FC2ブログ

闇の奥からの誘惑(36)

2013 11 15
今夜、麻由美にはあなたを裏切るつもりなんかなかったのよ・・・・・。あの謎の女が立ち去り際に言い放ったその言葉の記憶が、私の脳裏に再び想起される。

それは事実の一端を確かに捉えた言葉だったに違いない。だが、完全なる真実ではなかった。あの女も気付かぬ場所で、妻は密かに藤原のことを待ち続けていたのだ。

妻自身、自らの背徳的なそんな願望に気付いていなかったのかもしれない。だが、藤原は巧みにそれを察知し、妻を本能に素直に従うようにいざなった。

もはや、妻は何も隠そうとはしていない。これが自分自身の素直な姿であることを認めるように、性の欲望の赴くまま、大胆に男の上に跨り、彼の逞しいもので貫かれている。

「こうするともっとよくなりますよ、麻由美さん・・・・・・・・」
淫らに開かれた妻の太腿を掴みながら、男が小刻みに腰を震わせる。

「あああっ・・・・・・・・・・・・、動かないでくださいっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「それならば、自分で動いてもらいましょうか、麻由美さん・・・・・・・・・・」

仰向けになったまま、藤原は故意に悪人を装うような雰囲気で、そうささやく。男の意図を察した妻が、彼の胸に両手を置いたまま、恥ずかしげな笑みを浮かべるのがわかる。

「告白してもいいですか、藤原さん・・・・・・・・・・」
「何でしょうか・・・・・・・・」

「こんな風なこと、私、あまりしたことが・・・・・・・・・、どうやってしたら・・・・・・・・・・・・」
「ご主人の上に乗ったりしたことはないんですか、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・」

「私たち、こういうこととはもうすっかり離れてますから・・・・・・・・・・」
「以前もそんなことをおっしゃってましたね・・・・・・・・・」

互いに動きを止めたまま、二人は静かな会話を交わし続ける。だが、男のものは確かに妻の裸体を下方から貫いている。硬直した棒をきつく締め付ける妻の淫唇を、私は想像する。

「麻由美さん、バイクに乗るのと同じじゃないですか・・・・・・・・・・」
「違います、それとは・・・・・・・・・・・・・」

そんなシチュエーションにいることを感じさせないような雰囲気で、二人は笑いあう。しかし、男の手がそっと下から伸びて脇腹の辺りを撫でてくるだけで、妻の表情から笑みが消える。

「駄目ですっ、藤原さん・・・・・・・・・・・・・・・」
「僕が教えてあげますよ、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「何も考えなくていい。素直に、したいように体を動かせばいいだけです・・・・・・・・・」

男の両手が妻の腰のくびれを拘束する。妻の瞳を下から見つめながら、男の手がゆっくりと前後に動き始める。それに合わせ、妻の下半身がぎこちなくスライドを始める。

「こうですか、藤原さんっ・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「入ってますよ、麻由美さん・・・・・・・・・・、感じるでしょう・・・・・・・・・・・・・・・」

依然として男の胸に手を置き、妻は前傾するような格好をしている。時折、垂れた髪をかきあげるようにしながらも、妻は男を見つめ、そして腰を揺らし続ける。

太腿で男を挟むような動きを時折見せながら、妻はヒップを後方に何度も突き出す。ぎこちなかった動きが、次第に一定のペースをつかみ、滑らかなものに転化していく。

「麻由美さん・・・・・・・・・、そう、お上手ですよ・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

下腹部を小刻みに上下させながら、妻は肢体を更に前傾させる。それは、バイクシートに跨ったまま、後方から男に犯されていることを想像しているような姿に映る。

男の手が、やがて妻の腰から離れる。もはや、その手にいざなわれなくとも、妻は自分自身で腰を振り、快楽を得ることを覚えつつあった。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・、はんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「感じますか、麻由美さん・・・・・・・・、僕のが入っていることを・・・・・・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

役目を終えた男の手は、自らの欲望を求めるように妻の首筋に伸びていく。妻の髪を乱すように指先を動かしながら、男は僅かに開いた唇にそれを差し込む。

「はんっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「麻由美さん、キスしてくださいっ・・・・・・・・・・・・・・・」

男の指を舐めながら、妻は上半身を前屈させ、その唇を大胆に接近させる。軽いキスを何度か交わした後、舌を絡ませるほどの濃厚な口づけを二人は堪能する。

「ううんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男は両膝を少し曲げ、己のものの角度を変える。逃がさぬように、妻の下半身をがっちりと固定し、これまで全く動かしていなかった自分自身の腰を激しく震わせる。

「あああっ、いやっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「凄く締まってきますよ、麻由美さんのあそこが・・・・・・・・・・・・・・」
「言わないでくださいっ・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、待って・・・・・・・・・・・・・・・・」

男の裸体に身を任せるような格好で、妻は下方から何度も突かれ、悦びの声を漏らす。妻の乳房の感触を求めるように、男はきつくその裸体を抱きしめ、二人の素肌を密着させる。

何度かのピストンの後、男はいったんその責めを停止した。そして汗ばんだ妻の裸体を撫でながら、倒れていた上半身を完全に立たせるように促す。男の腰の上に、妻は裸体をぴんと伸ばした格好で跨る。

「今度はこの格好で腰を振ってください、麻由美さん・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「大丈夫・・・・・・・・・、もう麻由美さんはすっかり覚えたはずですよ・・・・・・・・・」

羞恥を隠すように瞳を閉じ、妻がゆっくりと腰を滑らせ始める。男の言葉通り、妻のその仕草にもうぎこちなさはない。腰のくびれから下だけを、いやらしく振り、声を漏らす。

「あっ・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・」
漏れだす喘ぎを防ごうとでもするように、妻は自らの指先を口に運ぶ。

それをきつく噛むような仕草をしながらも、腰の振りをやめようとはしない。快感に戸惑うように首を振り、顎をあげる。妻の形のいい乳房が揺れ、官能的なシルエットを描き出す。

男の手が乳房に伸び、激しく愛撫する。片手で彼の腕を掴みながら、もう片手は口元に置き、指先を咥える。次第に男の腰の振りが加速し、妻の裸体全てが震えていく。

「ああっ・・・・・・・・・・・、ああっ、凄いっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「麻由美さん・・・・・・・・・・・・、気持ちいいでしょう・・・・・・・・・・・・・・・・」

「いいっ・・・・・・・・・・・、凄くいいっ・・・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・・・」
「素敵ですよ、麻由美さん・・・・・・・・・・・、最高だ・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、気持ちいいっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もっと・・・・・・・・・、もっと腰を振ってみてください・・・・・・・・・・・・・」

激しく軋むベッドの音に、全裸の男女の汗ばんだ息遣いが混じる。ハアハアという性の欲情を貪りあう二人の声が、室内の温度を一気に高め、その空気を猥雑な気配で染めていく。

男が力強く上半身を起こし、妻の肢体を抱きしめる。男に抱きかかえられるような格好になり、妻は両脚で彼の裸体を挟み込む。そして、両手を男の背中に這わせ、きつく引き寄せる。

「麻由美さんっ・・・・・・・・・・・・」
激しく唇を奪いながら、男が腰を何度も上下させる。裸体を弾ませ、妻は下腹部を男のそれに自分から密着させる。男に刺激を与えられる度に指先の爪を彼の背中に立て、快楽を伝える。

「ああっ、藤原さんっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうして欲しいですか、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「もっと・・・・・・・・・・・・・、もっと激しくしてくださいっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「こんな風にですか・・・・・・・・・・・・・・・・・」

妻の両肩を抑えつけながら、男は狂ったように腰を振り上げる。極太な男のものを激しく挿入され、妻は男の上で裸体を躍動させながら、歓喜の声を漏らしてしまう。

「あっ!・・・・・・・・・・・・・、あんっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もう逃がさない・・・・・・・・・・、僕のものだ、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・」

妻の両膝に腕を差し入れ、男は力強く前後に揺する。男の体から離れた瞬間、貫いていたものの影が一瞬見える。その直後、振り子のように戻った妻の裸体に、それがぶすりと突き刺さる。

「ああんっ!・・・・・・・・・・・・・・・」
根元までそれを埋めたまま、男は自らの指先をもそこに運ぶ。小さく腰を躍動させながら、男はその指先で妻の秘所に隠された突起をいじめ、何度も弾く。

「ああっ、駄目っ・・・・・・・・・・・・・、触らないでっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「こんなのが入ってるんですよ、麻由美さんの中に・・・・・・・・・・・・」

男に誘導されるまま、妻は右手を交接する箇所に伸ばしていく。男の肉棒の根元を握りしめ、妻は更なる興奮を与えられる。男が最後のとどめをさすように、腰を激しく上下させる。

「麻由美さん・・・・・・・・・・・、ほら、ずぶずぶ入ってますよ・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、もう・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「時間をかけてほしいんでしょう、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もう・・・・・・・・・・、ああっ、もう、我慢できない・・・・・・・・・・・・・・・」

「教えてください、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・・、これ以上されたらっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「麻由美さん・・・・・・・・・・・・、ああっ、好きだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ、イクッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、イきそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

それは、夫である私にさえ一度も発したことのない言葉だった。屈辱を味わいながらも、しかし私は、それを遥かに凌駕する興奮に支配され、絶頂に導かれる妻を目撃することを望んでいる。


(↑クリック、更新の励みです。凄く嬉しいです)
Comment
No title
いいところで週末は辛いので土曜更新あると嬉しいです!
麻由美さんを落とした藤原さんは、・・・
藤原さん、悪い男ですね。自分に好意を抱いている麻由美さんの背徳的願望を察知し、それを引き出してしまいましたね。先ず対面座位でイカせるんでしょうね。イッた麻由美さんをさらなる高見へと誘うと同時に自分も絶頂に達するために、そのまま正常位に持ち込み狂ったように追い込みを駆けるのでしょう。麻由美さんも藤原さんに完全に屈服して狂いまくるのでしょうね。麻由美さんは行為の最中の悦楽から相手の名前、藤原さんっ!って叫ぶ声が、藤原さんに自分を依存していますね。好意を抱き合った二人は、果たして中出しの誘惑に勝てるでしょうか?
私だったらこの状況なら、その誘惑に勝てはしない。
さて、麻由美さんを落とした藤原さんは、実は女たらしの悪い男なのか?菊原さんの「奥さんはあの男の本当の姿を知らないだけだ・・・」の言葉が気になるね。
今後も含めて連載を続けてほしいですね。
No title
藤原に追いつめれられ、我を忘れてしまう麻由美さん。朝になったら、全てのわだかまりを捨てて、結婚当初の夫婦に戻って、ご主人と二人で翔太クンをお迎えに行けるんでしょうか?
麻由美サイコーですもっともっとです。
楽しみの展開ですね
この展開を期待してました。謎の女性も期待したいねすね。次も楽しみにしてます。
なんだこれ
早く乗り込めば? 男のくせに。

管理者のみに表示