FC2ブログ

Spirit in the Sky 第3章 怨念(1)

2010 06 29
アメブロ(http://ameblo.jp/norinori2009/)6月28日更新分が携帯閲覧不可となったため、以下に掲載します。

***********

「ほら、もっと声を出すんだ・・・・・・・」
「ううんっ・・・・・・・・・、ああっ、駄目っ・・・・・・・・・、やめてくださいっ・・・・・・・・・・」

ついたままの寝室の照明。照らし出された人妻の裸を、男はじっくり見つめながら、激しく腰を振り続ける。

いや、もう人妻ではない。彼女は未亡人なのだ。しかし男は、背徳な気分を与えるかのように、彼女のことをこれまで同様に呼び続けた。

「奥さん・・・・・・、気持ちいいんだろう・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・・、そんな風に動かないでっ・・・・・・・・」

魔性に支配された征服感が、早野の全身に溢れ出ている。誰にも邪魔されることなく北原あさみの体を好きにできる自らの境遇を、彼はもう手放すつもりはなかった。

浩市の葬儀から1ヶ月しか経っていない。にもかかわらず、早野はこうして、堂々とその未亡人の自宅に姿を現した。

彼を拒むことはできなかった。気持ちの整理もつかぬまま、あさみは自分の運命がこれからどう流転していくのか、それを考える余裕もなかった。

未亡人のそんな隙を、早野は巧みに狙った。彼は、自らのベッド上での行為により、北原あさみをいつの日か完全に自分のものとする自信があった。

「ほら、もっと素直になるんだよ、奥さん・・・・・・・・」
「ああっ、駄目っ・・・・・・・、ああんっ・・・・・・・・・・・」

早野に誘導されるように、少しずつあさみの声色が艶めいたものに変化していく。理性とはかけ離れた場所で、彼女の肉体が勝手な反応を披露していく。

「奥さん、いい声だ・・・・・、北原よりいいんだろう・・・・・・・」
「ああんっ・・・・・・・・・・、ああっ、よして・・・・・・・・・・」

娘の麻衣は既に眠っている。しかし、あさみは、自らの嬌声が、彼女に聞かれているような気がしてならなかった。

その危惧は、やがて別のものへと転化していく。死んだ夫、浩市が、こんな自分を今、どこかで見つめているような気分が、あさみを濃厚に包み込む。

あさみ・・・・・、早野のことがそんなにいいのか・・・・・・・

心の中で響く浩市の言葉を、あさみは確かな意志を伴って否定した。この男のことを、あさみは決して受け入れるつもりはなかった。

体がどう反応してしまおうと、私の気持ちに変わりはない。

私が生涯で愛する男性は一人だけ・・・・・・。あさみは、フィニッシュを迎える早野の激しい腰の突き出しを感じながら、浩市のことだけを想った。

「奥さん・・・・・・、ああっ、中で出すぞ・・・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・、ああんっ、いやっ!・・・・・・・・・・・」

これから永遠に自分に従属するのだという事実を、早野は残酷な方法であさみに示した。あさみはただ、浩市に祈ることしかできなかった。

悪夢のような行為の後、あさみはぐったりとベッドにその肢体を横たえた。彼女の心を更にかき乱すように、早野が耳元で悪魔の科白を口にする。

「あれは奥さんが殺したんだぜ・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」

「北原を殺したのは奥さんだ・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」

「警察には自殺を匂わせるような証言をしたそうじゃないか? 主人は仕事で悩んでいたのかもって。悪いやつだねえ、奥さんも・・・・・・・」

早野の言葉にあさみは何も言えなかった。彼女は確かに捜査の手から逃れるような証言をした。だがそれは、娘のことを思ってのことだった。

早野と自分が共謀して夫を殺害した。それは事実ではない。だが、あの夜の事実を素直に告白すれば、警察はそう受け止める可能性が高い。

自分だけ無罪を勝ち得ることはできないだろう。

幼い娘に、あさみはそんなつらい思いをさせたくはなかった。

「心配するな、奥さん。ずっと黙っててやるから。その代わり、それなりのことはしてもらうぜ」

尽きることのない欲情を示すように、男は再びあさみの脚の隙間に体を割り込ませた。

どうすることもできない。決定的な弱みを握られた今のあさみには、男の全てに従うしかなかった。

その夜、早野はあさみの自宅に泊まった。

それ以降、彼は頻繁に彼女の元を訪れるようになった。



(↑クリック、凄く嬉しいです)


エルシーコスメ&ラブグッズ体験談


 | HOME | Next »