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誘われた妻~香奈の秘め事(25)

2010 11 30
「大島さん、何か申し訳ないですね。こんなこと、もうやめましょうか?」
妻の脇腹をくすぐるような仕草を見せながら、山崎が私にそう声をかけてきます。

勿論、彼に止めるつもりはありません。私に気を遣うような素振りを、わざと妻に見せているのです。彼は完璧な演技をこなしています。

8年前に抱いた妻の体の記憶を、きっと呼び起こしているに違いありません。次第に大胆になってくる振る舞いに、男の欲情が垣間見えてきます。

「まだ始まったばかりじゃないか。遠慮することないさ、山崎君・・・・」
ソファに更に腰を沈め、私はそう答えることしかできませんでした。

香奈がちらりと私に視線を投げてきます。それは、夫である私の様子を窺うものでもあり、そろそろ助けを求めようかと迷っている風でもありました。

「こんなことされるとくすぐったいでしょう、奥さん・・・・・」
ふざけるように笑いながら、山崎は今度は妻の首筋に息を吹きかけます。

「ふふっ・・・・・・、駄目ですってば、山崎さん・・・・・」
山崎のペースにはまるように、妻も一緒になってくすくすと笑い続けています。男に刺激を与えられる度に、ソファの上で体をよじらせます。

「こんな風に女の人とふざけるなんて何年振りかなあ」
諸原綾香と同棲しているくせに、山崎は白々しい科白を口にします。そんな彼のことを見つめ、妻は疑うように問いかけます。

「山崎さん、ほんとは彼女がいるんじゃないですか~?」
「そんな風に見えますか?」
「見える、見える・・・・、凄くモテそうですけど・・・・」

妻の言葉が私の何かを刺激します。妻は山崎のことが気に入っているのでしょうか。妻の親密な態度は、まるで私に見せつけるかのようです。

まさかこの男に過去に自分が抱かれたなんて、妻は想像もしていないでしょう。しかし、どこかの段階で、それに気づく瞬間があるのかもしれません。

少なくとも、私はそれを見てみたい気がしました。その記憶の存在に気づいた妻が、山崎の繰り出す責めにどんな表情で反応するのか。それを想像すると、私は興奮を押さえ込むことができませんでした。

「奥さん、敏感なんですね」
「そんなことないと思いますけど・・・・・・」

「だってさっきから体が凄く反応してますよ。結構感じやすいタイプでしょう?」
「自分ではそんなことわかんないです・・・・・・」

恥ずかしげに顔をうつむかせ、妻は山崎から視線を逃がします。男は右手で妻の手をきつく握り締め、左手で脇腹からヒップの辺りを撫でています。

会話が途絶え、妻はじっと座ったままになります。山崎の手が妻のシャツの上を這いまわり、その指先が字を描くように、背中を妖しく動きます。

山崎と繋いだ手を、妻は離そうとはしません。それどころか更に指をしっかりと絡め、男と何かを伝え合っているようにも見えます。

次第に妻の脚が前にずれ、より深くその肢体がソファに沈んでいきます。何度か耳元で山崎にささやかれ、妻は少し戸惑ったように首を振り続けています。

彼はいったい何を妻に話しかけているのでしょうか。妻の態度を見る限り、男は何か無理な要求をしているように思えます。

妻の態度を軟化させようというのでしょうか、山崎は長く繋いでいた手をようやく離し、今度はそれを妻の太腿の上に置き、そっと撫で始めました。

妻の表情が一瞬歪むのを、私は見逃しませんでした。男の指先は、妻のきつく閉じられた美脚の隙間に差し込まれているようです。

「そんなとこ触っちゃ駄目っ、山崎さん・・・・・・・」
「いいじゃないですか、奥さん。少しぐらい、僕を楽しませてくださいよ」

「だって・・・・、主人がいるんですよ、すぐそこに・・・・・・」
「大丈夫ですよ、大島さんだってこんな奥さんが見たいはずです・・・・・・」

秘められた計画を暴露するような言葉をつぶやきながら、山崎は妻の内腿をゆっくりと揉み始めます。その手首を掴みながら、妻は男を制しようとします。

「ねえ、本気で駄目ですってば・・・・・」
私の興奮は急速に高まっていました。あの病室では、大半の行為を衝立の反対側で盗み聞きしただけであり、2人の様子をはっきり見た訳ではありませんでした。

しかし、今夜は違います。こうこうと照らされた照明の下、すぐ目の前で妻が男にいじめられているのです。それは私の夢想を現実化したものでもありました。

山崎は、左手で更に妻の腰を引き寄せます。完全に手中に収めた獲物を堪能するように、妻の肢体をじっと見つめ、そして首筋に軽くキスを与えます。

「ちょっと・・・・・・・・」
肩をすくめ、妻がかすかに笑います。構うことなく山崎は妻のうなじに舌を這わせていきます。もじもじと肢体を動かす妻が、逃げられるわけもありません。

私は、妻の右手に何か変化があるか注視していました。夫に助けを求めるサインを妻がそろそろ示すのではないか、私はそれを期待していたのです。

しかし、妻は私の指示に依然として従おうと考えているのか、まだ指先を動かすことはありませんでした。もうしばらくホステスの役目を続ける覚悟のようです。

妻の小さな耳たぶを、山崎が口に含みます。されたこともない行為に、妻はただ目を閉じるだけです。山崎が、再度私に視線を投げてきます。

夫である私の意志を確認しようとする視線でした。彼は更に行為を大胆なものにしていくつもりなのです。私は何も言うことなく、ただ彼を見つめました。

それを私の合意のメッセージととらえたのでしょうか。山崎は妻の頬にキスをし、顎を軽く上に向けると、素早くその唇を濃厚に吸い上げました。

「はんっ・・・・・・・」
かすかに首を振った妻ですが、強く拒絶するような態度は示しませんでした。硬く閉ざされた妻の唇を、山崎はゆっくりと吸い始めます。

右手では依然として妻の脚の隙間を揉みしだいています。男の責めは時間をかけたものでした。酸素を求めるように、妻の唇が少しずつ開き始めます。

山崎は何度か唇を離し、そしてまたキスを与えます。それを繰り返しながら、やがて男は妻の舌先をとらえ、互いの記憶を確認するようにそれを絡ませ始めました。

8年前の邂逅があるとはいえ、それを覚えていない妻にとっては、山崎は今日初めて会う男のはずです。しかし、妻はそんな彼に夫の前でキスを許しています。

瞳を閉じ続けている妻の胸の内が、私には読み取ることができませんでした。激しい抵抗を示さない妻の顎を吸い、男の舌が再び首筋に降りていきます。

シャツの襟元にキスを浴びせながら、山崎は正面から妻を抱きしめるような格好になりました。それに抗うこともできず、妻の両手が男の背中に絡んできます。

再び私は妻の右手に視線を注ぎました。しかし、なおもそれは、私へのサインを送ろうとはしません。山崎を迎え入れるように、男の背中を這い回っているだけです。

「奥さん、エッチな気分になってきたでしょう・・・・・」
妻の鎖骨の辺りを吸う山崎の手が伸び、シャツの一番上のボタンを外します。

「山崎さん、ねえ、待って。これ以上は駄目っ・・・・・・・・」
戸惑いの声をあげた妻の右手が動いたのを、私は見逃しませんでした。山崎の背中を指先で叩くように、それは上下に動いています。

シャツのボタンが数個、瞬く間に外され、妻のブラがちらりと見えました。男を誘うような黒色のその下着は、夫である私が知らないものでした。



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