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欲情のトライアングル(9)

2011 09 01
藍子さんは僕達のことを守るため、黒木さんの脅迫めいた要求に従おうとしています。僕達の将来を考えて、全ての罪を自分が被ろうとしているのです。

監督という大切な夫がいるにもかかわらず、自分の体を差し出すような淫らな態度を演じるなんて・・・・。僕は自責の念を何度も感じてしまいます。

でも、それだけではありませんでした。それを上回るほどの強烈な刺激が僕を包み込んでいきます。鼓動を早くし、喉奥を乾かしてしまうほどの圧倒的な感情。

人妻である藍子さんに対する、激しい欲情です。覚悟を決めたかのように、浜本さんにささやきかける藍子さん。その艶めいた姿に、僕は男としての興奮を覚え始めていたのです。

「さあ、浜本君・・・・・、私からのご褒美と思っていいんだから・・・・・」
浜本さんの隣に膝を曲げて座り、藍子さんは優しげに声をかけます。背中を撫で、そして浜本さんの腕をとり、それを上に誘導するような仕草をします。

「藍子さん・・・・・、駄目です、俺、やっぱ、できないよ・・・・・・・」
あれほどにビールを飲んだはずなのに、浜本さんはすっかり酔いが醒めてしまったかのように声を絞り出します。そんな姿を、部屋の片隅に座った黒木さんが眺めています。

「浜本、遠慮することはないんだぜ。奥さんがこんなに胸でかいとは知らなかったんだろう」
「・・・・・・・」
「奥さんだって触ってほしいに決まってる。ほら、たっぷり揉んで悦ばせてやれよ」

黒木さんの言葉に、藍子さんが敏感に反応します。振り返り、浜本さんに対するときとは別人のように、強気の視線を黒木さんに注ぎます。

「黒木さんは黙っていてください。ちゃんと指示通りに続きをやりますから・・・・」
藍子さんのその言葉に覚悟を決めたのか、浜本さんが顔をあげます。そんなキャプテンを冷やかすように、藍子さんは敢えて陽気に振舞おうとします。

「ほら、ほら。別に減るもんじゃないんだから、好きに触りなさいよ」
ふざけるようにそう言いながら、藍子さんは浜本さんの腕をぐいと胸元に引き寄せます。浜本さんの右手が、セーター越しに確かに藍子さんの胸に触れました。

「女の人のこんなところ触るのは初めてじゃないの?」
「そんな・・・・・、そんなことはないって・・・・・・・」
「ふーん、そうかしら。何だか手の動きが自信なさげだけど」

黒木さんが部屋にいることを、藍子さんは完全に忘れたかのようです。男勝りで陽気な普段の藍子さんがそこにいます。浜本さんも、そんな雰囲気に次第に引きずり込まれていきます。

「だったら遠慮なくしちゃいますからね、藍子さん」
浜本さんは、我慢できない様子で大胆に両手を伸ばし、藍子さんの胸の双丘を包むように掴みました。大人の女性の体の感触を確かめるように、手のひらをゆっくりと動かし始めます。

「ぎこちないわね~、浜本君。やっぱりまだ体験してないんでしょう?」
経験の浅い男の行為をあざ笑うように、藍子さんは浜本さんを見つめます。その表情には、たっぷりとした余裕だけが存在し、崩壊の気配など微塵もありません。

藍子さんがその後どんな風になってしまうのか、その時の僕にわかるはずもありませんでした。勿論、藍子さん自身だって想像もしていなかったはずです。



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Comment
どんな風に・・・
想像もつかないほどに濃厚に乱れて欲しいです。
ありがとうございます。
嬉しいかぎりのハイペース!そして、素晴らしい内容。堪能させていただいてます。

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