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闇の奥からの誘惑(19)

2013 09 30
かすかな、しかし確かに空気を震わせたその吐息は、人妻の屈服の可能性がゼロではないことを男に伝えるものであった。強固な抵抗の裏に潜む、人妻の僅かな隙がそこにあった。

「奥さん、何をされたって絶対に服従なんかしないんだろう・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「それにしては、体がもうこんなことになってるじゃないか・・・・・・・・」

指先に吸い付くように迎え入れてくれた麻由美の秘所の状態は、菊原の興奮を妖しく刺激した。人妻の黒色のショーツの上から、男はもう一度指先で、今度はやや激しくそれを突いた。

「はうっ・・・・・・・・・・・・」
再び、人妻の唇が開き、艶めいた息が漏れだす。後方に投げ出した手を苦しげに握りしめるようにしながら、瞳は閉じたまま、顎を上方に反らすような格好を示している。

長い両脚が淫らに広げられている。ワンピーススタイルのパジャマの裾がまくり上げられ、男の体がその隙間に割り込み、更にその顔が何かを欲するように奥にまで達している。

指の腹で押し込むように、菊原は一定の運動を麻由美の秘部に与え始める。同時に腿の付け根付近で舌を細かく這わせ、人妻の肌を濡らしていく。

「いやっ・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男の指先が深く入り込んでくる度に、体奥を震えるような感覚が走り抜ける。焦らす様な、それでいて激しく揺るがす様なその刺激を、麻由美はかつて覚えたことはなかった。

どうすることもできない。しっかりと男に肢体を固定され、もはやされるがままの状態を強いられている。麻由美はただ、自らが置かれた状況に耐え切ることだけを考えようとする。

だが、男の責めは容赦なかった。唇を噛み、懸命に声を抑えながら、人妻が時折首を振って男に抵抗を示す。それをあざ笑うように、男の指先がぐいぐいと力を込めて加速してくる。

ショーツ越しに確かな温もりが男の指先に伝わり始める。その温かな人妻の肉体の気配は、やがてショーツを、そして男の指先までをもしっとりと濡らしていく。

男は言葉を発しようとはしない。人妻の新たな屈服の気配を待つような男のそんな態度に、麻由美はただ追い込まれていく。テント内に熟した女の淫らな湿り気を示す音が響き始める。

くちゅ・・・・・・・・・、くちゅ・・・・・・・・・・・・、くちゅ・・・・・・・・・・・

下着が濡れていることを濃厚に自覚してしまう。ただこれだけの行為でそこまでの変化を示してしまった自らの肉体に、麻由美は激しく戸惑い、同時に溺れていく。

人妻の息遣いが明らかに乱れ始めている。噛み締めた唇から小刻みな震えと共に、苦しげな吐息が漏れ出してくる。麻由美の肢体が少しずつ後方へと倒れはじめる。

「いやっ・・・・・・・・・・・・・・・、ううんっ、待って・・・・・・・・・・・・・・・・」
瞳を閉じたまま、麻由美は懇願するように言葉を宙に投げる。

男は答えを返そうとはしない。徹底した責めの意志を示すように、重ねた指をぐいっと強く突き立ててくる。徐々に加速するピッチに、人妻は耐えきれぬように唇を開いてしまう。

「ううんっ、駄目っ、そこは・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男のもう片手がパジャマの下に潜り込み、腹部から両脇あたりの素肌を撫でまわしてくる。舌先がそれに呼応するように移動し、くびれた腰にキスを浴びせてくる。

腕に力が入らず、人妻は両肘を思わず曲げて上半身を後方に投げ出すような格好になる。両膝を立てた格好で淫らに両脚を開き、やがて完全な仰向けの状態で肢体を横にする。

男の逞しい体に徐々に支配されていく自分を感じる。男は決してショーツを脱がそうとはしない。その下着の上から執拗に指先を突き立ててくる。

「ほら、聞こえるかい、奥さんの音が・・・・・・・・・・」
久々に発した男の声から逃げるように、麻由美は片手で自らの顔を隠す様な仕草を見せる。

「こんなに濡れてるよ、奥さんの大切なところが・・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・・・」

「旦那以外の男にされて、体がこんなに悦んでいる・・・・・・・・・・」
「違う・・・・・・・・・・・・、そんなんじゃないわ・・・・・・・・・・・・・・」

「されたかったんだろう、こんな風に、別の男に・・・・・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・・・、ううんっ、もうやめてっ・・・・・・・・・・・・・・・・」

狭いテント内に置かれた男の荷物が、顔のすぐそばに接するように置かれていることを感じる。麻由美は何かにすがるように手を無造作に伸ばし、手にしたものをきつく握りしめる。

閉じたまぶたの向こう側から確かな明るさを感じる。闇の中のこのテントは、オレンジ色の照明で鮮明に照らされている。麻由美はこの痴態が誰かに覗かれているような錯覚に陥る。

暗闇に身を紛らし、何人もの見知らぬ男たちが、このテントの中を覗き込んでいる。人妻のストリップ小屋を見物するように、男たちの表情には卑猥な欲情が浮かんでいる。

「ねえっ・・・・・・・・・、もういいでしょう・・・・・・・・・・・・・・」
瞳を開き、麻由美は男に懸命に懇願する。その抵抗に気付かぬふりをするように、人妻の秘所に潜り込んだ男は、指先の往復のピッチを更に早めていく。

「我慢しなくてもいいんだぜ、奥さん・・・・・・・・・・」
濡れた下着を割れ目に押し込むように、男の指が何度も食い込んでくる。一定のペースで往復するその運動に呼応するように、人妻の耐え切れぬ吐息が漏れ始める。

「あっ・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・」
「いい声だ、奥さん・・・・・・・・・、ほら、もうぐしょぐしょじゃないか・・・・・・・・・」

「いやっ・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・」
「どんどん蜜が出てくるぜ・・・・・・・・、奥さんのいやらしい蜜が・・・・・・・・・・・・」

指先を動かしながら、男は人妻のパジャマを更にまくり上げていく。一瞬の抵抗を見せる人妻の腰を強引に持ち上げ、そこに生じた隙間にその黒色の薄い着衣を押し込む。

なまめかしく光る人妻の両脚が、完全に露にされる。大切な部分を覆い隠すものは黒色の下着だけである。男の両手が麻由美の内腿を撫でながら、力強くそれを押し開く。

「お願い・・・・・・・・・・、ねえ、お願い、待って・・・・・・・・・・・」
エスカレートしていく行為に懸命に猶予を請う人妻に対し、有無を言わせないような態度で、男の口がたっぷりと濡れた人妻の下着に吸い付く。

「はんっ・・・・・・・・・・・・・・」
一層濃厚な喘ぎ声が、人妻の喉奥から漏れ出す。声を塞ぐ術を探すように、人妻は片手を口に運び、その指先を強く噛みながら、もう片手で床に敷かれたマットをきつく握る。

人妻の腿を強く抑えつけ、男は濃厚な匂いを求めるように鼻をこすりつけ、そして激しく吸い上げる。荒々しい男に服従するように、人妻の肢体が深々と屈曲していく。

人妻の両脚を上半身に密着するほどに抑え込みながら、男は獣のような気配で下着に隠された密壺を吸う。男の本能を激しく示すそんな行為が、人妻の自制を奪っていく。

服従するつもりなどさらさらない。しかし、圧倒的に押し寄せてくるこの欲情の波に、これ以上抗うことは簡単ではない。麻由美はただ、無心でそれをやり過ごそうとする。

ショーツの端にのぞく人妻の素肌を、男の舌が責め始める。ヘアを確かに吸いながら、男の指先が再びそこに接近してくる。人妻にはもはや、無心を保つことなどできない。

くすぐるように動き回る指先が、初めてショーツの裏側に潜り込んでくる。下着の上からきつく吸い上げるその泉の中心を、潜入を果たした指先の先端が初めて直に触れる。

「はんっ・・・・・・・・・・・・・」
これまでの息遣いとは明らかに異質な色がその声には伴っている。人妻の確かな悦びの気配が、艶めいた声に濃厚に漂っている。

「ぐしょぐしょにかき回してやろうか、奥さんのあそこを・・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・・・・、もう、やめてっ・・・・・・・・・・・・・・」

「濡れ具合を確かめてほしいんじゃないのか、奥さん・・・・・・・・・」
「もういいでしょう・・・・・・・・・・、これ以上・・・・・・・・・・・・・・・・」

「これ以上されたら俺に服従してしまうとでもいうのかい、奥さん・・・・・・・・・・・」
「そんな・・・・・・・・・・・・、そんなことあり得ないから・・・・・・・・・・」

「なかなか素直にならないねえ、奥さん・・・・・・・・・・・・・」
ショーツを故意に強く引っ張り、確かな空間をそこに存在させる。人妻が首を激しく振るのを視界に捉えながら、男は人差し指と中指を重ね、目の前の淫唇にずぶっと差し込んでやる。

「ああんっ・・・・・・・・・・・・・・」
背中を僅かに浮かせるように肢体を反らしながら、人妻が官能の声を漏らす。

「これでも服従はしないって、強がり言い続けるつもりかい、奥さん・・・・・・・・・」
男が己のベルトを外す音が、人妻の耳に確かに達する。


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Comment
14話から話しが迷走しています。べたでいって欲しかったです。
菊ちゃんp(^-^)q
暗い影を落とす菊ちゃんの四年前の出来事は気になるけれど、麻由美さんと過ごす、この一夜できれいさっぱり消え去り忘れられたというのもアリですよ。
早く麻由美さんに突っ込んでよがらせて欲しい

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