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欲望の森~連れ去られる珠代(1)

2008 08 01

「ああっ、河野、もう出そうだ・・・・・・」

若い女の細やかな手つきとその巧みな舌使いで刺激され、瞬く間に硬直した男の肉棒は、ほとばしる興奮を隠すことなく、既にその先端を欲望の液体で濡らし始めていた。


「ふふっ・・、課長、いつも早いんですから・・・・・・」

そう笑いながら、女は男の淫棒を舐め、しごき、そしてしゃぶり続けた。女のその仕草からは、自らの欲情は抑えたまま、ただ男のために奉仕するような、そんな一途な想いが感じられた。ベッドのすぐそばに壁が接近する、典型的なラブホテルの一室で、二人の男女は全裸で絡み合っていた。


白いシーツがまぶしいベッドに寝そべる男の股間で、女の頭が上下に動き続けている。茶色に染められた女の髪は、傷みもなく美しく光っていて、整った顔立ちに意外なほどよく似合っていた。その顔の動きを次第に速めながら女は自ら漏れるような喘ぎ声を口にする。


「はあっ・・・・・・・、あんっ・・・・・・」

女は前髪を何度も手でよけながら、その行為を続けていた。スリムな裸体には不釣合いなほど、ボリュームのあるその胸の膨らみが、男を惑わすかのように揺れている。男はしかし、その眺めを楽しむ余裕はなかった。ただ女を見つめながら、近づいてきた限界にたどり着くのに、何とか時間をかけようと、必死にこらえていた。


「課長、我慢してください、もう少し・・・・・・」

女は上目遣いで横になる男の様子を観察しながら、舌の運動を続ける。

「ああっ、出すぞ・・・・・・」

男は女の頭を自らの下腹部に押さえつけながら、堪え切れない感でそう漏らす。その言葉を聞き、女の動きは更に速度を増した。硬い怒張を口に咥えながら、女は僅かに潤んだ瞳で男を見つめ、その放出を待つことを伝えた。


「課長、出して・・・・・・・・」

そう言いながら、女の舌先は肉棒の先端を小刻みに刺激し、男の決断を更に促した。妻がありながら、部下の女性にこうした行為をさせているという現実に、男はかすかな罪悪感を抱きつつ、それを忘れ去るために、ただ牡としての本能に従った。


「ああっ!・・・・・」

男は小さく叫び、女の口内に大量の液体を放出した。

「ああんっ・・・・」

男のものから発射されたものが喉奥に到達した瞬間、女はそれを予期していたかのように全て受け止めた。滴る最後の一滴まで逃すまいと、女は男の肉棒を舐め尽くし、そしてほのかな幸福感に包まれながらその液体を飲み込んだ。


目を閉じたまま仰向けに眠る男は、発射した後も自分のものを女に吸われ続ける、何故かくすぐったいようなその感触を味わいながら、自宅で待つ妻のことを思い出す。心に思い巡らせる妻の裸体は、魅惑的に白く輝く肌に包まれ、長くしなやかな手足はどこまでも美しく伸び、妖しい曲線を描く腰のラインは、見事なくびれを作り出している。


抜群のプロポーションを持つその妻は、しかし男の妄想の中で何故か別の男と交わり、そして悦びに悶えている。立ったままバックから貫かれ、あるいは男の上になって自ら腰を振り、全裸の妻は官能の喘ぎ声を漏らし、そして男の体を求め続ける。


妻、珠代のそんな姿が、浩介の脳裏にまたいつものように蘇っていた。


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