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目覚め(26)

2017 04 21
両脚を広げ、男性の上に座るという行為だけで、佐代子は興奮を感じていた。

相手は夫ではない。

スカートの下側、秘所を隠す下着は既に奪い去られている。剥き出しの美唇と露になった太腿で、佐代子は彼の下半身の情熱を受け止めていた。

「僕の服を脱がせてください」
「私、そんなことはこれまで・・・・」
「違う自分を見つけるためにこの部屋に来た。違いますか、佐代子さん」

彼の手が、指示を聞かない人妻に罰を与えるように、スカートの裏側に滑り込むような気配を見せた。

「わかりました・・・・・」
彼に屈するように息を漏らし、佐代子は両手を伸ばした。彼のポロシャツをつかみ、ゆっくりと引き上げていく。

男性を裸にするという未知の行為が、人妻の息を乱す。限りなく淫らな女になったような気分を覚えながら、佐代子は完全に川原のシャツを脱がした。

上半身裸となった彼を見ることを避けるように、佐代子は視線を下に落とす。その人妻の手を取り、彼は自らの熱い胸板に誘導した。

「撫でてください、佐代子さん」
指先が彼の肌に触れた瞬間、佐代子は息を呑むほどの震えを感じた。彼に促されるまま、佐代子はそっと手を動かし始めた。

彼の胸、そして引き締まった腹部を見つめ、ゆっくりと撫でていく。時折、彼がたまらない様子で顔を歪める。

彼の裸を撫でるだけで、佐代子は下腹部に熱が訪れることを感じた。それは、彼に愛撫される以上に、佐代子に興奮を与える行為だった。

何ていやらしい・・・・・

自分を否定するような言葉を浮かべながら、しかし、佐代子は手の運動を止めることができなかった。

彼の裸を指先で撫で、揉みしだくことで、人妻は男性を感じた。自分の肉体を激しく欲している男性の興奮を感じた。

「キスしてください」
彼の腕が佐代子の背に回る。人妻の肢体を引き寄せ、唇を重ねる。ためらいながらも、やがて佐代子の唇が開き、再び二人は舌を絡めあう。

彼の手がワンピースの上から佐代子のヒップを揉みしだく。徐々にまくりあげられていくスカート。白くなまめかしく光る人妻の太腿が剥き出しにされていく。

「いやんっ・・・・・・」
佐代子の腰が強く引き寄せられる。

「あんっ・・・・・・」
甘い声を吐きながら、佐代子は彼の背を掴んだ。汗の滲む彼の素肌で指先を遊ばせながら、密着する下腹部から湧き上がる快楽の気配を感じる。

彼の指先が素早くワンピースの中に潜り込み、佐代子の美唇を突いた。

「ああんっ・・・・・」
びくっと肢体を跳ね、佐代子が色っぽくうめいた。

更に深く、下方から滑り込んでくる指先。たっぷりと濡れた蜜唇が、敏感に震え、一層の愛液を溢れさせていく。

彼の指先が突き上げるように震え始める。

「ああっ・・・・・・、いやんっ・・・・・・・・・・」
彼の肩を掴んだまま、佐代子は唇を噛みしめた。

「佐代子さん、もっといじめてあげますよ」
指先が2本に増え、佐代子の美唇を襲う。バイブを想起させるような彼の指先の震えが、佐代子の全身に悦楽を拡散させていく。

「ううんっ、駄目っ・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・」
指先を噛みながら、悶えていく佐代子。

「あっ・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・」
「プールの彼らが見つめてますよ、佐代子さん」
「いやっ・・・・・・、ああっ、そこは・・・・・・、やっ・・・・・・・・」

キャンドルの炎の向こう側に広がる暗闇。そこにあの3人が潜み、じっと自分を見つめていることを想像しながら、佐代子は快感の渦に引きずり込まれていく。

繰り返し挿入され、巧みな震えを与えてくる彼の指先。やがて、激しく前後に動き始める。

「あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・・・」
「凄く濡れてきましたよ、佐代子さん」
「川原さんっ・・・・、駄目っ・・・・・・、私っ・・・・・・・・・」

激しく首を振り、佐代子は彼にしがみついた。その瞬間、彼は手の動きを停止させた。

佐代子の肉体は、彼の刺激が続くことを欲している。だが、川原はなおも人妻を焦らすように、その責めを止め、濡れた指先で佐代子の腿を撫でた。

「川原さんっ・・・・・、もう・・・・・・・・」
「欲しいですか、佐代子さん」

この部屋に来たあの午後から、ずっと焦らされ続けている。経験の少ない佐代子にとって、それはどうにも我慢ができない仕打ちだった。

「私・・・・・、おかしくなってしまいそう・・・・・・・」
「こんな気分になったことはないでしょう」

彼にしがみつきながら、佐代子は小さくうなずいた。そんな人妻の手を取り、彼は己のベルト付近に誘導していく。

彼の下腹部の肌に触れながら、佐代子は牝の本能に操られるように、その指先を更に下方に伸ばしていく。

「佐代子さん、ベルトを外して」
緊張に満ちた細い指先を動かし、佐代子は彼のデニムのベルト、そしてボタンを外した。緩んだ彼の股間に、人妻の手が滑り込んでいく。

彼の茂みを感じ、佐代子は息を呑む。激しく男を欲する牝の欲情が、佐代子の体奥で渦巻く。

「握ってください」
耳元でささやいてくる彼。ジッパーを完全に下げ、佐代子は彼の分身にためらいながら触れた。

凄いっ・・・・・・・

佐代子の経験ではありえないほどの硬さとたくましさを備えたものが、力強くそこでそそり立っている。

いったん指先を離そうとした佐代子の手首を、彼が抑えつける。彼の手と一緒になり、佐代子はそこにある肉塊をゆっくり撫で始める。

「海岸で初めて会った時から、ずっと佐代子さんを欲しがってますよ」
秘密を教えるようにささやき、彼は佐代子の首筋を舐めた。悶えながら、佐代子は指先に力を込め、棹の根元を握った。

夫のそれとはまるで違う。彼のこんなもので激しく愛される自分を想像し、佐代子は更に強くそれを握りしめた。

「欲しいですか、これを」
「もう・・・・・・・・・、これ以上・・・・・・・・・・」
「まだ我慢してください、佐代子さん」

彼はそう言うと、自分の上に脚を広げて座っていた人妻を、足元の床に座るように誘導した。そして佐代子の眼前に己の股間を近づけた。

「佐代子さん、脱がせてください」
どこまでも続く淫らな要求。彼の求めに応えれば応えるほど、大切なスポットが潤い、蕩けていくことを感じる。

既に全身が官能の熱で支配され、肌が妖しく汗ばんでいる。鼓動はずっと高鳴り、声をあげたいほどの息苦しさが佐代子を追い詰めている。

床にひざまずいた格好で彼を見上げ、佐代子は両手をそっと伸ばした。そして、彼のデニムをゆっくりと引きずりおろし、床の上に丁寧に置いた。

「全てお願いします」
彼の指示に、佐代子は小さくうなずいた。

「失礼します・・・・・・・」
突き立つものを見つめ、佐代子は大胆に彼のトランクスを掴んだ。興奮している様子の彼と視線を交わしながら、その下着を剝ぎとっていく。

全裸になった彼の足の間に、佐代子はひざまずき、うっとりとした視線で見上げた。乱れたワンピースは、まだ肢体にまとわりついている。

「私が今日の午後、佐代子さんにしてあげたのと同じことをしてください」
椅子に座った自分が美脚を広げ、そこに隠された秘密の花園を彼にたっぷりと吸われた記憶が、佐代子の全身を火照らせる。

夫にもしたことがない行為。知識としては持ち合わせていても、自分がそのような行為と関わり合うことを、人妻は想像さえしたことがなかった。

「そんなこと、主人にも・・・・・・・・」
「ご主人にされたことがないんですね」

恥ずかし気にうなずく佐代子の手が、そそり立つ彼の手によって導かれる。握りしめ、一度見つめてしまったものから、佐代子はもう、視線を逃がすことができない。

「そのまま見つめて、佐代子さん」
佐代子の体奥で、再び牝の本能がうごめく。羞恥や理性とは関係のない、動物的な欲情が、人妻を支配していく。

「その色っぽい唇でキスしてください」
握りしめたものをうっとりとした視線で見つめる佐代子。初めて直視するたくましい彼のものに、佐代子の唇が近づいていく。

先端にそっと口づけを与え、佐代子は更に強く根元を握りしめた。キスをする度に、彼の裸体が椅子の上で僅かに動く。

「いやらしくしゃぶって」
ひどく直接的な彼の言葉が、佐代子を激しく高ぶらせた。乱れた髪をかきあげ、佐代子はためらいながら、舌を差し出した。

先端から裏筋を舐めながら、唇を近づけていく。いやらしく丸めた濡れた唇で、やがて、佐夜子は棹の先をそっと咥えた。

彼の手が、佐代子の後頭部に置かれ、僅かに引き寄せられた。

「ううんっ・・・・・・・・・・」
手で彼の下半身を押すようにしながら、佐代子は苦し気に首を振った。構うことなく、彼は佐代子の顔を一定のペースで上下に動かしていく。

「うっ・・・・・、はうっ・・・・・、はんっ・・・・・」
それを咥えたまま、佐代子は喉奥から艶めいた息を吐いた。やがて、彼の手の力が緩み、完全に人妻の頭から離れた。

佐代子は自らの意思で、川原の棹を口で淫らに愛し始めた。


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