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嘘のしずく(9)

2010 05 01
布団の中で私たち二人は、互いの鼓動が聞こえるほどに肢体を寄せ合った。

その人妻の素肌に触れ、ショーツの上から秘所を撫でるだけで、私はまるで以前から彼女のことを知っているかのような、親密な気分に包まれる。

密閉された空間にいるのは、間違いなく二人だけだった。夫、そして妻に内緒で秘めた戯れに溺れるという罪の意識を、私たちは共に感じあっていた。

「風間さん、もっと激しくしてっ・・・・」
すがるように抱きついてきたなつみが、私の耳元で甘い声を奏でる。理性のたがが外れたかのように、私は右手の指先をショーツの中心に突き立ててやる。

「はんっ・・・・」
大場に淫らな行為のモデルになることを強要されていたときとは明らかに異なる、濃厚な息がなつみの口から漏れる。

本気で感じている・・・・。私はそう確信しながら、なつみの体を強く抱き寄せた。そして貪るような口づけを交わし始める。

「はうんっ・・・・・」
ベッド上で横になったまま、布団の中でなつみが脚を広げ、私の体を挟み込もうとしてくる。私は、彼女の右太腿を強く抱えあげる。

想像以上に、彼女のあそこは濡れているようだった。舌を絡めあいながら、私はなつみのショーツに手を伸ばし、その中に指先を滑り込ませた。

「はうっ・・・・」
彼女はそれを制止しようとはしなかった。刺激を求めるように腰を私の下腹部に近づけ、乳房までも密着させてくる。

私は、金で女を買うときとは、全く異なる興奮に浸っていた。虚構に塗り固められたあんな女たちを何度も抱いてきた自分が、酷く低俗なものに思えてしまう。

同時に私は、自分が本気で妻を裏切ろうとしていることを感じていた。これは金を使ってプロの女と楽しむ遊びなんかじゃないのだ。

「風間さん、奥様いらっしゃるんですよね?」
妻のことを考えていた私の気持ちを見透かすように、なつみがそう問いかけてくる。しかし、そのはかなげな声に私を非難するトーンはまるで感じられなかった。

自分が結婚していることは、既にワインバーで彼女に告げてある。私はどう答えていいかわからず、その質問から逃げるように彼女の背中を強く引き寄せた。

「うらやましい、奥様・・・・・」
なつみがぽつりと漏らしたその言葉が私の興奮を加速させた。私はショーツをずり下ろし、中指を深々と人妻の淫唇に挿入した。

「ああっ、気持ちいいっ・・・・・」
この快感を長い間待ち望んでいたかのように、なつみが色っぽく喘ぐ。湿った美肉を感じながら、私は激しく右手を往復させていく。

「風間さん・・・・、駄目っ、早く戻らないと・・・・・・」
なつみの言葉に、私は既に1分以上の時間が経過している事実に気づく。

だが、人妻の態度は言葉とは裏腹なものだった。布団の中で私のベルトに手を伸ばし、それを素早く外すと、細く冷たい右手をするりと私の股間に伸ばしてくる。

「ああっ、凄く硬いっ・・・・・」
限界にまで興奮したペニスをなつみに握られながら、私は彼女の夫のことを再び思い出す。こんな風に勃起することは、もうその夫にはないのだろうか。

私たちは互いのあそこを指先で激しくいじめあった。なつみと同じように、私もまた、もう長い間、夫婦間でこんな行為をしていないのだ。濡れたヴァギナがシーツを汚すことを感じながら、私はしかし行為をやめようとはしなかった。

「ううっ・・・・、ああっ、駄目っ、風間さん・・・・・」
切なげな声を漏らしながら、なつみが私にしがみついてくる。ペニスが頂点にまで導かれる予感に包まれながら、私はなぜか中川のことを思い出す。

「なつみちゃん、中川にさっき何されたの?・・・・」
自分のその科白に、私は少し戸惑った。既に私は、この人妻を独占しようと、嫉妬にも似た感情を抱き始めているようなのだ。

「こんなことしてません・・・・・」
「じゃあ、何してたの?・・・・」
「キスされただけです・・・・・」

嫌がるなつみをベッドに押し倒し、中川が唇を強引に奪う光景が私の脳裏に浮かぶ。それは、抑えこんでいた欲情を一気に押し流してしまうほどに私を興奮させた。

「なつみちゃん、ねえ、俺早いんだ・・・・」
私の言葉に、なつみがくすっと笑う。二人の距離が更に縮まったことを私は感じた。

「かわいいんですね、風間さんって・・・・」
私の耳を舐めるように囁きながら、なつみは握り締めた肉棒を高速でしごき始めた。私の放出を、彼女は拒むどころか、待望しているようだった。

ここが中川の親友、大場の自宅のベッド上であることを、私は意図的に思い出そうとする。だが、そんな切迫感は、私の興奮を更に追いやるだけだった。

「ああっ、なつみちゃん、ほんとやばいって・・・・」
「出してっ・・・・・、風間さん、早くっ・・・・・・」

彼女の右手の中で、ぴくぴくとペニスが痙攣を始める。もう押し留めることなんてできない。なつみの柔らかな豊乳を愛撫しながら、私はそのまま頂点へと導かれた。

「なつみちゃん・・・・、ああっ、出すよ・・・・・」
「早くっ・・・・、いっぱい出してっ・・・・・」

美しく透き通った人妻の右手の記憶を抱きながら、私はそこを白く汚す自分に激しい興奮を見出した。添えられたなつみの両手に、私は大量のスペルマを発射した。

「風間さん・・・・・、凄い量ですね・・・・・・」
「だって、いっぱい出して、ってなつみちゃんが言ったから・・・・」

私たちは互いにふざけあいながら、布団の中から抜け出した。余韻に浸る時間はなかった。汚れたシーツをティッシュで拭き、慌てた様子でリビングに戻る。

「風間、随分遅かったじゃないか?」
ウイスキーを飲みながら、中川が冷やかすように私たちを迎えた。

私は適当な言葉でごまかしながら、再びクッションの上に腰を下ろした。そばにいる大場の表情が、かすかにこわばっていることに、私は気づく。

「中川、風間さんときたら、次は俺の番かな」
当然のような口ぶりで大場が立ち上がり、戻ってきたばかりのなつみの手を握る。戸惑った表情の人妻に構うことなく、力ずくで寝室へと引っ張っていく。

一瞬、なつみが振り返り、私の表情を見つめる。しかし、私にできることは何もなかった。二人が消えたリビングで、私は中川と二人で静かにグラスを傾けた。

5分・・・・、10分・・・・。大場となつみはいっこうに戻ってくる気配はなかった。雷雨もいつしか止み、静まり返る室内に、やがてそのかすかな声が聞こえてくる。

「あっ・・・・・、あっ・・・・・、あんっ・・・・・」
一定の間隔で聞こえてくるなつみの短いその声が何を意味するのか、勿論私たちには理解できた。

「風間、そろそろ帰ろうか?」
そう言って立ち上がった中川に、私は静かに頷いた。




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