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アクトレス(1)

2009 06 05
「ねえ、恥ずかしいわ、明るくて・・・・・・・・・」
深夜のベッドルームを煌々と照らし出す天井の照明を見つめ、吉井真理子は懇願するような声を漏らした。

「真理子、悪いけど今日は暗くできないよ」
「だって・・・・・・・・」

「見れなくなっちゃうじゃないか、真理子の体が」
「でも・・・・・・・・」

「さあ、恥ずかしがることなんてないから・・・・・。だけど、そんな態度が、後から見れば逆に興奮するんだろうなあ、きっと・・・・・・」
「ばか・・・・・・・・」

夫、和樹に甘えるような視線を投げかけながら、真理子はベッド上で改めて座り直す。

水色のワンピースに包まれた妻の肢体が、いつも以上になまめかしく見えてしまう。真理子との結婚を宣言したとき、和樹の周囲の男達は、随分と羨んだものだ。

その見事なスタイルは、結婚から3年経過した今も、少しも変わるところはなかった。いや、30代に入ったことで、男を刺激する確かな色気がそこに備わり、その魅力は更に増したようだ。

身長168センチ、モデルをやっていたと言っても、決して不思議ではないほどの、長身でスリムな肉体である。実際、学生の頃は、とあるミニコミ誌の読者モデルをしていたらしい。

決して巨乳ではない。むしろ、その胸の膨らみは小ぶりな部類に入るのだろう。だが、それは和樹の好みであった。妻がその上半身を露にする度に、和樹はどうしようもなく興奮させられる。

「さあ、真理子・・・・・・」
「わかったわよ・・・・・・」

いじめっ子をあやすかのように、その32歳の妻は、微笑を浮かべる。そして、時折、見るものに緊張を走らせるようなその鋭い瞳で、夫の欲情を煽るかのような視線を投げかける。

水色のワンピースのジッパーに手を伸ばし、ベッド上の真理子はそれを脱いでいく。艶やかで張りのある美肌に包まれた妻の裸体が、ゆっくりと姿を見せ始める。

目の前にいる夫の視線を十分に意識しながら、真理子は脱ぎ去ったワンピースを傍らに置き、美脚を曲げてそこに座る。娼婦を思わせるような、黒色の淫らな下着だけ身につけた妻の姿に、和樹が思わす声を漏らす。

「たまんないな、真理子・・・・・・」
「もう・・・・・・、こんな下着を妻につけさせて・・・・・・」

不満を漏らす妻の表情には、依然として笑みが浮かんでいる。だが、ランジェリーだけの姿になったことで、その瞳の奥には、どこか妖しい光がともり始めたようにも見える。

「さあ、どうすればいいのかしら・・・・・・・」
その答えを既に知っているはずの真理子は、焦らすように和樹にそう訊いた。彼は、言葉を発することなく、手にしていたものを妻の手にそっと握らせる。

「ねえ、こんなの私、使ったことないんだけど・・・・・・」
「ほんとかな?」
「やだ、ほんとだってば・・・・・・・」

だが、真理子は戸惑いながらも、手にしたその水色の小さなものに興味を惹かれずにはいられないようだった。遊ぶようにそれを一通りいじった後、スイッチを入れる。

振動音を発しながら、その小型のローターが真理子の手の中で作動し始める。和樹はその欲情の揺れを推し量るように、妻の姿をじっと見つめ続ける。ベッドルームを淫らな空気が支配する。

ベッドの壁板にもたれかかり、ブラとショーツだけを身につけた真理子が、覚悟するように少しずつ美脚を広げていく。そして、ローターを握り締めた右手を、ゆっくりとそこに侵入させる。

唇を少し噛み、静かに瞳を閉じる妻。その官能的な姿の一部始終を、ベッド脇に固定されたデジタルビデオカメラが先程からはっきりと捉えている・・・・・。



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密会・エピソード1~魔性の女子高生
「密会」続編連載中。こちらも読んでいただけると嬉しいです。
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