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続・波涛の彼方(29)

2010 10 06
椎名は嘘を言ってはいなかった。彼は確かに理解していた。朋子が彼に何を聞きたがっているのかを。

自分に対する一連のいやがらせを椎名が仕組んだというのなら、村岡と彼の関係はいったい何なのか。朋子はそれを考えていた。

何度も猥褻な接近を繰り返し、遂には、あの夏祭りの夜、打ち上げ会場の片隅でその欲望を果たした村岡。朋子にとっては、彼こそが悪の側にいる人間だった。

「奥さん、彼のことが聞きたかったんでしょう?」
背後に立つ村岡にちらりと視線を投げ、椎名が朋子に言った。

「いったい・・・・・・、どういうことなの?・・・・・・・・」
突然の村岡の登場に、朋子は動揺を隠すことができなかった。そんな彼女の姿を、村岡がにやにやと見つめている。

「村岡はね、私の同級生なんですよ、奥さん」
「同級生?・・・・・」

「つまり、隆夫と我々は皆、幼馴染なんですよ。昔は3人でよく遊んだものです」
椎名のその言葉の本当の意味を、朋子は推し量った。椎名と村岡は、恐らく夫のことをいじめていたグループの中心にいたのだ。

夫の家は、何らかの事情で島の住民から激しい差別を受けていた。椎名、そして村岡は、その悪しき伝統を引き継ぎ、幼少の頃から夫を苦しめていたのだろう。

「だから、あなたたち二人は一緒になって私へのいやがらせを・・・・・」
「そういうことですよ、奥さん」

村岡が憎らしいような口調で朋子に声をかける。依然として彼が、千佳子を後ろ手で拘束していることに、朋子は改めて気づかされる。

「村岡さん、離してください、妹を・・・・。彼女は何も関係ないわ・・・・・・」
「へへっ、そうはいかねえさ、奥さん・・・・・」

そうつぶやきながら、村岡が指示を仰ぐように椎名を見つめる。椎名と村岡との微妙な上下関係を、朋子は知る。

「村岡、好きにしていいさ。俺はここで奥さんと楽しませてもらうよ」
椎名の言葉に、村岡は満足そうにうなずく。そして拘束した千佳子を、湯船の中に強引に引きずり込もうとする。

「いやっ!」
長身の彼女は、村岡とほとんど変わらない背丈だ。しかし、彼の腕力にはやはりかなうわけもない。裸体を抱えられ、瞬く間にお湯の中に浸かってしまう。

「奥さんと違って、妹さんは随分元気がいいじゃねえか」
浴槽の中、千佳子を後方から抱きかかえるような格好で村岡が座る。肩の辺りにまで湯に浸かる二人の裸体が、水面下に妖しく透けて見える。

「ねえ、お願いだから妹には何もしないで・・・・・」
「そんなに怒るなよ、奥さん。今夜は2組の夫婦ということでいいだろう」

「ふざけないで・・・・・・」
「夫婦交換だよ、奥さん。今日は妹さんを抱かせてもらうぜ」

既に朋子の体を奪ったことを、村岡は言外に匂わせる。千佳子は敏感にそれに察し、表情を強張らせたまま、背後の村岡を見つめる。

「あなた、まさか姉さんのことも・・・・・・」
「なあ、千佳子さん、あんたの姉さん、俺に抱かれて感じまくってたぜ」

「いい加減なことは言わないでください・・・・・・」
「あんたも同じようにしてやろうか。姉さん以上にやらしい体しやがって・・・・」

村岡が、小ぶりながらも形のいい千佳子の乳房をお湯の中で掴む。一瞬顔を歪めながらも、千佳子は怯むことなく、村岡を見据える。

「村岡、妹さんはなかなかの強敵だぜ。不良生徒が3人がかりで襲っても負けなかったらしい。相当にセックスの経験があるって、みんな参ってたよ」

隠す様子もなく、椎名が村岡にそう教える。海岸に現れたあの暴走族グループの連中は、やはり椎名の差し金だったのだ。

「俺は強い女ほど興奮するたちでねえ」
乳房へのゆったりとした愛撫を始めた村岡を、千佳子は止めようともしない。男を更に挑発するように鋭い視線を保ち、表情を崩すこともない。

「あなたたちが主人を殺したのね・・・・・」
椎名と村岡を見つめながら、朋子は彼らの自供を迫るように言った。

「奥さん、その質問への答えが聞きたいですか?」
余裕を感じさせる口調でそう言いながら、椎名が朋子の後頭部をつかむ。振り払おうとする朋子の抵抗を無視し、椎名は勃起したペニスを彼女の口に差し出す。

「今度は口でしてください、奥さん」
椎名への奉仕と引き換えに、朋子は彼の告白を導き出してきた。彼が依然としてそのルールに従い続けていることを知り、朋子は少し迷いを感じる。

「奥さん、さっきはおっぱいであんなにしごいてくれたじゃないですか」
意図的に千佳子に聞こえるように、椎名がささやきかける。汗ばむような戸惑いと妹の視線を感じながらも、朋子は目の前の肉棒に手を添える。

覚悟を決めるように、そっと目を閉じる。これ以上なく色っぽい表情を浮かべている自分に気づかぬまま、朋子は男のものにキスをし、舌を這わせ始める。

村岡と千佳子が確かに見つめている。朋子はそれを感じながらも、後戻りしようとはしなかった。唇を淫らに丸め、先端部から硬いものを咥えていく。

「さあ、しゃぶってください、奥さん・・・・・」
瞳を閉じたまま、朋子が恥ずかしげに顔を前後させ始める。ううんっ、という悩ましげな息を時折吐きながら、朋子はいやらしく舌を動かす。

「いいぞ、奥さん・・・・・」
椎名の手が、更にきつく朋子の頭を抑えつけてくる。首を振って嫌がる朋子の両手を掴み、男は自分の腰にそれを誘導する。

膝を曲げて座りながら、朋子は椎名の腰に手を置き、喉奥にまで届く太いものを懸命にしゃぶった。椎名の告白をせがむように、ペニスに吸い付き、激しく音を立てる。

泡とお湯で濡らされた朋子の裸体が、洗い場でいやらしく動き続ける。前方に突き出した朋子の乳房が揺れるのを上から眺め、椎名は更にペニスを硬くさせる。

「教えてあげましょうか、奥さん、さっきの質問への答えを・・・・・」
椎名の言葉に、朋子は思わず瞳を開き、彼を見つめる。

「殺したのは我々じゃありませんよ」
「・・・・・・・・」
「隆夫を殺したのは我々じゃない。殺したいほど憎んでいたのは事実ですがね」

それは、受け入れることができない告白だった。朋子は口の中のものを吐き出し、椎名の顔を見上げた。

「嘘よ・・・・・、嘘に決まってるわ・・・・・・」
椎名が仕掛けた数多くの嫌がらせを考えれば、朋子にはそう言うしかなかった。

「嘘をつく必要なんてないですよ。我々は隆夫の目の前で奥さんをこんな風にしたかったんですから。あいつが見てる場所で、奥さんをレイプしたかったんですよ」

再び朋子の髪を掴み、そそり立つ棹を強引にしゃぶらせようとする。はんっ、とかすかな声を漏らしながら、朋子は首を振り、それから逃げる。

浴槽の中の二人の姿が、朋子の視界に入る。背後から拘束したまま、村岡が千佳子を振り向かせ、濃厚な口づけを与えている。



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