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続・波頭の彼方(7)

2010 08 31
男のキスは、若者のそれとは思えないほどに、巧みな責めだった。隙を見せてしまいそうな自らを感じながら、朋子は唇を閉じ続けた。

両脇で腕を拘束する二人の男が、乳房を愛撫し続けてくる。上に乗る男と異なり、彼らの手つきは、どこか幼さを感じさせるものだった。

だからといって、朋子に余裕があるわけでもなかった。強引に畳みの上に拘束され、女に慣れぬ手つきで胸を揉みしだかれていると、かえって妙な気分になってくる。

「おばさん、一緒に気持ちよくなりましょうよ」
傍らにいる1人の男が、子供らしさを残した幼い声でそうささやいてくる。

「あなたたちにこんな風にされたって、気持ちよくなんかならないから・・・・」
月明かりの中、若者のうぶな表情を見つめながら、朋子はそう言い放つ。開かれた唇の隙間から、上に乗るリーダー格の男の舌先が巧みに侵入してくる。

「はんっ・・・・・・・・・」
首を振って振り払おうとするが、傍らの男たちがそれを許さない。顔を固定された状態で、朋子は男の舌と自らのそれを僅かに絡めてしまう。

背徳感が一気に朋子の胸の中に広がっていく。彼女はまだ結婚指輪を外してはいない。未亡人となって2年経過した今でも、朋子は隆夫に貞節を誓っている。

そんな彼女の意志を溶かすかのように、若者達の責めは加速していく。口を吸われると同時に、別の男に乳首も噛まれる。何本もの腕が裸の上を這い回り、彼らの興奮した熱を伝えてくる。

息が乱れ、呼吸が早まっていく。昼間のビーチにいるかのように、汗ばむほどの熱気を感じてくる。畳を何度も爪で掻き、朋子は平静を保とうとした。

「おばさん、ずっと寂しかったんだろう?」
リーダー格の男が、口づけをしながらそっとささやいてくる。

「この2年間、ずっとご無沙汰だったんじゃないんですか?」
「・・・・・・・・」
「もったいないなあ、こんないい体してるのに」

まだ高校生であるはずの男のそんな言葉に、朋子は怒りと戸惑いで言い返すことができなかった。しかし、彼の指摘が鋭いのも事実だった。

「僕達、頑張りますよ、おばさんを気持ちよくさせるためなら」
男の手が朋子のデニムのボタンに伸びていく。3人の若者に力ずくで体を奪われてしまう。朋子は、再び両脚に力を込め、激しく抵抗した。

「この島から出て行くのなら、やめてあげますよ」
「そんなつもりはないって言ったでしょう・・・・・・・」
「じゃあ、話は決まりだ」

素早くボタンを外され、ジッパーが下ろされる。指先が朋子のヘアに触れ、そしてショーツの下に滑り込む。腰を動かして、朋子は抵抗を続ける。

「いやっ・・・・・・・、やめてってば!・・・・・・・・・・・」
かつて、この場所とは違う砂浜に1人でいたとき、村岡に窮地に追い込まれたときのことを、朋子は思い出した。

あのときは、あずさが助けてくれたのだ。朋子はなぜか、この深夜の海岸にあの日と同じように、誰か他の人間がいるような気がした。

「助けて!・・・・・・・、誰か!・・・・・・・・・・・」
3人の若者達が、朋子の抵抗をかすかな笑みを浮かべて見つめている。追い込まれた女の表情は、男たちを明らかに興奮させていた。

しかし、シナリオが狂わされたのは男たちのほうだった。朋子の叫びに呼応するように、海の家の階段を、誰かが駆け足で昇ってくる音がした。

「誰だ!」
男たちは朋子を拘束する腕の力を緩め、音がする方向を見つめた。砂浜の光をバックに、そこに1人の影が浮かび上がった。

「あんたたち、そんな卑怯な真似、いい加減にやめたらどうなの?」
その声の持ち主が誰であるのか、朋子にはすぐにわかった。あまりの驚きに、朋子は彼女の到来をすぐに信じることができなかった。

「誰なんだ、あんたは?」
「そこにいる女性の妹よ」
「妹?・・・・・」

意外な言葉に、若者達はどう答えていいかわからない様子だった。呆然とした表情のまま、彼らは入口付近に立つ長身の女性のシルエットを見つめた。

「姉さん、大丈夫?」
「大丈夫よ、私は・・・・・。ねえ、千佳子、早く警察に連絡して・・・・・」

男たちに組み伏せられたまま、朋子は妹にそう告げた。しかし、千佳子は姉の指示に従おうとはしなかった。

「姉さん、この島じゃ、警察も私達の味方じゃないと思うわ」
はき捨てるようにそう言いながら、千佳子がゆっくりと近づいてくる。

「動くな! 姉貴のことがどうなってもいいのか!?」
「そんなに興奮しないでよ。あんたたち、まだ子供なんでしょう?」

余裕を漂わせながらそう話す千佳子に、朋子は妹の別の一面を見たような気がした。やはり、彼女は強い女なんだ。朋子はそれを再認識した。

「あんたたち、私たちにこの島から出て行って欲しいんでしょう?」
「あ、ああ、そうだよ・・・・・・・」

「出て行くまでこんな嫌がらせを続けるつもりね。でもね、悪いけど、始終セックスのことばかり考えてるお子様たちの言うことに、私たち従うつもりはないのよね」

挑発的な千佳子の言葉に、朋子の両脇にいる二人の男が怒りで立ち上がろうとする。リーダー格の男がそれを制し、千佳子に答えた。

「おばさん、失礼なこと言わないでよ。俺たち、もう大人だぜ」
「ふんっ、どうだか」

千佳子がこの場をどう切り抜けるつもりなのか、朋子には見当もつかなかった。相手が3名であることを思えば、強引に逃げるのは難しそうだった。

「俺たちが子供じゃないってことを、このおばさん相手に証明してやるぜ」
朋子の体を解放しようとしない男たちの姿に、千佳子はしばらく沈黙してしまう。しかし、やがておかしそうに笑い始めた。

「な、何がおかしいんだよ・・・・・・・」
「だって子供が必死に大人の振りしてるんだもの。笑っちゃうわよ」
「じゃあ、見てろよ、そこで・・・・・」

千佳子との会話を打ち切るように視線を戻すと、男は再び朋子の乳房を掴んだ。そして、柔らかなその丘陵を激しい調子で愛撫しようとする。

「待って! じゃあ、こうしましょう!・・・・・・」
若者達が本気であることを知った千佳子は、激しいトーンでそう叫んだ。彼らは思わず手の動きを止め、千佳子を見た。

「そこにいる姉じゃなくて、私で試してごらんなさいよ」
「えっ?」

「あなたたちが大人かどうか、私の体で試してみればいいって言ってるのよ。その代わり、それが証明できなかったら、私達の前からは永久に姿を消してもらうから」

千佳子の意外な提案に、妖しい沈黙がそこに漂った。リーダー格の男が、千佳子の細い肢体を、値踏みするようにじっと見つめた。

「それでいいかしら? それとも、やっぱり自信がない?」
「い、いいよ・・・・、その提案、のったぜ」

男のその言葉と同時に、拘束されていた朋子はあっけなく解放された。その代わりに、彼らは千佳子の肢体に獣のような勢いで向かった。



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Comment
強気な千佳子さんがどうなるか気になります。
自分としては早く村岡に犯されて屈服する千佳子さんが見たいです。

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