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近くに住む男(24)

2011 03 01
男の舌先が濡れた秘肉の中芯を貫いた瞬間、依子は全身に何かが走り抜けるのを感じた。それは、肢体を弾ませ、声をあげずにはいられないほどの衝撃だった。

「ああんっ!・・・・・・」
両脚を広げられたまま、依子は指先でシーツをきつく握ることしかできなかった。瞳を閉じたまま、顎を天井に向けるようにして、表情を歪ませる。

男が与えてくる刺激に、痛みや苦しさは伴われてはいない。深く、濃厚な快楽の香りだけがそこにあった。依子は、自分が満たされ始めていることを感じていた。

「奥さん、旦那にされてもこんなに濡れるのかい?」
焦らし続けてきた行為を遂に解禁した本城に、もはや容赦はなかった。鼻を押し付けるように卑猥に顔を振り、音を立てて依子の秘所を吸う。

「ううんっ・・・・、いやっ・・・・・、いやっ!・・・・・・」
男の卑劣さを訴えるように、依子は叫び声をあげた。シーツをかきむしっていた手を男の頭に伸ばし、それを押し返そうとする。

しかし、その腕に込められた力はやはり弱いものだった。男の後頭部に達したその手は、すぐに抵抗を放棄し、ただその頭を抱えるように掴むだけだ。

蕩けるような感覚が、依子の体奥の中でうごめき始める。男にあそこに息を吹き込まれ、舌で激しくかき回され、襞をめくられるように吸われる。

じゅるじゅるっ、という淫靡な音が依子の耳に届く。膣の奥がひくひくと痙攣しているような気分になる。湧き出る蜜がヒップからシーツへと達するのを感じる。

「いい匂いだ、奥さんのここは。ほら、もっとおかしくしてやろうか・・・・」
「いやっ・・・・、しないでっ!・・・・・・・・」
「気持ちよくてたまんないんだろう。両脚で俺の頭を挟んできてるくせに・・・・」

男の責めから逃げようと、依子は腰を動かしているつもりだった。しかし、その仕草は、男との密着を更に欲しがる女のそれにも思えるものだった。

依子はそれを認めるつもりはなかった。長い間、夫に抱かれていない自分の体だからこそ、こんな風に反応してしまっているだけだ。

本城の刺激を自分が欲しがるなんてあり得ない。この男は、私の体を何ヶ月も狙い続け、卑怯な罠を仕組んだどうしようもない人間なのだ。

「そうだよ、奥さん・・・・、そうやってもっと腰を突き出してみろよ・・・・・」
依子の理性の叫びを揺るがすように、本城の言葉が続く。無意識のうちに、自分は本当にそんな動きをしているのかもしれない、と依子は戸惑ってしまう。

男の舌先が、人妻の敏感な突起部を巧みに捉えていく。折り曲げた舌先を押し付けるようにしながら、クリトリスをいじめ、キスするように吸ってくる。

「ううんっ・・・・、そこはいやっ・・・・・・・・・」
叫ぶことが少しずつ困難になっていく。先刻と比較すれば随分弱い声で、依子は自らの悦びのスポットを告白するような言葉を口にしてしまう。

「奥さん、もう入れて欲しくてたまんないだろう・・・・・」
「ふざけないでっ・・・・・・、あなたなんか欲しくないわ・・・・・・」
「逃げられる道はただ1つだぜ、奥さん・・・・」

依子を試すような言葉をつぶやきながら、本城が少しずつ体を動かしていく。人妻の両脚を押し広げたまま、男の下半身が刺激を求め始める。

「さっきは上手だったじゃねえか、奥さん・・・・」
完全に体の位置を反転させた男の両足が、依子の顔を挟むように置かれる。依子の唇に触れるほどの位置に、猛々しく勃起した本城のペニスが運ばれる。

あの中年男2人のものよりも、それは更に太く、圧倒的なものだった。仰向けに寝たままの依子の口に、本城がそれをぐいぐいと押し付けてくる。

同時に男は、人妻の美肉を激しく吸い続けた。悶えるような息を吐きながら、依子は本城の言葉の意味をようやく理解する。

ペニスを口で満足させてみろと、この男は挑発しているのだ。あの2人の男にしたように、あんたが口でイカせてくれたら挿入は見逃してやる、と。

顔の上にある男のものを、依子はためらうことなく握り締めた。それをゆっくりしごきながら、口に含もうとする。しかし、その体勢では困難だった。

「お望みのことをしてあげるから・・・・、でも、この格好じゃいやっ・・・・・・」
依子は本城にそう訴えると、肢体を横向きにしようと試みた。依子の意図を察した男は、それを受け入れ、ベッド上で互いに横向きで寝るような格好になった。

改めて男の肉棒を手でしごきながら、依子は顔の位置をずらした。舌を伸ばし、その先端に触れさせる。そこをたっぷり舐めながら、丸めた口で呑み込んでいく。

中年男達にしてあげたように、依子は細やかに舌先を動かした。このまま本城が口の中で射精することを想像しながら、依子は激しくそれをしゃぶった。

「奥さん、色っぽい顔してるぜ。普段のすました顔とは全く違うねえ」
依子に好きにさせながら、本城は余裕を漂わせている。しばらくの後、横向きで閉ざされた依子の腿を再びこじあけ、男は反撃するように淫泉を口で吸う。

「ううんっ・・・・・・・・」
本城のものを頬張ったまま、依子は首を振るようにして表情を歪めた。

男の責めは今度は口だけではなかった。伸ばした指先で人妻のヴァギナ全体を撫で回し、そして、中指をぐいとその中央部に差し入れた。

「あんっ!・・・・・・」
思わず、依子は本城のものを吐き出した。手で握り締め、懸命にしごき続けようとするが、男の指責めは人妻の悦びを確かに導き出すものだった。

膣の上壁を叩くように、男の中指がどんどん奥に進んでくる。その手を挟みこむように、依子は太腿を閉じ、いやらしく腰をくねらせてしまう。

「あっ・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・」
裸体に汗を浮かべ、依子はベッド上で肢体を震わせた。終着点が想像できないほどに、次々に未知の快楽が襲い掛かってくるような気分だった。

こんな姿をこの男に見られたくはない。依子は屈辱と羞恥心から、瞳を閉じ続けていた。しかし、もはや叫ぶほどの抵抗の声をあげることはできなかった。

頭が熱くなり、瞬間的にふわふわと浮遊しているような感覚が襲ってくる。唇を噛み締めても、喉奥から漏れ出る声が、依子の口を開かせてしまう。

「あっ・・・・・・・、あんっ・・・・・・・」
「とろとろで熱いぜ、奥さんの愛液は・・・・」
「はんっ・・・・・・、いやっ、しないでっ・・・・・・・」

どれぐらい指でいじめられたのか、依子にはよくわからなかった。だが、男は依子を終着点にまで導く直前、それを止めた。

ぐったりとした肢体を再び仰向けにされるのを感じる。両脚をM字に開かれ、男がその間に体を割り込ませてくる。依子は無言のまま、激しく首を振った。

「いくぞ、奥さん・・・・・・」
本城の勝ち誇ったような声が、依子の耳に届く。



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