を優しく愛撫する。

「我慢できないでしょう、この体は」
「私、これ以上されても気持ちよくなんかなりませんので」

抵抗の意志を一層強めた妻の言葉に、男は少し戸惑ったように見えた。

「さっきはあんなに良さそうだったじゃないですか」
「お酒のせいです、あれは」
「もう酔いが覚めたというんですね」
「ええ・・・、それに・・・・」
「それに?」
「主人と別の男性に抱かれて気持ちよくなるような、そんな淫らな女性ではないですから、私・・・」

抗い続ける妻を振り向かせ、彼は再びキスを求めた。口元を塞ぎ込んでいた手をどかし、妻はそれに応じる。だが、舌を吸おうとする彼の要求を、妻は唇を閉ざして拒んだ。

「証明してください、そんな女性じゃないってことを」
「・・・・」
「言葉では何とでも言えますからね、特に奥様であれば」

若者は妻を挑発している。妻もそれに気付いているはずだ。だが、彼に屈してしまうことなどあり得ないというような、強気な気配が妻に漂い始めていた。

「強がりじゃありません、椎野さん」
「・・・・」
「私、男性にそういうことされても何も感じないですので」

この部屋でたっぷりと美肉を吸われ、頂点に達してしまった妻。屈服をはっきり告白することはなかったが、しかし、先刻の妻は明らかに快楽に浸っていた。

そして夕食の席。彼に接近され、浴衣を脱がされていった妻。既にあの時、妻はうっとりとした息を漏らし、性の快感に酔い始めていたはずだ。

そんな過去の自分の姿は全て偽りだったと言うように、妻は強い調子で言った。その言葉は、私のベッドでの技巧を嘲笑するようにも聞こえた。

世津子、やはり俺には満足できなかったのか・・・・

自らの未熟さを無視し、妻のことを密かにマグロ女と形容していた私は、戸惑いと共に妻の言葉を聞いた。そんな妻を背後から抱きしめ、若者が笑みを浮かべる。

「いいでしょう。では試しましょうか」
「好きになさってください」

言葉とは裏腹に、妻はもう一度手を口元に運び、唇を噛み締めた。もう一方の手で布団を握り、緊張を解いたはずの肢体を再び固くする。

「世津子さん、入れますよ」
腰を前進させる男に対し、妻は何の反応も示さず、ただいやらしいポーズでヒップを後方に突き出している。男が妻の左脚を今一度抱え上げる。

「いいんですね、奥まで入れても」
それだけはやめてくれと懇願していた妻が、今は彼に挑もうとしていた。

「好きになさってください」
同じ言葉を繰り返し、妻は布団を抱き寄せた。しばらくの沈黙、二人の動きが静止した。何かを予感するように男女の息が絡んでいる。彼が声をあげ、強く腰を突いた。

「・・・・」
衝撃に圧倒されるように、妻は布団を強く握りしめた。後方から妻の下半身を引き寄せ、男は更に奥までそれを挿入していく。妻がかすかに首を振ったように見えた。

「世津子さん、遂に一つになりましたよ」
「・・・・」
「たまらないでしょう」

妻の美唇を深々と貫いたまま、男は腰を小刻みに震わせた。指先を交わり合う秘所に運び、濡れた肉を弾くように動かす。自分の指を噛むような仕草を見せ、妻は顔を歪めた。

「こんなに熱く濡れてるじゃないですか、世津子さん」
「・・・・」
「嘘はつけませんよ、人妻の体は」

夫の存在を思い出させるようにつぶやき、彼が小さく腰を振る。そして、脇腹をくすぐるように指先を這わせていく。妻は無言のまま、何度も布団を握りしめた。

「気持ちいいでしょう」
「よくなんかないですから・・・」
「締め付けてきますよ、奥さんのあそこが」

彼の言葉が、私に更なる興奮を与える。言葉とは裏腹に、男のペニスを欲してしまう妻の秘所。私に抱かれても、妻はそんな反応を見せたことは一度もなかった。

「素直になってください、世津子さん」
「嘘なんか言ってません、私・・・」
「いいんですか、腰を振っても。声をあげちゃいますよ、世津子さんは」
「あげません、声なんか・・・」

妻のくびれた腰を確かめるように、彼が手を動かしていく。長い美脚、腹部から乳房、そして首筋を撫で回していく男。そして・・・・、ピストンが始まった。

妻の表情の歪みを確かめながら、彼はゆっくり、しかし深い突きを繰り返した。それをいったん引き抜き、再び根元まで挿入する、そんな行為を愚直に続けていく。

腰を突き出される度に、妻は唇を噛み、表情に危うさを漂わせた。私の知らない顔つきだった。眉間に皺を浮かべ、妻は男の刺激に耐えようとしていく。

「世津子さん、もっと濡れてきましたよ・・・、ほら・・・」
男に腰を突かれる度に、妻は布団をぎゅっと握りしめるた。きつい表情を維持しながらも、時折うっとりとした気配を頬に漂わせ始める。

「どうですか、世津子さん」
「別に・・・、よくなんかないですから・・・」

その声からは、挿入前の強気な気配が既に消え去っていた。少しずつ、男がピッチを速めていく。妻が困惑するように首を振る頻度が高まっていく。

「これが我慢できますか、世津子さん」
男が後方から妻の肩に手をかけた。横向きにした妻、その肩を引き寄せ、激しく腰を振り始める彼。乳房を突き出すようなポーズで、妻が悶え始めた。

「・・・・」
一気にフィニッシュを欲しがるように、男は荒々しい突きを続けた。布団を引き寄せ、唇を噛み締めたまま、懸命に耐えようとする妻。首を振り、妻は顎を上にあげた。

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ・・・。男女の腰がぶつかり合う卑猥な音が、妻を追い込むように響く。

「どうだ、世津子さん・・・・」
「・・・・」

妻の裸体に汗が浮かぶのを私は知った。声を抑え続ける妻、しかし乱れる息は隠すことができない。唸るような男の声に、ハアハアという妻の官能の息が絡んでいく。

肩を引かれ、妻は横向きのまま裸体を弓状に屈曲させた。男のピストンに終わる気配はなかった。何十秒、いや何分も続く男の激しい突き。妻の唇が開き始めた。

ハアハアハア・・・・

艶めいた妻の息が部屋を満たしていく。突起した桃色の乳首が、妻の興奮を告白している。布団が動くほどに激しい挿入を続けられ、妻は屈するような表情を浮かべ始めた。

「そろそろ聞かせてください、世津子さんの声を」
快感を隠すことのできない妻に止めを刺すように、彼は腰をいったん緩めた。しばらくの静止の後、彼は妻の裸体を突き上げるように強く腰を振った。

「あっ・・・・」
声とは形容できない、かすかな甘い息が妻の唇から漏れた。瞳を閉ざし、濡れた裸体をびくっ、びくっと淫らに痙攣させる妻。唇からは、唾液が漏れ出している。

「どうにか声は抑え込みましたね、世津子さん」
信じられないほどの持続力を誇示しながら、彼が汗を浮かべた肉体で妻を抱きしめる。無言のまま、妻はただ肩を震わせて息を乱している。

「想像通り、強い奥さんだ」
硬さを維持した己の武器を引き抜き、男は妻を布団の上で仰向けにさせた。両腕を拘束し、頭上に引き上げる。そして浴衣の帯で妻の手首を縛り上げた。


(↑クリック、凄く嬉しいです)

※次回、4月27日夜更新予定です。

↓過去作品人気投票です。
「ドキドキした作品、興奮した作品は?」

↓こちらでも新作連載中。
無料ケータイ官能小説「人妻コレクション〜他人に抱かれる妻たち」
アメブロ「夫の知らない妻」
 | HOME | Next »