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嘘のしずく(26)

2010 05 14
閉ざされたエレベーターの扉の前で、私はなす術もなく立ち尽くした。

個室内に乗り込む直前の妻の横顔が、はっきりと脳裏に蘇る。ためらいと迷いだけでなく、何かを期待するかのような表情。それは私が知らないものだった。

西脇の自宅に向かったのだろうか・・・・

駐車場から歩いて彼の自宅がある棟に向かった、というのが、最もあり得そうなシナリオだった。しかし、そうと断言できない要素もある。

このエレベーターは私の自宅がある棟のものだ。西脇の自宅に向かうつもりなら、わざわざここに来ることなく、最初から彼の棟のエレベーターを使えばいい。

だが、それ以上憶測を展開する余裕は、私にはなかった。妻は、明らかにあの男二人に連れ去られたのだ。そこに彼女の意志はないはずだ。

私はそう信じながら、妻を早く助け出すことだけを考えた。とにかく、この場にいつまでも留まるわけにはいかない。

同じエレベーターをすぐに使う勇気はなかった。私は、裏手にある鉄製のドアを開けると、寒々とした非常階段を注意深く下り始めた。

地下にたどりついた私は、ドアの陰に隠れつつ、駐車場のほうに視線を投げた。三人が付近にいる様子はない。

やはり西脇の自宅に向かったのだ・・・・。その確信が、私からためらいを奪い去った。見つかることを恐れることなく、私は外に出て、駐車場内を歩き出す。

人の気配はなかった。だが、土曜の昼でもあり、置かれている車の台数はあの夜と比較すればやはり少ない。そう、なつみをここで抱いたあの夜のことだ。

無意識のうちに、私は彼女を抱いた現場に向かっていた。あのときなつみを押し付けた黒い4WD車があるかどうか、何となく確かめたくなったのだ。

静寂に包まれた地下駐車場の角を何度か曲がり、私はその地点に接近していた。黒く光るボディが視界に捉えられる。私はその場で急に立ち止まった。

・・・・・!

同じ場所に、あの大型の車は置いてあった。なつみをその陰に追い込んだときと、全く同じ位置だ。唯一の違いは、車内後部座席に誰かがいることだった。

車の斜め前方の柱の陰に隠れ、私は車内の様子を見つめた。西脇と大場、そして妻の3人が並んで座っていることが、すぐにわかった。

二人の男に挟まれるように妻は座っている。羽織っていたバスタオルは見当たらない。プールからあがったばかりのように、晃子はビキニ姿だった。

両端の男は共にTシャツを着ている。私がいる場所からは、彼らの上半身だけしか確認できない。それでも、男達が何をしているのかは、よく見えた。

妻の腕をそっと撫でている。いや、腕だけではない。二人の手は妻の肩から下降し、フロントシートで私の死角となったエリアで、彼女の脚にまで達しているようだ。

水着姿の妻は戸惑っている様子だった。両隣の男達の顔を交互に見つめながら、腕を伸ばし、二人の行為を停止させようとしている。

しかし、野卑な笑いを浮かべた男達がそれを止めることはなかった。少しずつ体を接近させ、逃げられなくするかのように、妻の肢体を挟み込んでいく。

妻を助け出すはずの自らの役割を、私はいつしか忘れ去っていた。それほどに、視界の中の光景は刺激的であると同時に、理解できないものでもあった。

妻はなぜここまで彼らについてきたのか。・・・。この4WD車は西脇のものなのか。ならば、あのときなつみは、自分の家の車のそばで私に抱かれたというのか・・・・。

様々な疑問が湧き上がるが、納得できる答えが見つからない。そんな私を更に追い込んでいくように、車内の二人の動きが変化していく。

何度も妻の耳元に囁きかけながら、大場が妻の腕を掴んだ。かすかに首を振る妻に構うことなく、彼はそれを自らの下半身に運ぶ。

泳いでいるとき、大場はトランクスタイプの水着をはいていた。果たして今もそうなのか、私は自らの妄想を抑え込むことができない。

困惑した表情で晃子は大場を見つめつつも、拘束された腕を引き抜くことはなかった。妻の反応を試すように、大場もまた、じっと彼女を見つめ返す。

妻の腕が微妙な動きを披露し始める。西脇は妻の肌を撫でることを止めたようだ。大場と晃子の様子を楽しそうに眺めながら、彼は妙な行動に出た。

前の座席に腕を伸ばし、何か布状のものを手にする。それを広げ、妻と大場に差し出す。西脇が握っているのは妻のTシャツであることに、私は気づいた。

確かそれは、ぐっしょりと濡れていたはずだ。だが、西脇は構うことなく、そのTシャツを強引に晃子の顔にかぶせ、水着の上から無理に着せた。

白く薄地のTシャツが濡れているせいか、妻の黒系のビキニが内側からはっきり透けて見える。その猥褻な眺めを見て、私は西脇の意図がわかったような気がした。

濡れたシャツの生地を、大場が妻の肌に押し付けるように密着させる。妻は体をくねらせながら、それを嫌がっている。

しかし、両端から男に密着された彼女が、逃げられるわけもなかった。大場の手は、Tシャツの上から透けて見える晃子のブラの上に伸びていく。

首を振る妻を見つめながら、大場はその控えめな膨らむをゆっくり揉み始めた。抵抗を続けるように、妻は大場の手首を掴みながらも、やがて瞳を閉じた。

自らの術中に陥れていくように、大場の手の動きが少しずつ活発なものになっていく。数え切れないほどの女性をものにしてきたという、その男の行為に、晃子がどんな気分になっているのか、私は不安を抱かずにはいられなかった。

瞳を閉じたまま、晃子は片手で大場の腕を掴み、もう片手を彼の股間の辺りで動かし続けている。妻の上半身が、少しずつシートの下にずり落ちていく。

大場の行為をただ見守っていた西脇が、突然妻のTシャツの下にその手を侵入させた。激しく抵抗する妻をなだめるように、西脇は慌てて言葉を口にした。

彼の行為は素早いものだった。Tシャツの下の妻のビキニを、剥ぎ取ったのだ。引き抜いた彼の手には、妻の乳房を隠していた水着が握り締められていた。

再び、大場が妻の胸を愛撫していく。先ほどとは状況が変わったせいか、妻の表情の揺れがよりはっきりしたものになっていく。

Tシャツの下に、妻の乳首が透けて見えるようになる。水に濡れた白い生地の下の妻の裸体は、覗き行為を続けている私のペニスを限界にまで硬くさせた。



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