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抵抗の果て(36)

2014 03 10
何で見たことがあるのか、記憶はない。映像ではなく、本で読んだのかもしれない。達樹はただ、思いついたままに手を伸ばし、薄いタオルを握りしめた。

江利子を難しい立場に追い込んではいけない。店の人間に、この室内で起きたことを察知されてはならないのだ。達樹はただ一心に、それだけを考えていた。

「達樹君・・・・・・・、お願い、動かないで・・・・・・・・・」
江利子の声が僅かに震えている。何かを怯えるようなその表情には、どうしようもない官能の色が漂っている。大人の女性にしか表現できない、濃厚な色っぽさがそこにある。

人妻の声を塞ぐのだ・・・・・・。体奥から聞こえる声に従い、達樹は手にしたタオルを江利子の口元に近づける。若者の意図を察知した人妻が、狼狽の色を見せる。

「達樹君、いやっ・・・・・・・・」
「江利子さん・・・・・・・、こうしないとお店に気付かれちゃうよ・・・・・・・・」

「お願い・・・・・・・・、ここで終わりにしましょう・・・・・・・・・」
「最後まで教えてくれるって言ったのは、江利子さんだよ・・・・・・・・・・」

良心が疼くのを感じながら、達樹はそんな言葉を言い放った。江利子を責めるつもりなどない。だが、下半身から脈動する興奮が、自分をとことんまで悪者にしてしまうようだった。

「最後までさせて、江利子さん・・・・・・・・・・・」
既に挿入を果たしたのだ。ここで終わりにしてもいいはずだ。良心のそんな声を感じながらも、達樹は白いタオルを細く伸ばし、紐状にして、人妻の口に強く巻き付けた。

「やめてっ・・・・・・・・・・」
嫌がる人妻に対し、達樹は自分でも驚くほどに強引で、凶暴な態度を振る舞った。首を振って拒絶する江利子の唇を開かせ、タオルを巻き付け、後頭部できつく縛り付ける。

潤んだ瞳をしっかりと開いたまま、江利子が下方から見上げてくる。

「ごめんなさい、江利子さん・・・・・・・・・・」
達樹は思わず謝罪の言葉を口にした。だが、同時に異質な興奮を感じ始めてもいた。

憧れの隣家の人妻が、全裸にされている。想像した以上に魅惑的な裸体だ。豊満な乳房が誘惑するように揺れ、腹部から腰の辺りは、贅肉とは全く無縁で、曲線を描いている。

M字に押し広げられた美脚は長く、すべやかに輝いている。そんな熟れた女性の秘所に、童貞を捨て去った自分の硬く勃起したものが、深々と突き刺さっている。

そして、その人妻の唇に白いタオルが巻き付けられているのだ。凌辱的な光景が、無防備で無抵抗な人妻の様を表現している。男としての別の本能に、達樹は目覚めていく。

一度射精をしているとは言っても、腰を動かせば一気に頂点にまで導かれてしまう。達樹は容易にそれが想像できた。そのままの姿勢を維持し、若者は指先を人妻の乳首に伸ばしていく。

困惑をたたえた瞳で、人妻は若者を見つめ続けている。秘めた興奮の証のように突起した江利子の乳首を、達樹は軽くつまむ。両手を駆使し、双丘の先端をいじめ始める。

「ううんっ・・・・・・・・・・」
苦しげな声を喉奥から漏らし、江利子が小さく首を振る。タオルの効果は所詮子供だましのようなものであるが、人妻の声量を抑える役割を果たしていることは間違いなかった。

先端だけで満足できず、柔かな釣鐘状の人妻の豊乳をたっぷりと揉み始める。愛撫すればするほど、人妻の裸体が震え、気持ちよさそうに裸体をくねらせる。

抵抗の果てに達したことを察したように、江利子が再び瞳を閉じる。

「江利子さん、ずっと好きだったよ・・・・・・・・」
乳房への愛撫を与える度に、人妻の濡れた膣が蕩け、敏感に棹を締め付けてくる。声を漏らすほどの気持ちよさを感じながら、達樹は上半身を倒し、今度は乳首を口に含む。

「ううっ・・・・・・・・・・」
息を漏らす江利子の乳房をいやらしくしゃぶりあげる。本能の赴くまま、両手を人妻の裸体中に這わせていく。乱暴さを懸命にこらえ、撫でるような繊細なタッチをこころがけていく。

脇腹からヒップ、腿にかけて、人妻の張った肌を確かめるように、何度も指先を往復させる。額を撫で、頬を震わせる。耳たぶをいじめ、首筋を指先でそっと刺激する。

人妻の喉奥からの声に、次第に悦びの色が混じり始める。タオルを咥えたまま、江利子の表情から困惑の気配が消え、うっとりとした享楽の匂いが濃厚に漂い始める。

「江利子さん、気持ちよくなって・・・・・・・・」
自分にそんな言葉を吐く資格などないことを自覚しながら、達樹は必死に自らの役目を全うしようとする。口を塞がれた人妻の両手が、若者の背中に伸びてくる。

合意を示すことを伝えるように、江利子は達樹の背中を掴む。江利子の乳首を何度も唇の中で転がす。交わりあう濡れた秘所に指先を伸ばしながら、達樹は乳首をそっと噛んでやる。

「ううんっ・・・・・・・・・・・」
背中をベッドから浮かせるほどに、江利子の裸体がびくんと反応する。痛さ以上に快楽を人妻が味わっていることが、童貞を失ったばかりの若者にも容易に伝わってしまう。

何度も乳首を舐め、そして唇で挟むように噛む。続いて首筋を舌先で舐め、耳をしゃぶる。互いの汗を確認しあうように裸体を密着させ、人妻のヒップを撫でるように刺激する。

「江利子さん・・・・・・、何かを想像してるの?・・・・・・・・・・・」
瞳を閉じ続けている人妻に、達樹はそんな質問を投げる。

口を塞がれた江利子は、勿論言葉を返すことができない。だが、人妻はその態度で答えを示そうとする。江利子は夢想に身を委ねるように、瞳をそのまま閉じ続ける。

やはり別の男のことを想像しているのだと、達樹は考える。だが、依然として達樹はそこにこだわるつもりはなかった。人妻の肉体を手に入れたことだけで、若者は既に満足を得ている。

経験のない熱が、肉棒を包み込んでいる。我慢しきれないように、達樹は僅かに腰を突く。江利子の表情が妖しく歪む。見たこともない人妻の変化に、若者の興奮は加速していく。

「江利子さん、もう我慢できません・・・・・・・・」
上半身を倒し、人妻の肌に密着したままで、達樹はゆっくりと腰を動かし始める。江利子の指先に力がこめられ、背中に強く食い込んでくる。

上半身を起こし、江利子の内腿を更に強く押し広げる。ゆっくりと、間隔を置いて腰を突く。タオルの奥から、うっ、うっ、という短くも、色っぽい人妻の声が絞り出されてくる。

少しずつ、腰の突くペースを上げていく。10秒だった間隔が、やがて5秒になり、更に短くなる。江利子は片腕をベッド脇に伸ばし、震える指先でそれをきつく掴む。

塞がれた口の奥から、ううんっ、という苦しげで艶めいた声が、何度も聞こえてくる。嫌がる人妻を激しく犯しているような屈折した思いが、達樹に異様な興奮を与える。

「江利子さん・・・・・・、いくよ・・・・・・・・・・・」
腰を激しく振るたびに、ベッドが軋む。タオルで塞いだ人妻の声は、室外に漏れることはない。そんな確信を得ながら、達樹は、悶え、喘ぐ江利子の裸体をたっぷりと鑑賞する。

江利子が首を何度も振りながら、両手でベッドを握りしめる。顎をあげ、肢体を反らすように跳ね上げる。溢れ出る蜜で男のものをたっぷりと蕩けさせ、盛り上がった美乳を揺らす。

ギイギイと軋むベッドの音が、二人の許されない行為の興奮を煽り立てる。ベッドを握りしめていた江利子の腕が、何かを探すように動き回り、再び達樹の裸体に伸びてくる。

汗を浮かべるほどに、達樹は激しく腰を振る。江利子が唸りながら、タオルをきつく噛む。何度も首を振り、膣壁を収縮させながら、人妻が口を塞ぐタオルを噛み締めているのだ。

肉棒が痙攣し、2度目の暴発の瞬間を迎えようとしている。狂ったように江利子の乳房を揉みしだき、裸体を強く押し倒す。ヒップを持ち上げるように、江利子の裸体が屈曲する。

自分から腰を振るように江利子が下半身をくねらせているのを、達樹は感じる。物静かで、決して客の誘惑にはなびかない理髪店の人妻スタッフが、今、あられもない姿を曝け出している。

「ああっ、江利子さん・・・・・・・・・・」
「ううっ・・・・・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ、出すよ・・・・・・・・・」

江利子の両肩を押さえつけ、達樹は最後の腰の振りを与えた。ううんっ、と何度も唸りながら、江利子が瞳を開く。そして、達樹に向かって激しく首を振った。

膣奥にまで到達させるように、達樹は己のものをぐいと突き刺した。大量の愛蜜が溢れ出し、湿った音を醸し出す。江利子の瞳をじっと見つめ、達樹は最後に奥まで腰を沈ませる。

激しく首を振りながら、江利子が達樹の裸体を両腕で強く突き放すように動かした。その瞬間、達樹は人妻の伝えようとしているメッセージを理解し、同時に理性を取り戻した。

達樹が己のものを引き抜いた瞬間、2度目の興奮は絶頂に達した。どくっ、どくっ、・・・・・、と激しく痙攣する肉塊を感じつつ、達樹はそれを江利子の胸元に向けた。

2度目とは思えないほどの勢いと量を伴った男のリキッドが、汗で濡れた人妻の裸体を淫らに汚す。白いスペルマが江利子の乳房、そして深い谷間に滴り落ちていく。

「江利子さん・・・・・・・・、ごめんなさい・・・・・・・・・・」
我に返った達樹は、再び謝罪の言葉を口にした。そして、人妻の口を塞いでいたタオルを慌てて解いた。

「江利子さん・・・・・・・・・」
タオルから解放された人妻の表情を見つめ、達樹は少し驚いたような声を示した。

瞳を閉じたまま、江利子はハアハアと息を乱し、両肩を動かしている。隠そうともしない、うっとりと紅く染まった表情には、紛れもない快感の気配が存在しているように見えた。

「達樹君・・・・・・・、凄くよかったわよ・・・・・・・・・・」
達樹の想像を証明するように、江利子はそうささやき、若者の裸体をそっと撫でた。

口を縛り付けたタオル、そしてそこから絞り出された自分自身の苦しげな喘ぎ声が、未知の興奮を教えてくれたことに、江利子は密かに戸惑っている。だが同時に、人妻は気づいている。

今夜、自分は快楽のステージへの入口に導かれただけであることに・・・・・。

あの夜、彼に教えられた最上のエクスタシーに、今夜たどりつくことはできなかったのだ・・・・。


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Comment
最低な女だ
被害者みたいに装って、好き放題してるだけじゃないか・・・

挙げ句にセックス中毒かね、なんか今までのキャストの中で
最高に腹立つ女ですね。
落ち度の無い旦那にはどう償うのかな?

追いつめられて救われない、完結を望みます。
No title
江利子の常套句、
「あれは・・・・・・・、違いますから・・・」
「気持ちまで許すことは、死んだってないですから・・」


江利子は、どのような状態までなら、あれは違う、心は
奪われていないと、思い続けられるのでしょうか。


この言葉を纏わねばならなかった江利子の体験は、
どのように明かされるのでしょう。
その場面を読みたいと切望しつつ、先送りされて、
焦らされたい気分でもあります。
忘れられない・・・
小野田によって教えられたエクスタシー。体が、それを忘れらず求めてしまい、戸惑い続ける心。でも、中出しだけは、拒否(今の所は?)。

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