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誘われた妻~香奈の秘め事(2)

2010 10 26
今年33歳になる妻、香奈は私の5つ年下になります。私たちが出会ったのは、今から10年ほど前のことです。

関西の大学を卒業した私は、地元の九州に戻って就職をしました。業界大手のメーカーでの仕事は刺激的で、充実した日々が私を待っていました。

本社ビルには数百人の従業員が勤務しています。正社員、派遣社員と女性が多く存在し、社内での密かな恋愛も珍しくはない環境でした。

入社して5年ほど経過した頃です。私が所属する部署で、香奈が派遣社員として働き始めました。彼女以外にも10名程度の派遣社員はいるのですが、私はすぐに彼女のことが気になり始めました。

細身の妻は、身長が160センチを少し超えます。スリムであるだけに肉感的なスタイルとは言えず、胸の膨らみも極めて控えめなものです。

そして、そのルックスも格別目立つものではありません。目鼻立ちは整ってはいるものの、当時の妻は、まだどこかに幼さを漂わせた平凡なタイプの女性でした。

何故私がそんな彼女に惹かれたのか、うまく説明することはできません。どこか、男好きがするような部分があったのかもしれませんが、ともかく私は自分としては珍しく、彼女にすぐにアプローチをしました。

私自身、特に豊富な女性経験があったわけではありません。ただ、彼女を相手にすると、余計な緊張をすることもなく、自然に接することができました。

妻はそのとき23歳でした。地元でずっと過ごしてきた彼女は、専門学校を出た後、就職先を見つけることができず、派遣会社に登録したとのことでした。

想像したとおり、彼女に交際相手はいませんでした。それどころか、特定の男性と付き合うのも初めてだったのです。

私たちは、周囲に隠したまま、週末ごとにデートを重ねる関係になりました。職場ではおっとりとしたその性格から、男性社員によくいじられる彼女でしたが、私との交際が露見することはありませんでした。

そして4年間という長い交際期間を経て、私たちは結婚しました。今から6年前、私が32歳、妻が27歳のときです。

妻はすぐにでも子供を欲しがったのですが、私はしばらくは二人だけの生活を望みました。しかし、それは私の予想以上に長いものになりました。

いざ子供を作ろうと決意しても、実際には妻はなかなか妊娠しなかったのです。娘のあかりを授かったときには、結婚してもう5年も経っていました。

待望の子供に恵まれ、私たちは更に幸せな日々を送ることになりました。そんな娘が1歳になって間もなく、入院騒動が起こったのです。

「入院だって?」
電話の向こうの妻に、私はもう一度そう聞きなおしました。

「そうなの、あかりねえ、肺炎なんだって」
思いがけない妻の言葉に、私は言葉に詰まりました。しかし、妻の口調からは、案外と落ち着いた様子が伺えます。

彼女によれば、近所の医院で血液検査とレントゲン検査をしたところ、すぐに総合病院に行くように指示されたとのことでした。

そこで改めて検査をしたところ、肺炎と診断され即入院と言われたようです。確かに熱は続いていましたが、まさか娘が肺炎とは想像もしていませんでした。

「だって咳なんてそんなにしてなかっただろう?」
「そうだよねえ。でも聴診器で聞くと、肺がぜいぜい言う音がするんだって」

「レントゲンでもそうなのか?」
「もう、真っ白だったよ。写真、私も見たんだから」

「で、あかりは今どんな様子なんだ?」
「ここにいるよ。点滴してる」

「て、点滴?!」
私自身、これまでの人生で点滴などしたことありません。1歳の娘がそんな状況にいることが、私には酷く切なく思えてなりませんでした。

しかし、妻は覚悟を決めているのか、私ほどに動じた様子はありません。やはり、こうしたケースでは女性のほうが強いのかもしれません。

「それでね、パパ、とりあえず3日は入院してください、だって」
「3日もか・・・・・」

「点滴で抗生剤入れて菌を殺すらしいよ。それには3日はかかるってさ」
「仕方ないな・・・・・・」

妻との電話を終えた私は、すぐ上司に相談し、その日、早退させてもらうことにしました。仕事の状況がそれほどタイトでなかったことが幸いしました。

入院するという総合病院は、自宅から車で20分程度の場所にあります。午後3時を少し過ぎた頃、私は会社から急いでその病院に向かいました。

ベッドに座る妻に抱かれたまま、眠っている娘が私を出迎えてくれました。テープが巻かれた左手の甲には、点滴の管がしっかりと差し込まれています。



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