FC2ブログ

嘘のしずく(8)

2010 05 01
激しい雷の音が外から届く。赤道付近のこの国では、昼夜を問わず雷雨が突然襲ってくるのだ。部屋の中の私たちは、その雷鳴に何の反応を示すこともなかった。

「ここからは女性に好きなように動いてもらいます」
ソファに深々と座った大場が上に乗る人妻の背中をゆっくり撫でる。下着姿のなつみは、中川と私の視線から逃げるように、瞳を閉じている。

ふざけた様子は既に消え去っていた。かすかに唇を噛み、やがてゆっくりと腰をくねらせ始める。それは、大場のペニスの存在を確かめるかのような行為に見えた。

ブラをつけたままのなつみの乳房に、大場の手が遠慮なく伸びる。5本の指で柔らかな丘陵を揉みしだく度に、人妻の口が苦しげに開く。

「はんっ・・・・・」
「なつみちゃん、久しぶりで我慢できないんでしょう?」

大場の問いかけに、なつみは無言で首を振る。背後にいる彼の体に手を伸ばし、顎をあげたなつみが、腰を前後左右に揺する。

「ああっ、やばい、勃ってきたよ、俺・・・・」
中川にそう告げる大場の言葉には、しかし、確かな余裕が漂っている。既に限界にまで勃起していた私は、妙な劣等感に襲われてしまう。

重なり合う二人の秘所は、いったいどんな様子なのだろうか。硬さを増してきた大場のシンボルを、なつみは間違いなく感じているに違いないのだ。

人妻の乱れていく様子を楽しむかのように、中川は黙ったまま二人を見つめている。私もまた、床に座ったまま動くことさえできなかった。

次第になつみの動きが激しいものに変化していく。息を乱しつつ、大場にもたれかかるような格好で両脚を広げ、腰から下をいやらしく動かす。

妻、晃子は決して見せることのない淫らな行為だ。そのいやらしく物欲しげな動きに、私は、足繁く通い、何度も金で抱いた娼婦達の姿を思い出す。

だが、なつみは彼女達とは決定的に違っていた。彼女は日本人で、普通の駐在員妻なのだ。どこいてもおかしくない、平凡な主婦と言ってもいい。

そんな人妻が、今、抑え続けていた欲情を解放しようとするかのように、下着姿で腰を振っている。私は自らを襲う狂おしい興奮の理由を見つけたような気がした。

「そろそろこちらを向こうか、なつみちゃん」
完全に我を忘れてしまったかのような人妻を自分の方に向かせ、大場はその両肩を抱き寄せる。そして、当然のように唇を重ねた。

「ううんっ・・・・」
一瞬、戸惑った息を漏らしながらも、なつみは大場の背中に手を伸ばし、自らしがみつく。濃厚な口づけを交わす二人に、沈黙していた中川が口を開く。

「大場先生、いつまでやるんだい?」
「あっ、そうだな、そろそろサイコロをまた振るか」

そう言うと、大場はあっさりとキスをやめ、なつみを見つめた。照れたような笑みを浮かべるなつみの瞳に、落胆の感情が宿っているのを、私は見逃すことはなかった。

行為が更にエスカレートすることをこの人妻は望んでいたのだ。私は、年上でメタボ体型だとなつみが形容した、彼女の夫のことを思い浮かべた。

出張中のその夫は、留守の合間に妻がこんなことをしているとは、まさか想像もしていないのだろう。私が女を金で買っていることを、晃子が知らないように・・・・。

「じゃ、今度は俺が振りますよ」
夫婦間の嘘について考えている私をよそに、大場がサイコロを転がす。再び中川の目が出た。

「おおっ、俺かあ、また・・・・」
中川が嬉しそうにつぶやきながら、その場に立ち上がり、まだソファの上に座っていたなつみの元に近づく。

「大場、1分間だけなつみちゃんを借りるよ」
彼はそう言うと、強引になつみを立たせ、そのまま奥の部屋へと姿を消した。罰ゲームの主旨とは完全に外れた要求にもかかわらず、なつみは抵抗することもなかった。

二人が向かった先はどうやら寝室のようだった。中川は大場の家のことを熟知しているらしい。二人が消えたリビングで、大場が私に話しかけてくる。

「風間さん、こういうの、あんま好きじゃないですか?」
「あっ、結構楽しませてもらってますよ、これでも・・・・」

本音とは異なる言葉を口にした私は、気まずさを誤魔化すようにウイスキーを飲む。初対面の彼と二人きりの空間で、私は酔いを楽しむことができなかった。

「ご結婚されてるんですよね、風間さんは?」
「ええ・・・・」

「同じ会社でも中川のようなやつがいれば、風間さんのような方もいるんですね」
大場の言葉に、私は更に居心地の悪さを感じてしまう。

奥の寝室からは何も聞こえてこない。私と大場は何かを期待するように沈黙し、耳を澄ませる。数分が経過したころ、中川となつみが手を繋いで戻ってきた。

「中川、何やってきたんだよ?」
「大場さんほどいいことはしてないよ。なあ?」

中川にそう言われたなつみが、恥ずかしそうに笑う。その体が中川に一瞬でも抱かれたのかと想像すると、先ほど以上になつみの裸体がなまめかしく見えてしまう。

「じゃ、次は俺が振るよ」
中川が転がしたサイコロは、遂に私の願いを裏切ることになる。

「おっ、やっと風間の番だよ!」
服を脱いでもいない私は、どうすべきかわからぬまま、中川を見た。一瞬の間の後、私を救うように声をかけてくれたのは、他ならぬなつみだった。

「風間さん、じゃ、行きましょうか」
「えっ?」

「楽しんでこいよ、風間」
意味深に笑いながら中川がそう声をかける。私はなつみに手を引かれ、廊下の奥の寝室へと導かれた。薄暗い室内の中央にベッドがある。

なつみに促されるままに、ベッドの中に潜り込む。布団を頭からかぶらされ、完全な闇が二人を包み込む。下着姿のなつみが私の体にそっと触れる。

「私、初めから風間さんのことが気になってたんです・・・・」
予想もしなかった言葉をささやきながら、なつみの右手が私の手首を掴む。そして、自らのショーツの上にそれを運ぶ。

下着の上から触れた人妻のヴァギナが、既に濡れていることに私は気づく。



(↑クリック、励みになっています)


エルシーコスメ&ラブグッズ体験談
Comment
ヤバい(>_<)
今回さらに面白そうッ!

管理者のみに表示