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欲情のトライアングル(21)

2011 10 13
触れ合っていた唇を離し、互いの興奮を確かめ合うような沈黙を堪能する。そして再び狂おしげに舌を吸いあう。僕は藍子さんとそんな濃厚なキスを繰り返しました。

藍子さんのヒップは、激しく揉みしだくほどに弾力を増し、僕の指先に吸い付いてきます。ジャージの上からだというのに、僕は藍子さんの熟れた肉体をたっぷりと感じました。

「いいのよ、宮崎君、もっと好きにして・・・・・・」
「・・・・・・・」
「童貞じゃないところ、私に見せてくれるんでしょう?・・・・・・」

どこか自信に欠けたような僕の責めに、藍子さんはそんな勝気な言葉を投げてきます。怒りの入り混じった興奮を抱えたまま、僕は藍子さんの上着の下に手を潜り込ませようとします。

ジャージの下に着ているTシャツを引っ張り、更にその下に指先を這わせていきます。藍子さんの背中、そして脇腹の素肌を、僕の指先が確かに捉えます。

「ちょっと・・・・・・、ねえ、ちょっと待って・・・・・・・・」
少し慌てた風に、藍子さんが声を漏らします。強引に己の行為を続けるだけの余裕が、その時の僕にはありませんでした。

「そんな風に焦っちゃいやよ、宮崎君・・・・・・」
「・・・・・・・」
「もっと時間をかけなきゃ・・・・・、ほら、こんな風に、まずは服の上からゆっくりと・・・・・・・」

僕の腕を掴み、藍子さんは強引にそれをシャツの下側から引き抜きます。そして、ジャージの上に運び、藍子さん自身の胸元へと誘導します。

「大人なら時間をかけてしなきゃ駄目なのよ、宮崎君・・・・・・・・」
見下ろすような口調ながら、藍子さんは乳房を愛撫することを自分から誘ってきます。それは、毎晩自慰行為に浸るときに夢想する藍子さんの姿、そのものでした。

言葉を発することなく、僕は両手で藍子さんの胸の膨らみを覆いました。弾むように柔らかな乳房の感触が、僕の冷静さを一気に奪い去っていきます。

立ったまま、僕は藍子さんの胸の膨らみを激しく愛撫し始めました。僕の責めを避けようともせず、藍子さんは試すような視線を僕に注いでいます。

「宮崎君、やっぱり初めてなんでしょう・・・・・」
「だったら何だっていうんですか、藍子さん・・・・・・・・・」

どこまでも余裕を感じさせる藍子さんの態度が、僕には憎らしいとさえ思えました。普段は性的なイメージとは無縁な藍子さんですが、やはり人妻であることに違いないのです。

僕達は藍子さんの夜の姿を知らないだけだったのかもしれません。毎晩、監督にたっぷり愛されることで、藍子さんは僕達に隠し続けてきた欲情を、密かに満たしていたのです。

この体が監督に愛されているんだ。僕は激しく妄想を展開させながら、夢中で藍子さんの乳房を揉みしだきました。手のひらで撫で回し、頂きの膨らみを時折つまみます。

ゆっくりとした呼吸を続ける藍子さんの息遣いが、かすかに乱れ始めたような気がします。僕は片手で胸元をいじめながら、もう片手で藍子さんの腰を引き寄せました。

「どうですか、藍子さん・・・・・・・・」
「別に、どうってことないわよ、宮崎君・・・・・・・・」

「少し息遣いが変化してきてるみたいですけど・・・・・・・」
「馬鹿ね・・・・・・、妙な勘違いしないでよ・・・・・・・・・」

「ねえ、藍子さん、監督にされるのとどっちが気持ちいいですか?」
「ふふっ・・・・、男の人って、みんな黒木さんみたいなこと聞くのね・・・・」

藍子さんから主導権を奪い返すのは、やはり僕には困難でした。言葉に詰まったことをごまかすように、僕は藍子さんの耳元に口を寄せ、そこに息を吹きかけました。

「宮崎君、何をされたって気持ちよくなんかならないから・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「人妻っていうのはね、夫以外の男に抱かれたって何も感じないのよ・・・・・・」

未熟な男が知らない真実を告げるような、藍子さんのクールな口調が静かに響きます。その言葉に果たして嘘はないのか、僕は懸命に考えました。

黒木さんにタイトスカートを捲り上げられ、バックからの挿入を許した藍子さん。あの夜、藍子さんは夫以外の男に抱かれることに、どこかで溺れていたように見えました。

後方から激しく腰を突かれる度に、藍子さんはベッドの柱にしがみつき、敏感な反応を抑えられないかのように顎をあげ、何度も首を振りました。

あっ、あっ、という短くも、どこまでも深い吐息。噛み締めた唇と、柱を強く握った手。そこには、女性としての悦びの気配が、紛れもなく漂っていました。

藍子さんは自分から腰をくねらせるような動きさえ見せていたはずだ。それは、黒木さんを追い込むための行為にすぎなかったのだろうか。それとも・・・・・。

「経験がなくても、こちらは随分立派なものみたいね・・・・・」
妙な妄想に耽っていた僕の耳元で、藍子さんのささやきが響きます。いつしか僕は、デニムのベルトが外され、ジッパーが引き下げられていることに気づきます。


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