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抵抗の果て(30)

2014 02 20
金が目当てでなければ、こんな店で働くことはなどありえない。人妻の乳房に1万円札をねじ込み、彼女がそれを拒絶しなかったとき、男の確信は更に強固なものになった。

金以外に、何が目的でこんな店で働いてるっていうんだ。旦那に隠れて金をためこもうという魂胆なんだろう。そんな人妻が、この店には溢れているはずだ。

しかし、いったい何の目的で金を欲しがっているというのか。

「奥さん、金に困ってるんだろう?」
「・・・・・・・」

「いったい何のためだ? 子供かい?」
「子供はいません」

きっぱりとした人妻の口調に、男は少し驚きを見せる。

「そうか、それは変なことを聞いちまったな。じゃあ、なんだ。旦那が遊び人かい?」
「そういうわけではありません」

「買い物依存症って風にも見えないねえ、奥さん。ブランドものなんか全く興味なさそうだな」
「すみません、お客様・・・・・・」

人妻は、熱いタオルを握りしめたままだ。それは、既に天井を向いて隆起している男の棹を包み込んでいる。下着姿の人妻に、男は再び視線を奪われてしまう。

ポニーテールで束ねた黒髪は、その人妻にどこか平凡な雰囲気を与えている。だからこそ、抜群のスタイルを備えたその裸体が、男にはひどく欲情的に見えてしまう。

「先ほど申しましたとおり、プライベートなことをお話するわけにはいきませんので」
「いくら必要なんだ?」

「・・・・・・・・」
「奥さんさえその気なら、いくらでも援助してやる」

人妻の表情が、何かに迷うように、一瞬揺れた。だが、すぐにその気配は失せ、人妻の右手がゆっくりと動き始める。仰向けに寝る男の表情をうっとりした視線で見つめたまま。

「奥さん・・・・・・、待ってくれよ・・・・・・・・」
年甲斐もなく、快感に苦悶しながら男がつぶやく。

人妻の指先の感触が、タオル越しに伝わってくる。その技能は、しかし、あくまでもマッサージから取得したもので、男とのこうした行為には不慣れなようだった。

それが逆に男を興奮させる。男性経験がほとんどない、美貌の人妻。日常の世界から依然として抜け切れていない人妻が、夫とは別の男の性器を握り、しごきあげているのだ。

「奥さん、タオルが邪魔だ」
過去の2回はいずれも、タオルに包まれたまま男は最後まで導かれた。だが、今夜はそれを許すつもりはなかった。店の規則が何であれ、男はそうされることを強く欲している。

「いいだろう、直接握ってくれても」
「いけません・・・・・・・」
「その金の見返りが何もないっていうのかい?」

人妻の瞳に、怒りと軽蔑の色が浮かんだのがわかる。芯が強い女、という店員の形容に、間違いはないようだ。男は望む。この人妻がその本性を早くあらわすことを。

「奥さん、サービスもせずに金だけただ取りってのは」
「わかりました・・・・・・」

男の言葉を制し、人妻が小さな、しかし、きっぱりとした声で伝える。そして、いったん男のものから右手を離し、タオルを取り去る。そして、右手を直接男のそれに近づけていく。

ずっと熱いタオルを持っていたにもかかわらず、人妻の指先は冷たく感じた。5本の指が繊細に絡みついてくる。ためらいつつ、その右手はやがてゆっくりと上下運動を始める。

「ううっ、奥さん・・・・・・・・・」
男が耐えきれない様子でうめく。全てを記憶させるように、男は人妻の裸体に視線を注ぐ。ブラに包まれた人妻の豊満すぎる乳房が、目の前で揺れている。

「早く外してくれよ、ブラを」
一度も目にしたことのない人妻の乳房を、男は脳裏に色濃く想像する。

間違いなく30代のはずだ。もはや、若さだけを誇示する肉体ではない。そこには男をなまめかしく魅了すると同時に、男の刺激を激しく欲している肉体がある。

曲線を描く人妻の乳房が、前方に刺激的に突き出している。そこに吸い付いたなら、いったいどのような反応をこの人妻は示すのか。男はもう、我慢などできない。

「金を渡しただろう、奥さん」
「・・・・・・・」
「外さないっていうなら、こっちからそうさせてもらうぜ」

人妻の右手の動きが加速してくる。それは、男を一気に終着点にまで導こうとする狙いが明らかだった。男は懸命にそれをこらえ、人妻の肢体に手を近づけていく。

横になったままの男の手が胸元に近づいても、人妻は逃げようとはしない。全てを客に委ねるのか、逆に肢体を接近させてくるようにも思える。

「客に強引にされたっていうシナリオかい、奥さん」
男はそう漏らしながら、その右手で人妻の乳房を荒々しく揉んだ。

「いけません・・・・・・・・」
人妻はそう言いながらも、客の要求に激しく抵抗しようとはしない。あくまでも自らの奉仕に徹するように、右手で男の肉棒を愛撫し続ける。

「いいこころがけだ、奥さん。客商売はこうでなくっちゃいけない」
夢にまでみたと言っても、おおげさではない。人妻の柔かな乳房は、同時にたっぷりとした弾力も伴っている。男に開発されたことのない、汚れていない肉体がそこにあるようだった。

指先に力を込めて、男は人妻の胸の膨らみを揉みしだく。平静さを装っている人妻の表情が、僅かに歪む。その一瞬の人妻の乱れが、男の欲情を激しくあおる。

「ここを見せてもらおうか」
男が荒々しく右手を人妻のブラにかけ、強引にずり下ろす。人妻の片方の乳房の先端が剥き出しになる。ほのかに桃色に染まった人妻の美しい乳首が、男の視界にとらえられる。

「思った通り、いい体だねえ、奥さん」
我慢できない様子で、男がもう片方の乳房にかかったブラを完全に剝ぎとる。

「いやっ・・・・・・・」
かすかな声で、人妻がそう漏らす。同時に少し焦った様子で、右手を激しく動かす。裸にされ、戸惑う人妻の姿に、男は自らの放出を懸命に先延ばしにしようとする。

ここで終わってたまるか。自らの持続力に、男はそれなりの自負があった。遊びで女を抱くことも、決して少なくない。いつだって、たっぷりとした時間をかけることができた。

しかし、この人妻は別格だった。過去に知るどの女よりも、男好きする雰囲気を濃厚に漂わせている。男をほとんど知らないような素人の気配が、それを加速させている。

「奥さん、まだまだいかないぜ、お客さんは」
自らにそう言い聞かせるようにつぶやきながら、男は人妻の乳首をつまむ。

「うっ・・・・・・・・・・」
僅かな息遣いと共に、人妻が小さく首を振る。

「お客様、いけません・・・・・・・・」
「いいじゃないか、奥さん。誰もこの部屋には入ってこない」

「お店に叱られます・・・・・・。ここで働くこともできなくなりますから・・・・・・・・」
「構わないさ。俺の専属として雇ってやる」

男の右手が、人妻の背中に回り込む。器用に指先を動かし、ブラのホックを外す。ずり落ちていく下着を気にする人妻の上半身を、男が力強く引き寄せる。

「待ってください・・・・・・・・・・・・」
仰向けになる男の裸体に、ベッド横に立つ人妻が上半身を曲げて近づく。男は左手も伸ばし、完全に人妻の裸体を拘束する。

「やめてっ・・・・・・・・」
人妻の口調に、深刻な気配が漂う。それは、客に対して発せられた風には聞こえなかった。構うことなく人妻を抱きしめ、男は強引に唇を重ねる。

「ううんっ・・・・・・・・」
男の胸板をたたくようにしながら、人妻が肢体を離そうとする。固く閉ざされた人妻の唇を、酒の匂いがする口で激しく吸う。人妻の右手がそれから離れていることに男は気づく。

「奥さん、手が遊んでるぜ」
人妻の裸体を拘束し、唇を吸い続けながら男が命じる。逃げようという気配が、やがて人妻の裸体から薄れていく。そして、再び伸びた指先が男の肉塊を包み、動き始める。

人妻の唇が開く。男に屈するように、恥ずかしげに舌が伸びてくる。男のそれと絡めあいながら、少しずつ右手の運動を刺激的なものに転化させていく。

「お店には絶対に言わないでください・・・・・・」
江利子の色っぽい声が、初めて部屋に漏れる。悦びに浸り始めたようなその声が演技なのか本音なのか確信することができないまま、男は一気に追い込まれていく。


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Comment
No title
この男性客は江利子さんを抱けてラッキーですよね   江利子さん何を考えているのかな・・・  早く続きが読みたいです   ブラを引き下ろす描写なんともいえません(*^_^*)
まさに
期待です。

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