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欲情のトライアングル(42)

2011 12 02
鏡の中の光景が、別の世界の出来事のように映ります。未だ息を乱し、汗ばんだ裸体を横たえた藍子さんの中に、僕は性の肉塊を貫き続けています。

2度目の光悦に包まれたはずのそれは、硬さを維持したまま、人妻の濡れた膣壁との密着感に浸っています。僕は快感の名残を求めるかのように、腰を軽く突き出します。

「あんっ・・・・・・・・・・・・・」
小さく口を開き、藍子さんが色っぽい息を吐きます。意識を失ったかのように瞳を閉じていますが、藍子さんが僕のものを感じているのは明らかです。

壷の奥に放出した、僕の白く卑猥な液体の感触を、藍子さんは全身で感じているんです。その証のように、藍子さんのあそこは何度も収縮を繰り返し、僕自身を締め付けてきます。

「藍子さん・・・・・・・・・・、気持ちよかった?・・・・・・・・・・」
僕の問いかけに、藍子さんはしかし、言葉では何の反応も示そうとしません。唇を舐めるような仕草をし、呼吸を懸命に整えようとするだけです。

でも、僕は確信しています。藍子さんがあの瞬間、濃厚な快感の淵に突き落とされたことを。それを示すように、僕の背中に回された藍子さんの腕はそこから離れようとしません。

僕の背中を撫でるように、藍子さんの手がゆっくりと動きます。そこには抵抗も憎悪の感情も存在しません。性に満たされた女性だけが有する、深い情感の気配があるだけです。

「藍子さん、ねえ、よかったんでしょう?・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「イクって言ったの、僕、ちゃんと聞いたからね・・・・・・・・・」

決定的な証拠を掴んだかのように、僕は強気な態度でそうささやきます。激しい息遣いの中、艶めいた声色で藍子さんが最後に吐き出したその言葉を、僕は濃密に思い出します。

ああっ・・・・・・・・・・・・、ああっ、イクっ・・・・・・・・・・・・・・・・

その喘ぎ声を思い出すだけで、僕は再び下腹部に興奮の気配を感じます。藍子さんのヒップを揉みながら、僕は更に数回、腰を突いてあげます。

「あんっ・・・・・・・・・・・・・、いやっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「藍子さん、ねえ、イっちゃったんでしょう?・・・・・・・・・・・」
「いい加減なこと言わないでっ・・・・・・・・・・、そんなんじゃないから・・・・・・・・・・・・」

ベッド上で横になりながら、僕は藍子さんの唇を吸います。秘所を交えたまま、僕達は舌をゆっくりと絡め、行為の余韻に浸ると同時に、更なる何かの予感に包まれます。

本音を曝け出すように、藍子さんが片脚を僕の腰に巻きつけ、強い密着を求めてきます。スペルマと美汁で、重なり合う部分が熱く濡れるのを僕は感じます。

「どこまでもうそつきなんですね、藍子さん・・・・・・・・・・・」
「ねえっ・・・・・・・・・・・、早く私から離れなさいっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「駄目だよ、藍子さん。素直に告白するまで、僕は許さないから・・・・・・・・・・・・」

どんな風に藍子さんをいじめようか、それを考えるだけで、急速な昂ぶりに包まれていきます。自制心を得るためにも、僕は再び鏡の中の光景を確認しようとします。

別世界としてそこに映り続けていた眺めが、現実と交錯しようとしています。ベッドのすぐそばに、原島監督が立ち、僕たちの姿を見下ろしています。

「監督・・・・・・・・・・・・・・・」
僕のつぶやきに、藍子さんが覚醒したように瞳を開き、そして夫の姿を確認します。

「あなた・・・・・・・・・・・・」
驚きのあまり、藍子さんはそれ以上の言葉を継げない様子で、そのまま原島監督の姿を見つめます。

自らの行為を打ち消すように、藍子さんは乱れたシーツを素早く引き寄せ、裸体を隠そうとします。僕は、ゆっくりとペニスを引き抜き、藍子さんの肢体から離れます。

どろりとした白濁の液が、藍子さんのあそこに妖しく光ります。脚をきつく閉じ、藍子さんは白いシーツを全身に巻き、ベッドの上に身を起こします。

「あなた・・・・・・・、お願い、聞いて、これは・・・・・・・・・・・・・」
僕との行為をどの段階から目撃されていたのか、そんな不安を隠せぬまま、藍子さんは原島監督に何とか有効な説明を与えようとします。

「いいんだ、藍子・・・・・・・・・・・・」
藍子さんの言葉を、監督は優しげな様子で遮ります。

「あなた・・・・・・・・・・・・」
「これは俺が仕組んだことなんだから・・・・・・・・・・・・・・・」

監督の服装に乱れがないことに、僕は気づきます。チノパンを普段通りに身につけ、その下に隠されているはずのものには、何の変化もうかがえません。

僕と藍子さんが激しく交わりあう姿を見て、監督は自慰行為をしていたはずだ・・・・・・。既に達してしまったのだろうか。僕はそんなことを思いながら、監督の言葉を待ちます。

約束したはずの一線を越え、妻を犯した若者に対し、しかし、監督は何の非難の態度を示しません。シーツにくるまった妻の姿に、視線を注ぎ続けているだけです。

薄いシーツに、藍子さんの裸体がかすかに透き通って見えます。豊満な乳房、そして敏感な乳首。透けて見える人妻の肉体は、裸のそれよりも男達を興奮させます。

「藍子・・・・・・・・・、どうだったんだ?・・・・・・・・・・・・」
監督が唐突に藍子さんに尋ねます。

「えっ・・・・・・・・・・・・・」
「宮崎にされてどうだったんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」
「久しぶりでよかったんだろう?・・・・・・、違うか?・・・・・・・・・・・」

詰問するような監督の口調に、藍子さんは言葉に詰まります。訴えるような視線を監督に返し、夫を裏切っていないことを、何とか伝えようとします。

「あなた、信じて・・・・・・・・、別に私何も・・・・・・・・・・・・・」
「あんなに声出してたじゃないか、藍子・・・・・・・・・・・」

「あなた・・・・・・・・・・・・・・・・」
「知ってるだろう、今の俺がどうしたら興奮できるか・・・・・・・・・・・・・」

監督の手が、藍子さんの体に伸びていきます。シーツをつかみ、それを剥ぎ取ろうとします。両手に力を込め、藍子さんが懸命にそれに抗います。

「いやっ・・・・・・・・・・・・・・、あなた、いやっ!・・・・・・・・・・・・・・」
「もう1回見たいんだよ、藍子のあんな姿を・・・・・・・・・・・」

引き千切るほどの勢いで、監督が藍子さんの肢体からシーツを奪い去ります。全裸の姿を再び曝け出した藍子さんは、腕を交錯させ、乳房を隠そうとします。

「宮崎、もっと藍子とやりたいんだろう・・・・・・・・・・・・・・・」
そうつぶやきながら、監督は僕にベッド上に仰向けに横たわることを命じます。

藍子さんの裸身が、先刻以上になまめかしく、僕の欲情をそそってきます。僕の股間のものは、既に完全な硬さを回復し、猛々しく天井を向いています。

監督が、服を着たままベッド上に上って来ます。藍子さんの裸体を背後から拘束し、両膝の隙間に手を差し込みます。そして、大きく脚を開いた状態で軽々と持ち上げます。

「いやっ!・・・・・・・・・・・、こんなの、いやっ!・・・・・・・・・・・・・・・・」
激しく体を動かし、藍子さんが抵抗の意志を示します。濡れた肉体が、僕のそれの上に運ばれてきます。



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