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闇の奥からの誘惑(38)

2013 11 25
妻の肉体に舞い降りた官能の痙攣に、男は敏感に気付いたようだった。あれほどに激しかった責めを停止させ、男は背後から妻を優しげに抱きしめた。

下半身は密接に結合したままだ。男のものが妻のどのような変化を感じているのかを想像し、私は心を乱すだけだった。男の手が妻の乳房にまわりこみ、そっとその膨らみを包み込む。

改めてその弾力を堪能するように揉みしだきながら、妻の肩からうなじの辺りにキスを与える。恐らくは汗に濡れているであろう妻の素肌を、男の舌先がいやらしく這って行く。

ハアハアと息を乱したまま、妻は言葉を発しようとはしない。その後ろ姿は妙になまめかしく、艶めいて見えた。妻の裸体は、絶頂に昇り詰めたことを私に伝えていた。

「麻由美さん・・・・・・・・・・・・・、イッたんですね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男の言葉に、しかし、妻が答えを返すことはない。鏡台に肢体を預けてしまうほどの勢いで、ぐったりと脱力をしている。貫く男のたくましい肉体が、そんな妻を後方から支えている。

「昔、ご主人に抱かれたとき、こんな風になったことはあるんですか?・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「こんなに素晴らしいお体の持ち主だなんて・・・・・・・、想像以上でした、麻由美さん・・・・・・・・」

男が妻の外見について語っているのではないことを、私が気付かぬはずはなかった。己のものを挿入した妻の秘所の淫らすぎる感触を、男は褒めている。それは、私さえ知らぬものだった。

「彼に抱かれたときはどうだったんですか・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「菊原にされたとき、こんな風にエクスタシーを感じたんですか、麻由美さん・・・・・・・・」

私との体験を聞いたとき以上の濃厚な嫉妬心が、そこにはあった。私は思い出した。菊原の亡くなった妻。藤原が寝取ったというその妻が、麻由美に似ているということを・・・・。

「麻由美さん・・・・・・・・、僕はまだ最後まで達してません・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「そろそろいかせてもらってもいいですよね・・・・・・・・・・・・・・・」

圧倒的な持続力を私に誇示するかのような、余裕に溢れた男の態度だった。男はそのまま責めることを選択しなかった。貫いていたものを抜出し、妻の裸体をベッドに乱暴に投げ出す。

声をあげることもなく、妻がベッド上にその濡れた肉体を曝け出す。素早く仰向けに組み伏せた妻の両脚をいやらしく押し広げ、男は再びそこにある蜜園を舐める。

「・・・・・・・・・・」
妻の裸体が、一瞬覚醒したように痙攣する。だが、なおも声を発することはない。飢えた獣のように妻の蜜汁をたっぷり吸った後、やがて男はその裸体を前方に動かしていく。

今一度、その人妻の裸体を屈服させることを想像しているような雰囲気で、男が妻を見下ろす。妻の太腿を揃え、強く押す。手をあてがうこともなく、いきり立つものをずぶりと挿入する。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
かすかな吐息のような声が、妻の口元から漏れる。妻の足首を自分の肩に置くような格好で、男は深々とした挿入を与え始める。

明らかに、これまでとは異なる意志が、男の背中に感じられる。このまま一気に放出にまで駆け抜けるという男の決意が全身にみなぎり、激しいピストンでそれを妻に伝えていく。

喘ぎ声さえ発することはない。妻は催眠状態に陥っているかのように、男の責めに反応を示さない。ベッド上に投げ出された両手の指先には、何かを掴もうとする気配さえない。

「麻由美さん・・・・・・・・・、もう逃がさない・・・・・・・・・・・・・」
妻の異様な状態が、男を明らかに興奮させている。次第に腰のピッチを速めながら、男は妻の裸体を貫き続ける。まっすぐに腰を進める一方、斜めから押し出す様な責めも挟み込む。

ベッドが激しく軋み、室内の興奮が最高潮へと上昇していく。男が妻の足指を舐め、とどめをさすように何度も強く腰を突く。ベッド自体の震えのせいで、私はそれにすぐ気付くことはなかった。

だが、その変化は確かにそこに生じようとしていた。妻の指先に少しずつ力が込められ、震えるような仕草でシーツを握る。瞳を閉じたまま、首を振るように動かし、その苦悶を伝え始める。

いや、苦悶ではなかった。それは、再び妻が絶頂の予感に浸り始めている証左だった。顎を上に向けながら、唇を次第に開き、表情が悦びの気配で歪んでいく。

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「麻由美さん・・・・・・・・・、また声を聞かせてくださいっ・・・・・・・・・・・・・・・」

妻の覚醒を察知した男が、更にその意識を回復させるかのように、太い肉棒で刺激を与える。その突きに合わせ、妻は短い声を漏らし始める。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「麻由美さん・・・・・・・・・・・・・、気持ちいいでしょう・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もう一度、イってください・・・・・・・・・、今度は僕と一緒に・・・・・・・・・・・・・・・・」

全てに満足した様子で、男が最後のスロープを走り始める。妻の顔の横に両手を突き、その表情を見下ろしながら、激しく腰を振る。男の汗が妻の裸体に滴り、二人の欲情が絡み合う。

「麻由美さんっ・・・・・・・・・・・・・、麻由美さん、ああっ、イクよ・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男の勢いに呑み込まれるように、妻の裸体が揺れていく。乳房の先端を突起させ、再びそこに導かれようとしていることを男に伝える。交接する箇所を往復する男の太いものが見える。

根元までそれを埋めた後、男はそのままの体勢で静止する。そして、腰を小刻みに震わせるようにしながら、更に強くぐいと押し出し、妻の膣園に快楽を与える。

「麻由美さん・・・・・・・・・、いいですね・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男が何を伝えようとしているのか、私にはわかった。意識が朦朧としているはずの妻でさえ、男の欲望をはっきりと理解したようだった。

「いいですね・・・・・・・、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・・・」
再び男はピストンを始める。唸りながら、最後の瞬間をどう迎えたいのか、再度妻にその言葉を投げる。

「このまま・・・・・・・・・・・・・・、このまま出しますよ・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「麻由美さん・・・・・・・・・・・・、ああっ、中で出しますよ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

妻が僅かに頷くように顔を動かすのを目撃し、私の興奮が頂点に達する。しかし、男はなおも確信を求めようと、妻を追い込んでいく。

「麻由美さん・・・・・・・・・、聞かせてください・・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「いいんですね・・・・・・・・・・・・・・、麻由美さん・・・・・・・・・・・・・・・・」
「イクっ・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、またイきそう・・・・・・・・・・・・・」

「ああっ、麻由美さん・・・・・・・・・・・・、もう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・、早く、私に出して・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男がそれを抜き出すほどに腰を後退させ、一気に突き出す。根元まで埋めたまま、男は最後の腰の震えを与える。交接する箇所をきつく密着させたまま、遂にその瞬間を迎えた。

「ああっ、麻由美さんっ・・・・・・・・・・・・・、いくぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、イクっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男はもう、腰を動かすことはなかった。上から妻の裸体を支配したまま、交接した箇所を二度と離そうとはしなかった。妻の中で、どくどくと脈打つ男のものを私は想像した。

藤原の全てを受け入れた妻は、その男の背中に両手をまわしていた。再び意識を失ったような雰囲気を見せながら、その指先は男の汗ばんだ背中をきつく掴んでいる。

「麻由美さん・・・・・・・・・・・・・、最高だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いっぱい出しましたよ、麻由美さん・・・・・・・・・、あなたの中に・・・・・・・・・・・・・」

全てが終わったことを私は知らされた。自分自身が、いつこの場所に来て、今まで何をしていたのか、それを想起することさえ私にはできそうもなかった。

妻の乱れる姿を見つめながら、私は自分が何度も達してしまったことに気付く。汚れた指先と下半身を感じながら、私は街のどこかで響くバイクのクラッシュ音を耳にする。

それが現実のものなのか、或いは幻聴なのか、その時の私に判断することはできなかった。


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Comment
お願いします
旦那、このまま静かに離れて
何も知らないフリで夜中に戻る、の
お決まりはよしてください。

つまらないです。
この二人に対して何か報復を与えてください。
しっかり。旦那。
次回も楽しみです
麻由美さんはレスだし、よく締まったんでしょうね。突起させた乳房の先端。見たかったなぁ~。藤原さん、腰抜けたんじゃない? ごちそうさまでした(*^_^*)
麻由美さんの側から
37.38はイマイチでした。それは、麻由美さんの心理描写がわからないから、と思います。
この不倫エッチを麻由美さんの側から心理描写をかいてもらいたい。なぜ、中出しを許す状況に陥ったか?
麻由美さん(^_-)
『もう逃がさない……』
藤原さんが何度か伝えた意味深なこの言葉。麻由美さんとは一度きりではないということ?今度は菊原さんと二人で犯しちゃう予告なのかな?もっと麻由美さんをいじめてほしいので第三幕に期待です!
No title
早く懲らしめてください。もたもたと何してるんですか?

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