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続・波涛の彼方(33)

2010 10 13
女の太腿を抑えつけ、根元まで挿入した肉棒を更に上方にぐいぐいと押し上げる。乳輪を舐めながら、指先では美尻を強く愛撫する。

「はうっ・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・」
声を漏らす千佳子に、抵抗の色はもう残っていないように見える。自分に遂に屈服しようとしている女の裸体を抱きしめ、村岡がささやきかける。

「案外あっけなく堕ちたじゃねえか」
この女なら、もっと激しく抵抗するのだろうと想像していた村岡にとって、それは率直な言葉だった。

千佳子がそれに答えることはなかった。瞳を閉じたまま、女は肢体を後方に反らすような格好で、腰をくねらせ続けている。

明らかに、快楽を貪っている。しかし、村岡はそんな千佳子の姿を見ても、何故か勝者としての満ち足りた気分に浸ることができなかった。

「ほら、もっと声を出すんだ」
どこかに戸惑いを抱えたまま、村岡は腰を何度も突き上げ、千佳子の表情の変化を観察した。裸体が浮くほどに貫かれる度に、女は顔を歪ませ、淫らに唇を開く。

その瞬間、村岡はそれに気づいた。自分が女に要求したことを再び辿り、何が彼女にそうさせたのか、男は懸命に捉えようとする。

「あんた、別の男のことを思い出したんだろう」
「・・・・・・・」
「俺が言わせた卑猥な科白、あれをあんたが過去に披露した男のことだよ」

村岡の指摘が、千佳子の体奥の何かを鋭く刺激した。ハアハアと乱れ始めた息を整えながら、千佳子がそっと瞳を開き、男を見つめる。

「聞かないでよ、それは・・・・・・」
それまでの強気な口調とは裏腹に、千佳子は細い声でそう言った。包み込む快感のせいか、或いは動揺を隠しているせいなのか、村岡には判断できなかった。

だが、確信できたこともあった。俺の推測は間違ってはいない。この女は過去に抱かれた別の男のことを想像しているのだ。

それは、村岡にとって屈辱的なことであった。数多くの女を抱き、絶頂にまで導いてきた彼には、絶対の自信があった。千佳子の態度は、男のそんな自負を無残に打ち砕くものであった。

「言わされたのか、その男に・・・・・・」
「・・・・・・・」
「千佳子のおま○こに入れてくださいって、無理に言わされたんだろう?」

村岡の言葉に、濃厚な憎しみの感情が込められている。このままこの女を許すわけにはいかない。しかし、千佳子の答えは、彼の怒りをあざ笑うようなものだった。

「言わされたんじゃないわ・・・・・」
「何だって?・・・・・」
「私からそれを言ったのよ。彼が死ぬほど欲しかったから・・・・・」

眩しすぎる記憶を思い出したかのように、千佳子の瞳に光が宿る。この女にそこまでの言葉を言わせた見知らぬ男に、村岡は強烈な嫉妬心を抱く。

それは、彼のペニスを怖いほどに硬くさせた。上に乗るこの美しい女を限界にまで乱してやる。沈黙したまま鼓動を早める男に、千佳子が言葉を続ける。

「ねえ、腰が立たないほどに抱いてくれるんじゃなかったの?」
「きさま・・・・・」
「これじゃ、あまりに物足りないわよ・・・・・」

余裕を思い出したかのような千佳子の唇を、村岡は激しいキスで塞いだ。女の太腿を両手で抱え、激しく揺らし始める。千佳子の表情に戸惑いの色が戻る。

「いやっ・・・・・・、あんっ・・・・・・・・」
「こんなに濡れてるくせに、いい加減なこと言うんじゃねえ」

浴槽の縁に座っていた村岡が、力強く立ち上がる。バランスを失った千佳子の両手が、彼の首にまわり、ペニスを貫かれたまま、男にぶら下がるような格好になる。

立ったまま、男が激しく腰を振り始める。そのリズムに合わせ、千佳子の折れ曲がった肢体が揺れ、何度も村岡の腰に打ちつけられる。

「はんっ・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・」
彼女が誰を想像しているのか、村岡にはわからなかった。彼はただ、夢中で腰を振り、ペニスを熱く包み込んでくる女の美肉の快感を求め続けた。

「ずぶずぶ入ってるぜ、おま○こに・・・・」
「ううっ・・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・・・」
「俺達の過去を暴こうとした罰を与えてやるよ・・・・・」

自分達にかけられた隆夫殺しの容疑を敢えて匂わせながら、村岡がペニスを引き抜いた。息を乱す千佳子を容赦することなく、浴槽に立たせる。

最初に交わったときのように、再び千佳子に反対側を向かせ、肢体を屈ませる。伸びた女の細い両手が、浴槽の端をすがるようにきつく握り締める。

振り上げられた男の手が、激しく女のヒップを叩く。明らかに先刻とは違う強度が込められている。ぱちんっという強い音とともに、千佳子の裸体が跳ねる。

「やんっ・・・・・・・・」
「徹底的にいじめてやるぜ・・・・・・・」

怒りを含んだ村岡の右手が繰り返し振り下ろされる。その都度、顎をあげ、声を漏らしながらも、千佳子は逃げようとせず、殊勝にヒップを男に突き出し続ける。

何分もかけて、男は女の双丘を平手で打ち続けた。あんっ、あんっ、という千佳子の声に、妖しげな快楽の気配が次第に漂い始める。それに我慢できないように、村岡が一気にペニスを進め、深々と彼女を貫く。

「ううんっ・・・・・・・・・」
その深い吐息は、別の男に向けられたものではない。明らかに、俺の行為に降伏しようとしている。そんな確信が、村岡自身を急速に追い詰めていく。

「ほらっ、いくぞ・・・・・・・・」
終着駅が近いことを匂わせながら、村岡は千佳子の腰をがっちりと掴み、狂暴に腰を振り始めた。

「あっ・・・・・・、あんっ・・・・・・・、あんっ!・・・・・・・・・」
「感じてるんだろう・・・・・、すげえ締まってるぜ・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・・・」

男の激しい動きに、浴槽内の湯が音を立てて揺れる。湯の中でかかとをあげ、千佳子は膝を少し曲げるような格好で、男のものを何度も迎え入れる。

鋭い瞳、真っ直ぐに通った鼻筋。勝気そうな美貌を誇る千佳子の表情は、快楽に溺れれば溺れるほど、逆に濃厚な色気を漂わせてしまう。

背後から男の唸り声が届いてくる。女としての最上の悦びがすぐそこにまで迫っていることを感じる。獣の圧倒的な行為を、千佳子の体が強烈に求める。

小ぶりな乳房が震えるように揺れる。両肩から腰、そしてヒップにかけての女の見事な曲線が、男を欲しがるように濡れ光っている。

「ああっ、いくぞっ・・・・・・・・」
「はううっ・・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・・・・・」

最後の言葉を塞ぎこもうとするかのように、千佳子がきつく唇を噛む。そこから漏れ出してしまう女の性の吐息が、男の緊張を遂に崩壊させる。

「出すぞっ・・・・・・中で出すぞっ・・・・・・・・・・」
「うううっ・・・・・・・・、ううんっ、よしてっ・・・・・・・・・・」

「ほらっ・・・・・・、どうだっ・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・、ああっ、もう・・・・・・・・・・・・」

「いくぞっ・・・・・・・、ああっ、いくぞっ!・・・・・・」
「ああっ、駄目っ・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・、ああっ、イクっ!・・・・・・」

千佳子が最後に搾り出した声は、村岡の耳に確かに届いた。その言葉に導かれるように、男のペニスがどくどくっと激しく痙攣し、膣内を白く汚した。

ぐったりとしたまま、千佳子は浴槽を掴み、その場に立ち続けている。肩で息をするほどに追い詰められた女が最後に発したあの声が、いったい誰に向けられたものなのか、男には確信がない。

「あっ・・・・・・、あっ・・・・・・、あっ・・・・・・・・」
千佳子を貫いたまま、立ち尽くす村岡の耳に、別の小さな嬌声が届く。洗い場で四つん這いになった朋子が、椎名に背後から激しく凌辱されている。

*****************

「そろそろ到着するかと思いますよ」
「この島にこんな場所があったなんてね。ちっとも知らなかったな」

漆黒の闇に包まれた険しい山道を、1台の車が慎重に走り続けている。助手席に座る刑事、増井は、間もなく見えてくるであろう宿の光を闇の中に求めた。

それは、城崎隆夫殺害事件の終焉を示す光でもあった。



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Comment
この作品で千佳子さんが気にいりました。
次はもっと男にあらがいながらも堕ちていく千佳子さんを主役にした作品が読みたいです。
千佳子さんの愛した人ってもしや・・・
しかも実は・・・
全然違うかもしれないけど。

余談ですがコメント入れてもUPされるときと
されないときがあるんですけどNGワードが
入ったりしてるとあがらないのでしょうか??

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