FC2ブログ

波涛の彼方(42)

2010 07 29
もっと肌を露出するんだ。村岡の言葉がそれを意味していることに、朋子が気付かぬはずもなかった。

男の満足を願いつつ、朋子は更に浴衣をはだけ、胸元を露にした。控えめな主婦らしいベージュのブラに包まれた胸の膨らみが、はっきりと確認できる。

顔を上げた宮本が自分を見つめている。それを意識すると、朋子は何故か奔放に振舞いたくなる自分を感じた。裾を強く引き、膝のあたりまで男たちに見せてやる。

「そんないやらしい格好を高校生に見せたのかい、奥さん?」
「・・・・・・・」
「これじゃあ坊やもオナニーしたくなるよなあ」

隣に座る宮本を見つめながら、村岡はそう笑った。その表情には、しかし、満ち足りた様子は少しも存在していない。

「奥さん、今日は大人がオナニーするんだ。もっとサービスしてくれよ」
立ち上がった村岡が、朋子のすぐ隣の位置に座る。男を避けるように、朋子は少し後方に逃げた。しかし、そこには壁に囲まれた空間が待っているだけだった。

「自分で胸を揉んだらしいじゃないか、奥さん・・・・」
「・・・・・・」
「今夜もそれを見せてくれよ」

宮本の前で、乳房を両手で隠すようなポーズをとったことを、朋子は思い出す。あのとき自分は、淫らな気分に負けるように、両手を確かに動かしていた・・・・。

「村岡さん、じゃあ、それで満足していただけますね・・・・」
「ああ、してやるさ」

宮本は、あの夜の行為を全て村岡に告げていないのかもしれない。男の言葉を素直に信じ、朋子はこの淫らな振る舞いの終着点を見つけたような気がした。

「わかりました・・・・・・」
更に後方にヒップをずらし、朋子は壁にもたれかかるような体勢になった。それは、自宅の居間の柱にもたれたあの夜と同じ姿勢だった。

乱れた浴衣の上に両手を伸ばし、朋子はその下の乳房を柔らかに包み込んだ。そして瞳を閉じて、ゆっくりとした愛撫を始めた。

息が詰まるような沈黙が部屋を支配する。二人の男が自分を見つめていることを感じながら、朋子は彼らの許しを請うように両手をいやらしく動かした。

「奥さん、もっと激しく揉むんだよ」
村岡の言葉に従うように、朋子は僅かに両手に注ぐ力を強めた。羞恥心と屈辱で唇を噛みながら、人妻は早くそれが終わることを願った。

しかし、疲労に包まれた深夜の肢体は、理性とは別の気分を求めていた。朋子は、まぶたを閉じた闇の中で、数時間前の陵辱を思い出していた。

草むらの中、般若の面をかぶった男は、荒々しく上から腰を突き下ろしてきた。その行為を煽るように、男の腰に自分が両手を回していたことに、朋子は気付く。

「先生、気持ちいいの?」
宮本の声が、突然朋子の耳に届いた。妙な気分を漂い始めていた人妻を、かつての教え子のその声は、確かに刺激する。

「宮本君、そんなことあるわけないでしょう・・・・・・」
あの夜と同じように、朋子は小さな嘘をついた。

その若者は、今、どんな格好をしているのだろうか。再び彼がベルトを緩め、股間で手を忙しく動かしていることを想像し、朋子は目を開けることができない。

「ねえ、村岡さん、もういいでしょう?・・・・・」
瞳を閉じたまま、朋子は目の前の男にそう訴えた。言葉の代わりに、男は自らの態度で人妻に答えを示そうとする。

朋子の細い腰に手を回し、すばやく引き寄せる。過去にいじめられたときに何度かそうされたように、朋子は村岡の腕の中で瞬く間に拘束される。

「やめてくださいっ・・・・・・」
「奥さん、俺は見てるだけじゃオナニーできないんだよ」

村岡の手が朋子の浴衣のあわせを強引に広げる。肩の付近まで素肌を露にされた朋子は、下着に隠された胸の膨らみを完全に曝け出すような格好になる。

「おとなしいブラしてるねえ、奥さん・・・・・」
乳房を覆った指先を、男はいじめるように動かす。村岡の胸のあたりを手で押しのけながら、朋子はそこから懸命に逃げようとする。

「今夜は逃がさないって言っただろう、奥さん・・・・・・」
村岡の手がブラの肩紐に潜り込む。指先でそれをずらしながら、少しずつ下方に移動させていく。ぷるんとした朋子の豊乳の先端が遂に露にされる。

「坊や、夢にまで見た先生のおっぱいだぞ」
笑みを浮かべながら、村岡は宮本にそう告げる。その若者に女の扱い方を教えてやるように、彼は手のひらで人妻の乳首を転がすように撫でる。

「いやっ・・・・・・、約束が違いますっ・・・・・・・・」
村岡をにらみながら、朋子は強い調子で訴えた。この男の汚れた手にだけは触られたくない。朋子は強くそう思っていた。

「そんな大きな声を出しちゃ駄目だぜ、奥さん」
「・・・・・・・」
「もしも叫ぶような真似したら、この高校生にあんたが何をしたのか、座敷にいる全員に教えてやるからな」

本性を遂に現したかのように、村岡は朋子の耳元でそう凄んだ。そして座布団を狭い空間に敷き詰めると、その上に朋子を仰向けに押さえ込んだ。

ブラを完全に剥ぎ取り、人妻の両肩を押さえつける。浴衣の帯に手を伸ばし、戸惑う人妻を見つめながら、ゆるゆるとそれを解き始める。

「やめてっ・・・・・・・・」
村岡の脅迫に屈するかのように、朋子は小声でそう抵抗を示した。ふすまの向こうから誰かがやってくることを、朋子は強く願った。

「奥さん、今夜は旦那も来やしないさ・・・・」
Tシャツを脱ぎ、村岡が完全に朋子にまたがる。無言のまま、朋子は両腕をばたばたと動かし、男の下から逃げようとする。

「おとなしくしてなって、奥さん・・・・・・」
村岡は抵抗を続ける朋子にそうつぶやきながら、宮本に視線を投げた。

「ほら、坊やも手伝うんだよ」
戸惑った様子の宮本が立ち上がり、やがて朋子の顔の付近にやってくる。村岡に指示されるまま、若者は人妻の両腕をつかみ、揃えた格好で畳みの上に拘束する。

「宮本君、ねえ、あなた何をしてるかわかってるの?」
「先生・・・・、ごめんなさい・・・・・・」

村岡にあの夜のことを知られているせいか、或いは違う理由からか、宮本は素直に従う選択肢しかないようだった。朋子は完全に自由を奪われた。

羽織るように浴衣を身につけたまま、朋子はその見事な裸体を上から村岡に見つめられた。再び腕を動かそうとするが、宮本の力は予想外に強い。

「奥さん約束だ、少しでも声を出したらあのことを全員にばらすからな」
閉ざされたふすまをちらりと見た後、村岡は朋子にそう通告した。そして彼は、人妻の顎を固定し、その唇を乱暴に吸い始めた。



(↑クリック、凄く嬉しいです)

http://ameblo.jp/norinori2009/
↑アメブロで新作連載開始しています。こちらも読んでいただけると嬉しいです。



Comment

管理者のみに表示