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目覚め(25)

2017 04 19
佐代子の肌が汗ばんでいるのは、ろうそくの火のせいだけではなかった。

「立ったまま、ショーツを脱いでください」

彼はもう一度、静かに命じた。下腹部に妖しげな熱が舞い戻ってくる。佐代子は目の前に座る彼の姿を見つめた。

昼間の彼とは少し違う。そこには、欲情をもう隠そうとはしない男性の姿があった。それは、佐代子自身をも激しく昂らせた。

「できません、そんなこと・・・・・・」
夫にだって、そんな羞恥に満ちた行為を見せたことはない。立ったまま、佐代子は指先を噛むようにして再び床を見つめ、肢体を硬くさせた。

「佐代子さん、僕を見て」
言われるがまま、佐代子は顔を上に戻し、彼と視線を交わした。

「僕を見たまま、脱いで」
彼に支配されつつあることを、佐代子は感じた。狂おしいほどの興奮を伴い、佐代子の体奥に彼を喜ばせたいという欲情が頭をもたげてくる。

夫には一度も抱いたことのない感情。

形容できない激流に翻弄されるかのように、佐代子は両手をゆっくりと伸ばし、美脚を隠すワンピースを少しずつ手繰りあげた。

キャンドルの炎が妖し気にゆらめく。プールで男たちをたっぷりとそそった佐代子の熟れた両脚が、スカートの中から徐々に露にされていく。

視線を交わし続ける二人。表情を少しずつうっとりとしたものに転化させ、人妻はより大胆に、彼の前で振舞っていく。

「佐代子さん、ショーツを全部見せてください」
秘所を隠すショーツは、濃紺色の官能的な下着だった。遂に全てを露にさせた佐代子は、頬を赤らめ、唇を噛んだまま、小さく首を振った。

「川原さん、恥ずかしい・・・・・・」
「自信を持って、佐代子さん。プールにいる連中に見せつけるつもりで」

執拗に躰を求めてきた3人の男たち。佐代子は、川原の言葉に誘導されるように、彼らが今、ここにいる自分を見つめていることを想像した。

奥さん、そんないやらしいショーツを選ばれたんですね・・・・・

ご主人は今夜はいないんでしょう・・・・・

早く脱いで見せてください、奥さんのあそこを・・・・・

飢えた彼らのことを想起しながら、佐代子は目の前にいる川原を見つめる。未知のステージに彼に連れ去られる予感が、佐代子の手を動かしていく。

ショーツを掴んだ佐代子の手が、ゆっくりと下降し始めた。

黒々とした茂みに隠された佐代子の美唇が一瞬覗いたが、すぐにスカートの向こう側に隠された。

彼に見つめられている。高鳴る鼓動と喉の渇き。声をあげたいという欲求。夫以外の男性の前で、自分から裸になるという体験。

こんないやらしいことを、私・・・・・

太腿をつたっていく下着。空気が美唇に直接触れ、佐代子は無防備な自分に肢体を震わせる。戸惑うほどにあそこが蕩けていることを感じる。

下半身をなまめかしく動かしながら、やがて、佐代子は完全に下着を脱いだ。息を乱すほどの羞恥に包まれ、佐代子は許しを請うように彼を見つめた。

剥き出しになった下半身は、ワンピースで完全に隠されている。服のすぐ下が裸だという状況が、佐代子の肉体を逆に熱くさせている。

「佐代子さん、興奮するでしょう」
脱ぎ去ったショーツを手にしたまま、佐代子は恥ずかし気に首を振った。

椅子から立ち上がった彼が、静かに佐代子に近づいた。そして抱き寄せるようにしながら、巧みに人妻の手から下着を奪い去った。

「川原さん、そ、それは・・・・・」
思わず、佐代子は声を高めた。

人妻の下着の中央部を指先で確認し、彼は顔をあげた。佐代子の細い躰を抱きしめながら、耳元でそっとささやいた。

「教えてください、今夜、何があったのか」
「・・・・・・」

「こんなに下着を濡らすなんて。いけない奥さんだ」
「そ、それは・・・・、誤解です・・・・・」

レストランでの出来事を想起しながら、佐代子は立ったまま彼の胸に顔を埋めた。

「私、またあの人たちに・・・・・」
「例の3人組ですか?」

彼の問いかけに、佐代子は小さくうなずいた。

「何をされたんですか、あの人たちに」
「それは・・・・・」

「教えてください、佐代子さん。どうしてこんなにされてしまったのか」
彼の言葉から、佐代子はもう逃げることができなかった。彼と抱き合ったまま、佐代子は告白を始めた。

「隣に座った方に・・・・、脚を・・・・・」
「触られたんですか」

恥ずかし気にうなずく佐代子のスカートのすそを、彼が大胆に引き上げていく。無防備な秘所への接近を拒むように、佐代子は激しく首を振った。

いやっ・・・・・・

構うことなく伸びてくる彼の手が、佐代子の膝から太腿の隙間に滑り込んでくる。数回愛撫されただけで、佐代子の美脚から緊張が解かれていく。

「どの辺りを触られたんですか、佐代子さん」
彼の指先が、佐代子の内腿を撫でながら、じわじわと上昇してくる。

「川原さん・・・・、駄目っ・・・・・・・」
「こんな風に揉まれたんですか、佐代子さん」

夫しか知らないはずの人妻の腿を、彼は丁寧に愛撫していく。指先が動くたびに、佐代子は唇を噛み、そして屈するように小さく開く。

レストランでの行為が濃厚によみがえってくる。少しずつあそこに近づいてくる彼の指先。脱ぎ去ったショーツは、既に床に落とされている。

「こうですか、佐代子さん」
「あっ・・・・、駄目っ・・・・、それ以上は・・・・・・・・」

懸命に脚を閉じ、彼の指先を拒む佐代子。昼間、たっぷりとそこを吸われたときの快感が、しかし、佐代子の花園にはたっぷりと残っている。

「もっと奥ですか、男に揉まれたのは」
泉までほんのわずかな場所で、戯れる彼の指先。淫らな蜜が、佐代子の陰唇を濡らし、内腿を滴り落ちていく。

「それ以上は・・・・・・、駄目っ・・・・・・・・」
午後、激しくそこを彼に吸われたことを忘れ、佐代子は清楚な人妻としての言葉を漏らした。そんな人妻を、彼は確かに追い込んでいく。

「大切な場所をいじめられたんですね」
彼のささやきに、瞳を閉じた佐代子は、かすかにうなずくような仕草を見せた。

「この奥ですね、佐代子さん」
閉ざされた秘所をこじあけるように滑り込んでくる彼の指先。

「駄目っ・・・・・、私・・・・・・、どうにかなって・・・・・・」
「素敵ですよ、佐代子さん」

彼の指先が、深々と佐代子の花唇に挿入された。

「ああんっ・・・・・・・・」
自分のものとは思えないような深い息を吐き、佐代子は彼の全身にしがみついた。

往復を開始した彼の指先。くちゅくちゅという淫靡な音が、薄闇の部屋に響く。立つこともままならず、佐代子は美脚を震わせながら、声を漏らし始める。

「あっ・・・・・、やっ・・・・・、あんっ・・・・・」
「佐代子さん・・・・、もっと大胆になって・・・・・・・」

滞在中、何度もささやいてきた指示を、彼が繰り返す。今夜だけ日常を捨て去り、別の自分に目覚めることを、清楚な人妻は気づかぬうちに欲している。

促されるまま、佐代子は片脚を上げて、彼の腰に絡みつくようなポーズをとっていく。スカートの奥で、より大胆に広げられた佐代子の股間。

その泉に、更に深々と挿入される彼の何本もの指先。

「はうっ・・・・・・」
既に、昼間とは比較にならないほどの濃厚な快感が佐代子を襲っている。

「あっ・・・・・、あんっ・・・・・・、駄目っ・・・・・・・」
「佐代子さん、お綺麗ですよ、とても」

彼の指先が小刻みに震え、人妻の熱い蜜が蕩けだす。

「あああっ・・・・・・・、いやっ・・・・・・・・・・・」
サンダルを履いたまま片脚で立ち、佐代子は彼の背に指先を立てた。

「自分がこんなに感じるなんて知らなかったでしょう、佐代子さん」
小さくうなずきながら、佐代子はすがるような視線で彼を見つめた。

「誤解しないでください、佐代子さん。僕にはあの3人組の連中の気持ちがわからなくもないんです」

川原は佐代子の唇をそっと指先で撫でた。

「佐代子さんの全てが男性をそそりますよ」
ろうそくの炎の中、見つめ合う二人。

「舌を出して、佐代子さん」
佐代子は恥ずかしそうにしながらも、淫らな風に自分から唇を開き、舌を彼に差し出した。

彼が唇を重ねた。濃厚に舌を絡めあい、激しく唇を吸いあう二人。佐代子の口から悩まし気な息が漏れる。スカートの奥で、何度も彼の指が蜜唇をかきまぜる。

「ううんっ・・・・・、はうっ・・・・・・、あっ・・・・・・・・」
「佐代子さんの全てが欲しい・・・・・・」

佐代子を抱きかかえるようにして、彼は後方の椅子に座った。佐代子は大胆に美脚を広げ、彼の腰にまたがった。

彼のたくましいものが、佐代子の下腹部を確かに刺激した。

「僕の服を脱がせてください、佐代子さん」
ワンピースの下に盛り上がる人妻の胸元を撫でながら、彼が新しい指示を与えた。


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