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近くに住む男(27)

2011 03 08
遂に捉えた人妻を決して逃がさないように、本城は根元まで貫いたペニスを引き抜こうとはしなかった。濡れそぼった膣内にある男の肉塊を、依子は確かに感じた。

ぐいぐいと密着度を高め、更にサイズを増すかのように膣壁を圧してくる。女の肉体を欲しがるそんな動きに、依子は自分から応えてしまう。

「ううっ・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・」
苦しそうに肢体を震わせながら、依子は何度も腰を後方に突き出すような仕草を見せた。それは、男との更なる密着を求める牝の行為だった。

男に果ててしまう気配はまるでない。何分、何十分もの時間が経過していく気がする。過去に夫から与えられた愛され方とは、それは全く違う類のものだった。

貪欲に激しく求められるほど、自分の肉体がそれを歓迎し、満たされていくのを感じる。忌むべき相手にされているだけに、依子はそんな自分が許せなかった。

「奥さん、そうだ、もっと腰を振ってみろよ・・・・・」
「いやっ・・・・・・・、そんなことしてないっ・・・・・・・・」
「もう何が何だかわかんなくなってきたんじゃねえのかい?」

本城のその指摘は、依子の変化の一端を確かに捉えたものだった。全ての抵抗を放棄し、このまま激流に身を任せたい。そんな欲望を、依子は感じ始めていた。

相手が本城だろうと、もうどうだっていい。初めて知る快楽に、素直に溺れてみればいいのだ。誘惑するようなそんな声が、依子の心の中で次第に増していく。

互いの汗と体液が混ざり合い、2人の裸体はいやらしく濡れていた。ハアハアという妖しい息遣いの中に、達してしまったかのような依子の声が時折混ざる。

「はんっ・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・」
「どこまでもしぶといねえ、奥さん・・・・・、気持ちいいって白状してみろよ・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・、よくなんかないっ・・・・・・」

かすかに首を振って、依子は振り絞った声でそう漏らす。強気な人妻の残像をそこに感じ、本城は更に興奮を高めていく。

「犯しがいがあるねえ、奥さんは・・・・・」
長時間の責めから、本城はいったん依子を解放する。貫き続けていたペニスを引き抜かれたとき、人妻の口から、落胆するような、あんっ、という声が漏れる。

「すぐに入れてやるよ、奥さん。今度は皆さんに見てもらおうか・・・・・」
窓際にずっと立たされていた依子の裸体は、室内の男達の視線からは隠れるような角度にあった。そんな人妻を、本城は皆の前で披露しようとする。

榎本の隣に置かれた椅子に座った本城は、自分の上に依子を強引に乗せた。本城に背を向け、依子は他の男達に乳房を見せつけるように座らされる。

「ほら、俺の上で脚を開けよ、奥さん・・・・」
猛々しく勃起したペニスが、依然上を向いている。そこに秘所を運ばれ、依子は両脚を抱えられる。バランスを失い、依子は肘掛を思わず両手で掴む。

胸を隠すこともできず、熟れきった肉体を男達の視線の前に曝け出してしまう。本城の手に濡れたヴァギナをかき回され、依子は瞳を閉じたまま、顎をあげる。

「ああっ、しないでっ・・・・・・・・・」
少しずつ、依子の肉体が下降していく。男のものの先端が、再びそこに触れる。先刻とは異なる角度での挿入を欲しがるように、依子の腰が一気に沈む。

「あんっ!・・・・・・・・」
嬌声とも形容できるようないやらしい叫び声をあげた後、依子は衝撃の深さに圧倒されるように言葉を詰まらせてしまう。

男の両手が依子のバストトップを再びつまむ。びくんっ、と依子の裸体が反応する。本城が椅子に座ったまま、腰を揺すり始める。

声にもならないような息遣いを、依子は漏らし始める。淫らに唇を開き、かすかに首を振るような仕草を見せ、そして腰のくびれから下をくねらせる。

手ごわい人妻を、絶頂の一歩手前にまで遂に追い詰めたことを本城は確信する。すぐにそれを与えるのは惜しいように、男は腰の振動をすぐに緩める。

「奥さん、どうだ、早くイかせて欲しいんだろう・・・・・・」
「違うっ・・・・・・・、違うわ・・・・・・・・・」

再び依子は、小さな声を絞り出す。閉じたまぶたの裏側で、眩しいような景色が見える気がする。自分がどんな格好にされているか、その自覚が徐々に失われていく。

エクスタシーの存在を、依子は勿論聞いたことがないわけではなかった。しかし、自らを律するかのように、依子はそれへの関心を強く抱こうとはしなかった。

実際に体験したことがない以上、依子はそれに対する疑いの念さえ持っていた。我を忘れるほどの強烈な快感。そんなセックスなど本当に存在するのか、と。

依子は今、それを現実に知ろうとしていた。本城のペニスに真下から突き上げられる度に、しびれるほどの感覚が全身を走り抜け、意識が遠のいていく。

早くっ・・・・・・、早くしてっ・・・・・・・・

何かを早く欲しがるような、そんな感情が高まっていく。何をされたいのかを依然として認めぬまま、しかし、依子は腰を動かしてしまう。

男に挿入されたものから逃げるための動きであったはずなのに、いつしかリズミカルに弾むように、38歳の人妻が腰を上下動させていく。

「あっ・・・・・・・、あっ・・・・・・・、あんっ・・・・・・・」
男の動きが抑えられたことに抗議するように、依子の肉体は自分から刺激を求めていく。早く、全てを忘れさせて欲しいとでも言うように。

「奥さん、イきたかったら、もっと腰を滑らせてみろよ・・・・・」
本城の手が、依子の腰の曲線に添えられる。椅子の肘掛を掴んだまま、依子は男の手の動きに素直に従い、腰を今度は前後に振り始める。

「はんっ・・・・・・、ああっ・・・・・・・・」
何度も前に倒れそうになる人妻の裸体を、男のたくましい手が後方から支える。乳房を揉んでくる男の腕を掴み、依子は我慢できない様子で悶えていく。

「ああっ、もう・・・・・・・・、いやっ・・・・・、許してっ・・・・・・・・」
屈服を認めてしまうような言葉を、無意識のうちに口にする。耳元でささやかれる男の言葉を聞き、依子は閉じていた瞳をうっすらと開く。

二人の中年男が依然全裸のまま床に座り、依子の裸体を見つめている。一度、人妻の口内で果てた棹を彼らは握り締め、息を乱しながら激しくしごいている。

自慰行為をするかのような男たちの姿が、依子の興奮を最頂点にまで導いていく。彼らに見せつけるように、依子はより淫らな腰使いを披露してしまう。

「ああっ・・・・・・・、ああっ、見ないでっ・・・・・・・・・」
「奥さん、ほら、素直になれよ・・・・・、たまんないんだろう・・・・・・」

本城は依子の両肩を上から強く押さえつけ、挿入度を最高潮にまで導く。椅子がきしむほどに激しく腰を上下動させ、依子の裸体を震わせていく。

「あああっ・・・・・・・・・、ああっ、いやっ・・・・・・・・・・・」
「ほらっ、お望みどおりイカせてやるぜ、奥さん・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・、あああっ、いやっ・・・・・・、お願いっ・・・・・・・・・・」

高速で腰を弾ませる本城。その上で依子は顎をあげ、胸を突き出すように肢体を反らせる。両腕を強く後方から引っ張られ、汗で濡れた全身を震わせる。

「ほらっ、奥さん・・・・・・、ほら、イクんだ・・・・・・・」
「はううっ・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・、ああっ、駄目っ・・・・・・」

びしょ濡れの秘所が、激しい収縮を繰り返す。陸上競技で鍛えた美脚がなまめかしく輝く。とどめを刺すように、男が腰を突き上げ、人妻の嬌声が響き渡る。

「ああんっ!・・・・・・・」
その瞬間、依子は意識を失った。花園のような風景が人妻の最後の記憶だった。



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