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欲情のトライアングル(34)

2011 11 14
魔が差した、というわけではありません。しかし、僕はその瞬間、自制心のたがを完全に失い、自らの意志を超越した何かに動かされました。

「宮崎君、やめなさいっ!・・・・・・・」
藍子さんがそう叫んだことは覚えています。でも、それ以外の記憶が僕にはありません。

ただ夢中で、僕は行動を起こしました。愛に彩られた憎悪を胸に秘め、童貞の僕は激しすぎる欲情に支配されていました。

気がついたとき、僕はベッドの上にいました。息を荒げながら横になる座る僕の下には、藍子さんの肢体が組み伏せられています。

「やめてっ・・・・・・・・、やめなさいっ!・・・・・・・・・」
シャツは完全に剥ぎ取られ、上半身には黒色のブラを身につけているだけです。タイトスカートは妖しく乱れ、パンストの引き裂かれた太腿が露にされています。

長い脚を折り曲げ、僕を下から蹴り上げるようにしながら、ばたばたと体を動かします。しかし、僕は自分でも意外なほどの力強さでしっかりと藍子さんを拘束しています。

ポールに縛り付けられていた藍子さんを、僕は遂に解放したようです。しかし、その譲歩と裏腹に、僕は更なるステージでの藍子さんの奉仕を求めようとしていました。

「藍子さん、いくら僕が童貞だからって、言っていいことと悪いことがあるはずです・・・・・」
両手首を掴み、心地よいベッドの深みに押さえつけます。そう囁きかけた藍子さんの耳たぶを、僕は嘗め回し、息を吹きかけます。

「ふざけないでっ・・・・・・・・・・」
少し抑えた声で、藍子さんが首を振って僕の口から逃げようとします。構うことなく僕は耳を強く吸い、舌をいやらしく首筋に這わせていきます。

「やめてっ・・・・・・・・・、やめなさいっ・・・・・・・・・・」
背中をベッドから浮かせるように肢体を反らし、藍子さんが僕の下で抵抗を続けます。僕は足を開き、藍子さんの腰にまたがるように座ります。

「そう簡単に逃がしませんから、藍子さん・・・・・・・」
デニム、そしてトランクスを素早く脱ぎ、上半身も裸になります。全裸になった僕は、藍子さんを見下ろし、おへその辺りに下腹部のものを接近させていきます。

「小さくなるどころか、もうこんなですよ、藍子さん・・・・・・・」
藍子さんの口内で放出したばかりの僕のものは、再び頭をもたげ、硬さを取り戻しつつあります。僕は藍子さんの手を取り、強引にそこに誘導します。

「ほら、握ってください・・・・・・・」
僕のものに、藍子さんの白い指先が触れます。恥ずかしがることもなく、藍子さんは大胆にそれを握ってきます。

「どうせすぐに出しちゃうんでしょう・・・・・・・」
「それはどうかな・・・・・・」

言葉ほどに、僕には確信はありませんでした。そんな僕の弱気を見透かしたかのように、藍子さんは僕のそれの根元にまで手を伸ばし、激しくそれを上下させ始めます。

「ほら、出しなさいよ、早く・・・・・・・・」
その声色には、僕を馬鹿にしたようなトーンはもう漂っていません。この状況から早く解放されることを願い、何かにいらついたような気分がそこにあります。

僕は感じます。藍子さんが焦っていることを。追い込まれていることを自覚した藍子さんは、そんな形勢を挽回するために、僕に射精を急がせようとしているのです。

藍子さんのペースに惑わされるように、僕の欲情が急速に高まってきます。スカートを捲くりあげ、藍子さんのショーツを引き摺り下ろすことを僕は想像します。

藍子さんを全裸にし、激しく犯してやるんだ。息を荒げるほどの興奮を感じ、僕は鼓動を昂ぶらせます。下にいる藍子さんの肢体がひどく官能的に映ります。

再び僕は、自らの満足だけを追い求めようとしていました。あなたには女性を満足させることなんてできない。藍子さんのそんなつぶやきを、僕は既に忘れかけていたのです。

「藍子さん・・・・・、いいですよね、好きにしても・・・・・・・・」
握り締められたペニスは、既に怖いほどに硬く勃起しています。僕は藍子さんの肉体に手を伸ばし、少し震えたぎこちない手つきで、ブラの紐を掴みます。

「ふふっ、そんな風じゃ女の人を抱くことなんてできないわよ・・・・・・・」
僕の硬くなったものを強く握りながら、藍子さんが下から声を投げてきます。

戸惑いを隠すことができず、僕は藍子さんの指摘から逃げるように顔を少し背けます。ベッドのすぐ横にある姿見が、僕の目に捉えられます。

それは三面鏡でした。微妙な角度で開かれたその鏡のある面に映されていたのは、正面のベッドで肢体を妖しく絡ませあっている2人の男女の姿ではありませんでした。

この部屋の出口、その更に奥の隣室の風景がそこにくっきりと映し出されていたのです。息を呑んだ僕に、藍子さんが気づくことはありませんでした。


(↑クリック、凄く嬉しいです。次回更新17日木曜日の予定です)
Comment
No title
次回が楽しみです

出口にいる人が気になります
No title
それは、旦那さんが見てたってこと?

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