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波涛の彼方(5)

2010 07 01
結婚して2年という月日が既に経っている。隆夫が朋子の体を求める頻度は、最近では月に一度あるかどうかだった。だが、それは新婚当時から同じだった。

性欲だけを露にしてきた男たちを朋子が激しく嫌悪した過去を知っているかのように、隆夫は朋子をあまり抱こうとはしなかった。

隆夫が研究に没頭していたせいもある。帰宅時間も不規則で、大学に泊り込んだり、地方に出張に行ったりするケースも多かった。

この2年間、朋子は、1人で過ごす夜のほうが多かったのかもしれない。だが、彼女はそんな生活に不満を抱くこともなかった。

空白を埋めるように、隆夫は時折、妻の体を激しく欲した。朋子は、過去に3人の男を知っていた。夫の愛し方は、その誰とも違っていた。

女の体を知り尽くしたかのような愛撫と、相反するような激しい動きが伴う夫のセックスは、朋子に深く、濃厚な愛を教えてくれるものだった。

10歳以上年上の隆夫に、朋子は好きにされてしまう自分を感じていた。与えられる快感が十分なものだけに、彼女は少ない頻度にも我慢できたのかもしれない。

だが、島に到着したばかりの今夜、まさか夫が自分を求めてくるとは思わなかった。最初、朋子はすぐに寝入った夫が体勢を変えただけなのか、と考えたほどだ。

だが、そうではなかった。隆夫の腕は明らかな意志を伴って布団の中に伸びてくる。妻の肉体の曲線を確かめるように、それは朋子の胸の付近を動き始めた。

変わることなく、激しい雨が屋根を打ち鳴らしている。風も強まったのか、周辺の茂みの木々がひしめくような音が聞こえてくる。

自分が別世界に来てしまったことを朋子は感じていた。非日常の世界に迷い込んだようなその感覚は、妙なことに彼女の鼓動を早くさせた。

パジャマ代わりに着た長袖シャツのボタンが、ゆっくりと外されていく。隆夫の右手が朋子の脇腹の辺りに触れる。

「あなた・・・・・」
朋子はかすかな声をあげた。田舎家を思わせるような古いタイプの照明が天井から釣り下がっている。オレンジ色の豆電球が、室内にわずかな光を与えている。

隆夫は無言だった。だが、夫が珍しく欲情していることが、朋子にはよくわかった。その愛撫は、いつも以上に荒々しいような気がした。

布団の中で完全にシャツをはだけられる。最初からそれを狙っていたかのように、夫の手のひらが朋子の乳房をブラの上から包み込む。

細身の肢体には意外なほどの朋子の豊満な乳房を、隆夫は愛おしそうに愛撫し始める。布団の中の夫の手首を掴んだまま、朋子は小さな息を漏らす。

「はんっ・・・・・・・」
妻が抵抗を示さないことを、隆夫はその喘ぎから察したようだった。布団を力強くめくりあげ、朋子の体を強く抱き寄せる。

暗闇の中、夫が上から見つめてくるのがわかる。しばらくの沈黙の後、隆夫は朋子の唇を激しく吸い始めた。

「ううんっ・・・・・・」
過去に見せたことのないような激しいキスに、朋子は戸惑った。だが、無精ひげが伸びた顎を感じるだけで、彼女の興奮は坂を転げ始めた。

朋子は自分から舌を絡め、夫の口付けに応えた。妻の欲情を感じ取った隆夫は、朋子の片腕を押さえつけながら、首筋に舌を這わせていく。

「あんっ・・・・・・・・」
瞬く間にブラが剥ぎ取られる。乳房を吸いながら、隆夫の右手が朋子のスエットパンツの中に滑り込む。妻の隙を突くように、隆夫の指先がヘアに到達する。

「いやですっ・・・・・・・」
本音とは異なる言葉を、敢えて口にしてしまう。より激しい興奮を欲するために自分がそうしていることに、朋子は気づいていない。

ショーツの上から、隆夫の指先が朋子の秘所にそっと触れた。ただそれだけの刺激で、朋子の肢体が布団の上で小さく跳ねた。

「はんっ・・・・・・・・・」
自分でも戸惑うほどにそこが濡れていることに、朋子は気づかされた。初めて過ごすこの古い家での行為が、彼女自身をそんな風に反応させていた。

結婚後、自宅の寝室以外で夫に抱かれたことはなかった。別の空間、別の布団の上でされる行為が、これほどに刺激的なことを、朋子は初めて知らされた。

隆夫は終始、無言だった。暗がりの中、その表情はよく見ることができない。聞こえるのは彼の激しくなる息遣い、そして風雨の音だけだ。

朋子は、自分が屋外で、誰か別の男に犯されているような錯覚に包まれた。そんな淫らな妄想をセックスの最中に抱くことは、初めてのことだった。

スエットパンツと一緒にショーツが引き摺り下ろされる。朋子は、本能に指示されるがままに、夫のその要求に故意に抵抗を試みた。

「やめてくださいっ・・・・・・」
嫌がる妻の両脚を、隆夫が押さえつけ、下着と一緒に強引に服を剥ぎ取る。力ずくで裸にされてしまう自分に、朋子は異様な興奮を覚えた。

冷たい布団の上に、朋子の裸体が組み伏せられる。見事なプロポーションの妻の肉体を隆夫は何度も撫で、巧みに揉みしだいた。

「あっ・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・」
時折顎をあげる風に敏感に体を反応させながら、朋子は漏れ出す声を抑えようとはしなかった。豪雨とも形容できそうな雨音が、彼女の声を掻き消した。

全裸となった隆夫が、朋子の細い脚を押し広げる。たっぷりと濡れた妻の美肉に、彼はまだ、直接触れてはいない。

朋子はずっと焦らされているような気分だった。過去に経験したことがないほどに、彼女は夫のそれを欲しがっていた。

あなた・・・・・・、早くしてくださいっ・・・・・・・

心の中で、朋子は欲深く、何度もそうねだった。そんな妻の願いを満たすかのように、隆夫の体が少しずつこちらに寄せられてくる。

「あんっ・・・・・・・・」
太いペニスの先端があそこに少し触れただけで、朋子は官能的な声を漏らした。濡れ具合を確かめるように腰を軽く回した後、隆夫が一気にそれを貫いてくる。

「ああんっ!・・・・・・・・・」
待ち焦がれたかのような嬌声をあげ、朋子は夫の背中に爪を立てた。



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