FC2ブログ

波涛の彼方(24)

2010 07 05
リアルで濃厚な夢が朋子を包み込んだ。眠る直前にその人妻が抱えていた淫らな願望を、あたかも実現してくれるような光景だった。

夢の中でも激しい雨と風は続いていた。停電したのだろうか、室内は暗闇に包まれている。朋子は、この平屋建ての自宅の居間にいた。

ふすまを僅かに開き、寝室の中を覗き見している自分がいる。視線の先には、朋子の存在に気づかない、別の男女の姿があった。

「あんっ・・・・・・・、ああんっ・・・・・・・・・」
布団の上、M字に脚を広げられた女が、正常位で男に激しく犯されている。ショーツを足首に絡めた彼女は、ミニスカートを履き、質素なシャツを着たままだ。

男は全裸だった。女の唇をこじ開けるような荒々しいキスを求めながら、彼は猛々しく腰を突き出し、背中に汗を流している。

「どうだ、奥さん・・・・・、いつかこうされたかったんだろう?・・・・・」
「いやっ・・・・・・・、駄目っ、主人が・・・・・・・」

戸惑うようにそう漏らしながらも、女は細い腕を男の背中にからめ、指先をそこで遊ばせている。男の行為を受け入れるかのように、女が舌を絡ませていく。

井山さん・・・・・・・・

朋子は、その女が、電話で話しただけでまだ会ったことのない人妻、井山であると感じた。想像以上に、彼女は美しく、官能的な体の持ち主だった。

「奥さん、鍵が開いてたじゃないか」
「違いますっ・・・・・・、ああんっ、いやっ・・・・・・・」
「知ってるだろう、この島のルールは。侵入者を歓迎したのは奥さんだぜ」

井山を襲っている男の声は、紛れもなく村岡のものだった。朋子は、前任者の妻が、こんな風に村岡と関係を持っていたなんて、想像もしていなかった。

「どれ、奥さんの裸を見せてもらおうか」
村岡の手が井山のシャツに伸びる。ペニスをぐいぐいと濡れた貝肉に貫きながら、男は人妻のシャツのボタンをびりびりっと乱暴に引き裂く。

「いやっ!・・・・・・・」
「何度もこのおっぱいを想像していたんだぜ、奥さん・・・・・・」

ブラをずり下ろし、村岡は人妻の乳房の先端にしゃぶりつく。身を悶えながらも、井山の表情にかすかな恍惚の光が差し始めたことに朋子は気づく。

「奥さん、乳首が硬くなってきたじゃないか・・・・」
「ううんっ・・・・・・・・、ああんっ、駄目っ・・・・・・・」

もはや、抵抗の意志はそこにはなかった。快楽に溺れることを選択したかのように、人妻はぐったりと布団上に横たわり、男にされるがまま、肢体を提供する。

「そうだ、奥さん・・・・、最初からそうやって素直になればいいんだよ・・・・」
「あんっ・・・・・・・・、ああっ、そこはいやっ・・・・・・・」

乳房をしゃぶる男の頭を強く引き寄せ、井山は耐え切れない風に唇を噛む。男に腰を突き出される度、彼女は背中を浮かせるほどに、肢体を反らす。

井山さん、あんな男にされてるのに感じてるみたい・・・・・・・

朋子はもう立っていることができなかった。畳の上にぺたんとしゃがみこみ、高鳴る鼓動を抑えこもうとするかのように、胸の上に手を置く。

その手のひらが、そこにある膨らみを勝手に慰撫し始める。村岡が井山に与える激しいファックを見つめながら、朋子は乳房をためらいがちな手つきで揉んだ。

あんっ・・・・・・・・、ああっ、気持ちいいっ・・・・・・・

目の前の人妻の快感が乗り移ってくるかのようだ。朋子は服の上から胸をいじめながら、かつて感じたことのないほどのいやらしい気分に浸り始めた。

交わり続ける二人の男女の姿が視界から消え去っていく。いつしか朋子は、寝室の布団の上で一人横になり、包み込んだ手のひらで乳房を愛撫していた。

少しずつ意識が覚醒していく。パジャマの下の素肌が酷く汗ばんでいる。朋子は、自分が眠りに陥り、妙になまめかしい夢を見ていたことにようやく気づく。

夢なの?・・・・・・・・

瞳をそっと開く。寝室は夢の中と同じように暗闇に包まれている。激しい風雨は依然続いていた。しばらくの間、朋子はそのままの格好で横たわり続けた。

あの人妻と村岡が動物のように交わりあう姿が、現実の光景のように記憶に刻まれている。朋子は呼吸を整え、冷静さを取り戻そうとした。

そのときだった。ある違和感が存在していることに、朋子は気づいた。それの意味を知った瞬間、彼女は声を失った。

パジャマ越しに乳房の上に置かれている手が、自分のものではないのだ・・・・。

恐怖と激しい動揺に襲われた人妻の胸の上で、その手は再び動きを再開させた。夢の中で胸を愛撫していたのは朋子ではなく、その手だった。

叫ぶこともできない。朋子は、先刻以上に、胸が高鳴っている自分に気づいた。その手は、極めて繊細なタッチで、人妻の豊かな膨らみを責めてくる。

何者かがこの家に侵入したのだ。だが、全て施錠は確認したはずだ。どうして・・・・。瞳を閉じたまま、朋子は侵入者の気配がそこにあるのを確かに感じた。

掛け布団が少しずつ取り払われていく。侵入者は、横たわる朋子のすぐ横に座っているようだった。やがてその手が、パジャマのズボンに伸びていく。

初夏の装いらしい薄い生地のパジャマパンツが、ゆっくりと引き摺り下ろされていく。露にされていくショーツ。それでも朋子は、声をあげることができなかった。

あまりの恐怖に、肢体中がしびれたような感覚に包まれている。がたがたという震えを感じると同時に、肢体は汗ばむほどに熱を帯びていた。

侵入者の乱れる息遣いが、かすかに朋子の耳に届く。完全にパジャマを脱がされた朋子の下半身にその手が触れ、少しずつ脚の内側を撫で始める。

指先が何度かショーツの端に触れる。内腿から膝裏、ふくらはぎ、甲、そして足の指先。侵入者の爪は朋子の美脚をくすぐるようにゆっくりと動いていく。

いやっ・・・・・・・

ただそれだけの行為が、朋子にぞくぞくするような感覚を与えた。彼女はやがて気づかされる。自分が声を出せず、激しく抵抗できない本当の理由に。

恐怖のせいではなかった。夢の中からずっと与えられてきた濃厚な快感のせいで、朋子は自分自身を制御できないほどに追い込まれているのだった。

「ふふっ、朋子さん、気持ちよくてたまんないんでしょう・・・・・」
侵入者である菊地あずさは、人妻のそんな敏感さに、既に気づいている。



(↑クリック、凄く嬉しいです)

http://ameblo.jp/norinori2009/
↑アメブロで新作連載開始しています。こちらも読んでいただけると嬉しいです。


エルシーコスメ&ラブグッズ体験談

Comment

管理者のみに表示