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終着駅(19)

2012 03 21
駅前でこの人妻の腕を強く握った瞬間、中倉真哉は2人が今夜どうなってしまうのか、その強烈な予感に包まれた。

それは確信と言ってよかった。既にそう決められていたのだ。

そうだろう、朱里・・・・・・・・・

夭折した妻の名前を、彼は心の中で繰り返す。8年前に妻を亡くしてから、真哉が他の女性とこんな状況に陥ったことは一度たりともなかった。

感情が揺れることさえ、彼にはなかった。妻の記憶に生きることだけで十分だった。だが、真哉は今、亡き妻にささやきかける。自らの行為の許しを請うかのように。

朱里、俺はどうかしてるんだろうか・・・・・・・、教えてくれ、朱里・・・・・・・・・・・・・

ホテルに向かう路地で、彼は密かな問いかけを繰り返した。だが、出会ったばかりの人妻と互いの指を絡めあうように手を繋ぐうちに、彼は次第に迷いを消し去っていった。

低俗な肉欲がそうさせたのではない。この人妻を救い出すことにためらう必要なんかない。真哉には、亡き妻がそうささやき返してくるような気がしたのだ。

密室に入った瞬間、真哉はその人妻の肢体をきつく抱き寄せ、唇を激しく吸った。部屋の片隅の家具の上に強引に座らせ、その服を少しずつ奪い去っていった。

白く光る首筋に舌を這わせ、乳房を愛撫する。人妻の両脚をいやらしく広げ、その内側で指先を滑らせていく。人妻は想像以上に敏感で、我慢しきれないように妖しい声を漏らした。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
京子という名のその人妻に、真哉は己の興奮を一気に高めていった。そんな風な性的な昂ぶりを覚えたことは、妻を失って以降、かつてなかった。

華奢な体だった亡き妻と比較し、この人妻の肉体は魅惑的な曲線を伴った肉感的なそれだった。妻が生きていたなら、ひょっとしてこんな風な体になったのかもしれない。そんな妙な想像が、真哉の荒々しさを更に高めていった。

この人妻の全てが欲しい。目の前でワンピースを淫らに剥ぎ取られ、素肌を曝け出している人妻の姿を見つめ、真哉は強烈にそう望んだ。

ブラの上から形のいい乳房を激しく揉みしだきながら、彼は人妻の上半身を鏡に押し付け、舌を強く吸った。そして、自らの服を全て脱ぎ去った。

自分でも怖いほどに勃起したそれを、人妻にためらうことなく見せつける。捲り上げたスカートの中に指先を伸ばし、人妻のショーツに大胆に触れる。

指の腹で彼女の花芯を押さえれば、既にそこがぐっしょりと濡れていることがわかる。

「ああんっ・・・・・・・・・・・・」
その官能的な喘ぎ声に、真哉はこの人妻もまた、自分のことを激しく欲していることを知る。

人妻のそんな欲情が、真哉の理性を妖しく刺激する。夫婦仲が破壊されているとはいえ、彼女はまだ人妻なのだ。この魅惑的な肉体は夫のものなのだ。

他人のものに密かに手を伸ばしている自らの行為に、真哉は自責の念を遥かに上回る興奮を感じ取る。その夫が気づかぬうちにこの妻を奪うのだ。真哉はそう欲望する。

ショーツの中に指先を滑り込ませ、中指を泉の中央に突きたてる。熱い蜜が歓迎する壷の中に、更にぐいと指を挿入し、人妻に快楽を与えてやる。

「ああんっ!・・・・・・・・・・・・・・」
跳ね上がった人妻の唇を情熱的なキスで塞ぎながら中指を往復させる。短くも濃厚な吐息を、人妻が絶え間なく披露し始める。

「あっ!・・・・・・・・、あっ!・・・・・・・・・、あんっ!・・・・・・・・・・・」
もう、真哉の胸中に亡き妻の姿はなかった。それは、真哉が彼女の許しを確信したからでもあった。

指の往復にあわせるように、人妻が腰をくねらせる。手首を濡らすほどに蜜を溢れさせる人妻の肉体と、真哉は1つになることを夢想する。

早く一緒になりたい。そうなることがこの人妻を救い出すことなのだ。真哉は、しかし、今、更に別の確信を抱いてもいた。

いや、俺自身が救われるのかもしれない・・・・・・・・・

枕元に置かれてあったそれを己のものに装着し、真哉は人妻の肢体を床に立たせた。背後からきつく抱きしめ、2人の姿を鏡に映し出す。

ブラのホックをそっと外し、人妻の美乳を鏡の中に確認する。両手でそれを包み込み、背後からその頂きをゆっくりといじめる。そして、ワンピースを捲り上げていく。

人妻の見事なヒップラインが目の前に露にされる。これほどの肉体の持ち主である女性に酷すぎる仕打ちを与えてきたその夫に対し、真哉は特別な感情を抱く。

それならば、あなたに代わって私が奥様を愛してあげますから・・・・・・・・・

脚を広げ、腰のくびれを掴む。こちらに引き寄せるように力を加え、人妻の下半身に淫らなポーズを要求する。濡れ光る人妻の陰唇が、すぐそこにある。

「京子さん・・・・・・・、入れますよ・・・・・・・・・」
鏡の中に映し出された人妻が、恥ずかしげに、しかし、はっきりと頷く。

2人は鏡を通じて見つめあう。先端をそこに突き入れただけで、人妻の表情が歪むのがわかる。瞳を潤ませ、彼女はかすかに首を振るような仕草を見せる。

「ああっ・・・・・・・・、真哉さん・・・・・・・・・・」
「まだ全部入れてませんよ、京子さん・・・・・・・・・・」

ゆっくりと腰を押し出し、真哉は人妻との一体感を求めていく。それを装着しているにもかかわらず、彼の肉塊は濃厚すぎる刺激を感じ取っていく。

「ああっ、京子さん・・・・・・・・・」
「ううんっ・・・・・・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・」

背後から貫いてくる男の表情を見つめたまま、人妻は唇をかすかに開き、吐息を漏らす。それ以上の行為を怖がるように、人妻は何度も首を振る。

「ああっ、真哉さんっ・・・・・・・・・、駄目っ・・・・・・・・・・・・・・」
「京子さん・・・・・・・・・、奥まで入れますよ・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・、ああっ、早くっ・・・・・・・・・・・・・」

真哉は、彼女が欲しがっていることを知っている。一瞬の休息の後、彼は荒々しく、まるで獣のように、一気にそれを最奥部にまで突き出す。

「はあんっ!・・・・・・・・・・・」
目の前の棚に両手をついたまま、人妻が顎をあげ、深い嬌声を響かせる。


(↑なかなか更新できず申し訳ありません。クリック、凄く嬉しいです)

<お詫び>
プライベート事情により、次回更新は4月第1週とさせてください。「これから」というときに、申し訳ありません。私自身、この作品を書きたいという気持ちが凄く強いので残念なのですが、しばらくお待ちいただければありがたいです。よろしくお願いします。  

3月28日 のりのり
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