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夫の秘密、或いは妻の秘め事(25)

2014 10 24
人妻のシックなワンピースが、妖しげに乱れている。夫以外の男の上に座らされた人妻の服装がそんな風に乱れているだけで、室内には濃厚な官能の雰囲気が充満している。

しかも、その妻の夫がそこにいるのだ。今日会ったばかりの男の足の上に座った人妻が表情を歪める理由は、無理に飲まされた日本酒の酔いだけではない。

救い出そうともせず、ただ事の成り行きを見つめている夫に対し、人妻は明らかな戸惑いを覚えていた。そして、そのふくよかな胸元が、今、男の手で包まれている。

「これはDカップですな、奥さん」
希美子の背後から、酒の匂いの入り混じった岸野の声が届く。男の両手が双の乳房の上に置かれている。指先を震わすように動かし、やがて本格的な愛撫を希美子に与え始める。

不潔で無骨な男の手が与えてくる感触は、希美子の想像とはかけ離れたものだった。どういうわけか、その指先の行為には、希美子の緊張を全て奪い去るような「誘い」が漂っている。

「奥さん、リラックスしていいんですよ」
柔かな乳房の感触を確かめるように10本の指を運動させ、己の腰を怪しく動かす。希美子は感じ始めている。先刻から男の硬いものがヒップに当たり始めていることに。

夫に隠れて密かなメッセージを人妻に伝えていることに、岸野はいやらしく笑い声を漏らす。そのまま猥褻に胸の膨らみを揉み、希美子の美尻を突き上げるように腰を動かす。

恐ろしいほどに硬く、巨大なものが下方から刺激を与えてくる。この男が私の肉体に興奮し、このように股間のものを変貌させているのだと、希美子ははっきりと自覚する。

ここ最近、突然妻の体を求めるようになった夫のことを、希美子は思い出さずにはいられなかった。夫は激しすぎる興奮を示しておきながら、毎晩、己のものを硬くさせることができなかった。

夫の複雑な悩みを考えれば、希美子はそれを責めるつもりもなかった。だが、今こうして男性自身のたくましさを知ってしまうと、熟した牝の本能がうごめかないわけにはいかなかった。

夫のものを遥かに凌駕すると思われるサイズ、そして獣のような硬さ。密かにそれを感じていることに罪の意識を覚えながら、希美子は目の前の夫から視線を逸らし続けた。

「奥さん、私の上にちゃんと乗ってくださいよ」
希美子の敏感な場所を己の膨らんだ股間のちょうど上に、岸野は移動させる。ワンピースとストッキング、そしてショーツを突き破るほどに、それが希美子のスポットに刺激を加えてくる。

「やめてください・・・・・・」
「できる限りのことは私にしてくれるんじゃないですか、奥さん」

背後からそうささやきながら、岸野の右手がようやく希美子の乳房から離れる。その手が今度は希美子の背中に伸び、ファスナーを少しずつ、意味深な雰囲気で下げ始める。

「綺麗な肌ですな、奥さん。少し汗ばんでいるようにも見えますが」
露わになっていく人妻の背中に、男の汚れた唇が吸い付く。

屈辱を感じるように、希美子は顔を下に向ける。じわじわとワンピースが剝ぎとられ、希美子の素肌が露出されてくる。ワンピースにあわせたような黒色のブラの紐が、はっきり見えてくる。

音を立てて希美子の背中を吸いながら、岸野がためらうことなくワンピースをずり下げていく。豊満な希美子の乳房が、ブラに包まれている。その胸元がやがて完全に露わにされる。

「梶野さん、奥さんのこんなおっぱいを毎晩堪能できるとは、うらやましいですな」
ブラの上から、再び岸野の両手が希美子の乳房を覆う。先刻とは違った、更に直接的な刺激が男の手のひらから伝えられる。希美子は思わず、彼の手首に手を伸ばす。

「奥さん、気持ちいいですか」
「少しもよくなんかないですから・・・・・」
「そうですか・・・・・、じゃあ遠慮なくさせてもらいますよ」

岸野の両手に乳房を揉みしだかれた瞬間、希美子は形のいい顎を天井に向けるように反応を示した。股間を下方から突き上げられ、希美子の全身が弾むように震える。

男の唇が背後から首筋に吸い付く。寒気と同時に、しびれるような何かが希美子の全身を走り抜ける。ねっとりとした乳房の愛撫は、止むことをしらないように延々と続いていく。

執拗だった。何十年もこの瞬間を待っていたかのように、男の責めは激しさを増す一方だった。息を荒げながら、激しく首筋に舌を這わせ、ブラ越しに希美子の乳首をくすぐってくる。

テーブルの下では、ワンピースが完全にまくりあげられている。ストッキングに包まれた人妻の美脚の下に、男の両足が見え隠れしている。

岸野の両手が希美子の全身を這い始める。乳房をいじめ、脇腹を撫でながら、希美子の両脚の隙間をくすぐる。更に硬さを増した男のものが、希美子の大切な個所を的確に突く。

何度も唇を噛み、希美子は息の乱れを強引に塞いだ。男の上で肢体を淫らにくねらせる妻の姿を、夫が見つめている。追い込まれていることを伝えるように、希美子は遂に夫を見る。

「あなた・・・・・・、これ以上のことをこの人にしなきゃ駄目なの?・・・・・・・・」
下着姿にまでなることを強要されている妻が、夫に当然すぎる質問を投げかける。だが、その質問に答えを返したのは夫ではなく、奉仕を受けている男のほうだった。

「奥さん、あなたに今夜の私を制止する権利はないですよ、残念ながら」
「・・・・・・・・・・・・」
「全てはご主人の意志ですから」

夫婦を挑発するように、岸野の指先が希美子のブラの紐の下に滑り込む。そのまま動いていく彼の指先が、希美子の乳頭をブラの下でダイレクトにつまむ。

「やっ・・・・・・・・・・・」
希美子が思わず艶めいた声を漏らす。肌が確実に汗ばんできていることを感じながら、希美子はその指先がすぐに離れることを願う。だが、男の指はその対極の動きを見せる。

岸野の両手が、希美子のブラの裏側に潜り込んだ。ブラをずらすように動かしながら、希美子の突き出すほどの膨らみを示す乳房の先端を、両手の指先でつまむ。

声が漏れるのを、希美子は懸命に堪える。人妻の我慢を楽しむように、岸野がにたにたと笑いながら指先を震わせ、柔かな乳首をいじめ始める。

「・・・・・・・・・」
激しく首を振り、希美子が全身を震わせる。徐々にブラが剝ぎとられ、完全に希美子の乳房が曝け出される。剥き出しの肉体の頂点に、桃色の突起がある。男の指先が再びそれをつまむ。

「あっ・・・・・・・・・・・・・」
希美子は声を塞ぎこむことに再び失敗する。人差し指の腹で、男は希美子の乳首を何度も弾き、撫でる。硬く突起した乳首が夫以外の男の指と戯れ、人妻の全身が眩しさを増していく。

「全てはご主人の意志なんですよ、奥さん」
岸野は何かヒントを教えるように、希美子にささやく。その言葉は、目の前に座ったまま沈黙を保っている秀人に対して投げかけられたものでもあった。

「ご主人が止めてくれというのなら、私はその時点ですぐに終わりにしますよ、奥さん」
「・・・・・・・・・」
「もう止めろ、というご主人の一言だけで、私は全てをあきらめますから」

剥き出しにされた乳房を岸野に好きなようにいじめられながら、希美子はその言葉の意味を懸命に考えた。そして、秀人のことを再び見つめ、懇願の言葉を漏らした。

「あなた・・・・・・・、もう十分でしょう・・・・・・・・・・・・」
希美子の言葉には、夫の秘めた欲情の存在に気付いているようなトーンも混在していた。

「もう・・・・・・・、もう十分に楽しんだはずよ・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「妻をこんな風にいじめることを・・・・・・、あなた、本当に望んでいるの?・・・・・・・・・・・・・・」

自分が言いすぎてしまったことを感じながらも、希美子は後悔しなかった。今夜で全てを終わりにできる。夫が一言、制止を口にすれば、そこで全てが終わりにできるはずなのだ。

夫の表情に戸惑いと苦悩の色が浮かぶのを、希美子は感じた。己の欲情と理性の狭間に立ち、夫は激しく迷い、何かと格闘しているように見えた。希美子は夫をただ強く信じた。

あなた・・・・・・・、目を覚まして・・・・・・・・・・・・・・・

心の中でそう叫びながら、希美子は秀人が口を開くのを待った。だが、最後の最後で、夫はそれをためらっているように見えた。希美子は、岸野の責めが加速しているのを不意に知った。

「なかなかご主人は助けてくれませんね」
ささやきながら、岸野は力強く希美子の肢体を持ち上げ、素早く回転させた。人妻の両脚を巧みに広げ、自分の腰を挟むように座らせる。瞬く間に、希美子は向かい合って男の腰に跨る。

「あなた、こんなの私、いやっ・・・・・・・・・・」
抵抗を示す人妻の唇を、男の口が強引に奪う。

「はうっ・・・・・・・・・・・・・」
男の舌先に素早く侵入を許した瞬間、希美子の肢体が硬直するように固まる。岸野の両手が優しげに希美子の背中を撫で、上半身に絡みついていたブラを完全に剥ぎ取る。

愛し合う男女のように、濃厚なキスが始まる。人妻の肢体を何度も指先で撫でながら、岸野は希美子の唇を情熱的に吸う。男に屈するように、希美子はただそれに従い、戯れを許す。

ねっとりとした接吻を続けた後、男の唇が下方に移動していく。鎖骨から胸元に下り、やがて希美子の乳房の頂点をその口が包み込む。細やかに舌先を動かし、男は人妻の乳首を吸う。

「あっ・・・・・・・・・・・・」
たまらずに、希美子は岸野の頭を抱えるように腕を回す。男の両手が、人妻の両脚に更に強く腰を挟むことを求める。乳房を吸いながら、岸野は希美子のワンピースを強引にまくる。

両脚を淫らに広げた格好で、希美子は腰を彼に掴まれる。いざなわれるまま、希美子の下半身が前後に揺らされ始める。乳房を激しく吸われ、希美子はたまらずに彼の背中を掴む。

「奥さん、今夜はこのホテルの部屋を予約してあるんですが・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「しかし、私はここでするのもいいような気がしてきましたよ・・・・・・・・」

岸野がささやきながら、希美子の背中を強く引き寄せ、唇を乳房に密着させる。男の背中を両手で掴んだまま、希美子はその細い肢体を淫らに屈曲させる。

背後にいるはずの夫からは、まだ制止の言葉が発せられない。


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