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闇の奥からの誘惑(21)

2013 10 04
男の要求は強引さと早急さを兼ね備えたものだった。既に計画を立てていたかのような男の態度に、麻由美はただ闇の中に引きずり出され、そして無防備な姿をさらされた。

「奴のバイクがあそこにある・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「さっき跨ってただろう、奥さん・・・・・・・」

サンダルを履く猶予も与えられず、人妻は裸足のまま男に連れられていく。既にショーツは剝ぎとられ、ワンピーススタイルのパジャマの下から闇の深さが直に伝わってくる。

「ねえ、ちょっと待って・・・・・・・・・・・」
男がいったい何を求めているのか、おぼろげに感じながら、麻由美は動くことを拒もうとした。漆黒の空間に取り囲まれたことが、人妻に更なる不安と刺激を与えている。

「奥さんの望みをかなえてやるだけだ」
そうささやく男に手を引かれ、人妻はやがてバイクのそばにまで導かれる。木々の匂い、虫の音、そして闇の気配。麻由美は何かにすがるように、懸命に周囲に視線を投げる。

テントに置き去りにした夫は今、完全な眠りに陥っているのだろうか。過ちを犯したのは自分自身であることを自覚しながらも、麻由美は今、夫がこの場にいることを願った。

そして、彼・・・・・・。このバイクの持ち主である彼は、必ずこの周辺の闇のどこかに潜んでいるはずだ。この場に及んで、麻由美は救い出される自分を強く夢想してしまう。

「奥さん自身が望んだことだろう。もう逃げることなんてできない・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「あいつがどこかから見ているかもしれないな・・・・・・」

人妻のためらいと夢想を見透かす様な言葉を口にしながら、男の手が伸ばされていく。人妻の肢体をこちらに向かせ、目の前に立たせる。きつく抱きしめ、その唇を奪おうとする。

「いやっ・・・・・・・・・・」
抵抗する人妻の唇に、男は強引に己の口を重ねていく。きつく閉ざされるその唇をこじ開けようとしながら、男の手がパジャマ越しに人妻の柔かなヒップを揉みしだく。

「あんっ・・・・・・・・・」
人妻の抵抗の意志を弱めようとするように、執拗にそこを愛撫し、その手を腰のくびれから背中へと上下させる。息を乱しながらも、人妻が懸命に唇を閉じ続ける。

男の口が人妻の首筋に下降していく。両手で男の体を突き放そうとするが、無駄な試みであることを知らされる。胸の丘陵にゆっくり接近する男の口の動きを、人妻は制することができない。

男の手がパジャマの裾をまくり上げる。ヒップの割れ目をくすぐるように刺激し、その指先が後方から蜜泉に到達する。僅かにそれに侵入されるだけで、人妻の肉体が敏感に反応する。

「はんっ・・・・・・・・・・・・」
「たっぷり濡れてるよ、奥さん・・・・・・・・・・」

「違う・・・・・・・・・・、そうじゃないわ・・・・・・・・・・・・・・」
「早く俺のものがここに欲しいんだろう。口でしゃぶるだけじゃなくて・・・・・・・・・」

胸元に埋めようとした顔をあげ、男は再び人妻を見つめる。不意に重ねられた唇が、僅かな隙を見せる。一瞬のうちに、麻由美はその舌先を男のそれに絡めとられてしまう。

こじ開けられた人妻の唇を、男が逃すことはなかった。強くそこを吸いながら、情熱的に舌を絡めていく。抵抗を放棄するように、人妻の動きがおとなしいものになっていく。

闇の中で立ったまま、男に強く抱きしめられる。欲深いキスを与えられ、全てを忘れてしまいたいような気分に包まれる。唇を何度も吸い上げた男が、人妻の上気した表情を見つめる。

無言のまま、菊原が麻由美の体を反対に向け、バイクに乗ることを求める。ためらう人妻の肢体が持ち上げられ、やがて、その両脚が牝としての本能に従うように広げられる。

「タンデムといこうぜ、奥さん・・・・・・・・」
サイドスタンドで立てられたそのオフロードバイクは、やや斜めになって停車している。それは数時間前、自らの希望で麻由美が跨ったものだった。

そのサドルに、両脚を開いた人妻が再び跨った。だが、今回は自分の意志でそうしているのではない。それを強要した男が、人妻に密着するようにすぐ後方の荷台部分に座る。

不安定な肢体をどうにかしようと、麻由美は手を前方に伸ばす。恥ずかしげな姿態のまま、選択肢がないことを示すように、人妻は両手でハンドルを握ってしまう。

「もっと尻を突き出せるだろう、奥さん・・・・・・・・」
男の両手が背後から伸び、抵抗のできない人妻の腰のくびれを掴む。黒色のパジャマだけを身に着けた人妻の下半身を、更に強く後方に引き寄せる。

「いやっ・・・・・・・・・・・」
ハンドルを握った両手を手放すことができない。バイクに乗ったまま、人妻はいやらしく下半身を後ろに突き出す様な格好を強いられる。

男の手が無尽蔵な欲情を示すように、人妻のヒップから背中を這い始める。パジャマをまくり上げ、人妻の美尻の素肌を撫で、そして軽くたたくような責めを与える。

パジャマの下に潜入した手が、やがて前方にまわりこみ、人妻の腹部を撫でまわす。更に上方に滑っていき、人妻の豊かな胸の膨らみをブラの上から完全に覆う。

「そこはやめてっ・・・・・・・・・・」
消え入りそうな声を漏らしながら、人妻が首を振る。男の手がゆっくりと運動を始める。初めて乳房を責められ、人妻の全身に快楽の気配が瞬く間に広がっていく。

「ああっ・・・・・・・・・・・・」
その指先は憎らしいほどに巧みだった。ブラの下に隠されている丘陵全体を癒すように包みながら、その頂を的確に弾き、くすぐる。次々と心地よい波が押し寄せてくる。

「胸が弱いみたいだな、奥さん・・・・・・・・」
男のその台詞は、人妻がかつて気付いていないことを教えるものだった。それほどに乳房への愛撫で感じてしまう自分を、麻由美はこれまで知ることはなかった。

駄目っ・・・・・・・・、隙を見せちゃ駄目っ・・・・・・・・・・・

体奥で何度もそう繰り返しながら、麻由美はただ瞳を閉じ、理性を維持しようとする。それを許さないように、男の手が人妻の熟れた肉体を執拗に揉み、焦らすような感覚を与えていく。

「お願い、これ以上は駄目っ・・・・・・・・・・・」
我慢しきれず、麻由美は片手をハンドルから離し、男の手が置かれた胸へと運ぶ。だが、男が容赦することはない。片手を首筋にまで到達させ、人妻の唇に侵入を図る。

「はうっ・・・・・・・・・・・・・」
パジャマの下から伸びてきた男の指先が、人妻の口内を再び犯す。無意識のうちに麻由美は舌を絡めてしまう。同時に乳房を責められ、人妻の肢体が更に前傾を深くしていく。

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・」
再び両手でハンドルを握りしめる。その態度は、肉体を好きなようにいじめていいと、男に伝えるようにも見えてしまう。胸を愛撫していた男の手が、人妻の突き出された美尻に動く。

割れ目に差し向けられた男の指先が何本かに重ねられ、そして深々と挿入を試みる。濡れた花唇がその指先を歓迎し、溢れ出す甘い蜜がサドルの上を淫らに濡れ光らせていく。

「どんな風にされたいんだ、奥さん・・・・・・・・・」
ぐいぐいと指先が往復を始める。斜め後方にヒップを突き出すほどの格好で、人妻がバイクのハンドルにしがみつく。顔をそこに埋め、何かに耐えるように首を何度も振る。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・、いやっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
うっすらと開いた人妻の瞳が、地面に投げ捨てられた男のトランクスをとらえる。いつしか男が下半身を剥き出しにしていることを知り、人妻は声を漏らす。

「やめてっ・・・・・・・、もう終わりにしてっ・・・・・・・・・・・・・・」
「そんなに息を乱してるじゃないか、奥さん・・・・・・・・・・・」

喘ぐような吐息を自分が披露してしまっていることに、麻由美は初めて気付かされる。男の両手がやがて腰のくびれをがっちりと拘束してくる。それが始まることを教えるように。

「いやっ・・・・・・・・・、やっぱりそれはいやっ・・・・・・・・・・・・・・」
挑発的な態度を、すぐに取り戻すことができない。自らの決意を全て打ち消し、本音を吐露してしまうように、人妻はこの戯れの停止を今になって懇願する。

しかし、男にそのつもりがないことぐらい、人妻にも勿論わかっている。獰猛な彼にこれから与えられる責めを想像し、人妻はただ、激しく鼓動を高鳴らせてしまう。

「奥さん、いい眺めだ・・・・・・・・・」
男の手が、人妻の下半身を持ち上げる。闇の中、男にそこを見つめられていることを感じる。男の体が前進し、人妻の肉体に接近していく。肉塊の先端が、人妻のヒップに触れる。

声を発することもできず、麻由美は再び首を振って抵抗の意志を示す。背中に密着してくる男のたくましい肉体を感じる。両太腿が抱えられ、後方に引き寄せられていく。

その先端が、濡れた泉のとばりを開こうとする。全身に震えが走った人妻の花芯を、男の肉棒がゆっくりと貫いてくる。蕩けた壁がそれをきつく締め付け、人妻が声を漏らす。

「ああっ、駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「奥まで入れるぜ、奥さん・・・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・・、来ないでっ・・・・・・・・・・・・・・・」

男のものが、更に深々とねじ込められる。熱を伴った震え、そして破綻を予感させるような感覚が麻由美を包む。闇の中、菊原が屈服を要求するように、最後の激しい突きを与える。

「ああんっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ハンドルに埋めていた顔を思わずあげ、人妻が官能の声を闇奥に響かせる。

「バイクの上で犯されるのが夢だったんだろう、奥さん・・・・・・・・・・」
遂に挿入を果たした男は、人妻の腰を背後から拘束し、ゆっくりとした腰の往復を開始する。その運動にあわせ、人妻の喉奥からなまめかしい声が漏れ始める。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・・・・」
過去の人生で一度も知ることのなかった快楽の渦が迫りつつあることを感じてしまったなら、人妻はもう漏れ出す声を抑えることなどできない。


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Comment
菊ちゃん(-。-)y-゜゜゜
サンダルぐらい履かせてあげてよ。足の裏が汚くなるやん。あとから舐めるのなら許すけど(^^;)
そんなにおかしいかな?わたしは楽しめて読めてますよ。麻由美さんはしたかったんだからいいじゃんね(^^ゞ
首を振るなら髪型も書いてあるともっとイメージが膨らみますよ。後ろで束ねてるなら菊ちゃんの鼻先にも当たるだろうし(^_-)

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