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抵抗の果て(51)

2014 04 26
自分はこの悦びを知るために生きてきたのだ。震える手をテーブルの上に置き、背後から小野田に深く腰を突かれながら、江利子は深い恍惚感に包まれていた。

探し続けてきたものを、彼が教えてくれた気がする。ただ、肉体の欲求に素直に従い、女としての悦びに満たされる。そんな単純な欲情の大切さを、江利子は今、遂に理解した。

喉から流し込まれた酒の熱が、人妻の裸体を更に火照ったものにしている。艶めいた人妻の肌が、吹き出す汗と体液で、なまめかしく濡れ光っているのが闇の中でもわかる。

テーブルに両手を突き、たたみの上で膝で立つ。その折り曲げられた美脚の間隔は、男を欲しがる意志を告白するように開かれている。そして、下半身は男に向かって突き出されている。

小野田の両手が江利子の腰のくびれに置かれている。長く夢想してきた人妻をもう決して離さないという男の情熱が、その指先に注がれ、人妻の裸体をきつくつかむ。

そして男は、深々とした挿入を与えていく。深く、奥まで己のものを到達させる度に、人妻の裸体は敏感に反応し、顎を上にあげて歓喜の息を色っぽく漏らす。

「あっ・・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・」
人妻にはもう、何かを隠そうとする意志は見当たらない。男の太いものを求めるように、自分から腰を淫らにくねらせる。息を乱しながら、小野田はピストンを繰り返す。

「奥さん、いいんだろう・・・・・・・」
江利子の張りのある美尻を撫でながら、小野田は後方からそうささやく。人妻の肩、背中、ヒップ。背後からその裸体を鑑賞し、見事にくびれた腰の曲線に興奮を高めていく。

男の言葉に、人妻はかすかに首を振って応える。それは、拒絶の意志ではなかった。彼の言葉に明らかに同意するように、人妻は激しい興奮を隠そうとせず、悩ましげに首を振るのだ。

溢れ出る人妻の蜜量が更に増していく。熱く湿った人妻の膣壁が、ぎゅっと男の肉棒を締め付けてくる。交わりあう秘所が、男と女の合意を表現するように限界にまで濡れていく。

小野田は江利子の背中を指先でゆっくりと撫でていく。腰の振りを停止させることはない。一定のペースを維持し、深々と下半身を動かしながら、男の手が人妻の腋の下に伸びていく。

「いやんっ・・・・・・・・・」
たっぷりと男に舐められた腋に、彼の指が達したことを人妻は感じる。敏感な個所を、彼に全て知られている気がする。上半身を震わせながら、江利子は密かに唇を噛む。

彼の指先が人妻の腋を後方からくすぐるように動く。官能の震えが、江利子の全身を何度も走り抜ける。先端を猥褻に硬くさせる人妻の豊乳が、男を誘うように揺れる。

男の手が腋の隙間から伸び、人妻の乳房を包み込む。江利子の片手が、彼の手に重ねられる。乳房を揉みしだいてくる彼の指先に、人妻の指もまた、妖しく絡んでいく。

「ああっ・・・・・・・・・・」
深い吐息が、人妻の喉奥から漏れる。両手でたっぷりと江利子の巨乳を揉みながら、小野田は腰の突く激しさを増していく。顎を虚空に向け、江利子が短い声をあげる。

「あっ・・・・・・・、あっ・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・」
少しずつ、二人の裸体の距離が近づいていく。テーブルに置かれていた江利子の両手が、後方の小野田の裸体に伸ばされる。完全に膝で立つ格好で、人妻はバックから男に抱きしめられる。

「ああんっ・・・・・・・・・・・」
裸体が触れ合う快感に声を漏らす人妻のうなじを、男の唇がきつく吸う。首筋から耳をしゃぶりながら、男が細かく腰を震動させる。

「ううんっ、いやっ・・・・・・・・・・・」
言葉とは裏腹に、背後の男の腰に伸ばされた人妻の手に、更なる交接を欲しがるように力が注がれる。江利子は、小野田の腰をきつく引き寄せ、そして、彼の尻に爪を立てる。

人妻の頬にキスしながら、男の手が乳房を荒々しく愛撫する。両手を後方で動かしながら、江利子は更なる深みに堕ちていく。次第に力が抜けていき、背後の男にもたれかかっていく。

たまらない快感。30代後半となった女の肉体が性の悦びを初めて知り、更に濃厚な悦楽の気配を感じ始めている。男にどこまでも激しく犯されたいという、本能の叫びを江利子は感じる。

「奥さん、いいんだろう・・・・・・・・」
小野田が、先刻と同じ質問を江利子の耳元で繰り返す。そして、明確な答えを迫るように、細かく震動するピストンを江利子に与え、その裸体を背後から全身で抱きしめる。

「言えませんから、そんなこと・・・・・・・・・・・・」
「まだまだ終わることはないぜ、奥さん。もっと激しくしてほしいんだろう・・・・・・・」

男は確かに人妻の本音を見透かしている。そして、その肉体がもはや立っていられないほどに快楽に震えていることにも。布団の上に座った男に促されるまま、人妻も裸体を移動させる。

背中を向けたまま、彼の上に座るような格好になる。裸体を動かす際、結合していた二人の秘部が離れた。腰を男の両手で拘束された人妻の腰が棹の上に誘導され、再びそこに沈む。

「はうんっ・・・・・・・・・・」
満たされた人妻の熱い息遣いが室内を満たす。両脚を曲げて、小野田の上に座った江利子は、彼に背中を向けたまま、欲深い牝の姿を隠そうともせず、自分から腰を振り始める。

「あっ・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・」
これまで以上に彼の深い挿入を感じる。腰を振るほどにその密着は高まり、与えられる快楽の背徳の度合いが増していく。自分が今、夫を裏切っていることを、江利子は確かに想起する。

あなた・・・・・・、見ないでください・・・・・・・・・

心の中で、江利子は夫にそう懇願する。理髪店の客に人気な人妻店員。足立正則の妻としての自分。これまでの人生で、自分はただそれをかりそめの姿として演じてきただけかもしれない。

小野田の上で腰を振りながら、江利子はそう感じていた。これ以上、彼に快楽を教えられてしまったなら、自分はもう、あの場所に戻ることはできないかもしれない・・・・・・・。

顔を横に向けて、江利子は小野田と激しく唇を吸いあった。体奥の戸惑いを捨て去り、全ての日常を忘却しようと、江利子は更に激しく腰をくねらせ、肉体の興奮を高めていった。

「奥さん・・・・・・、旦那にされるよりいいだろう・・・・・・・」
小野田の言葉に、彼の技巧に溺れていく江利子は思わず答えを返しそうになる。正則に、こんな風に激しく愛されたことなど、江利子は一度もない。

それを不満に感じていたつもりなどなかった。しかし、セックスの深い享楽を教えられてしまうと、自分が何か大切なものを知らずに生きてきたような気分にさせられる。

「小野田さん・・・・・・、もっとしてください・・・・・・・・・・」
背後にいる彼の太腿を両手で掴みながら、江利子は震える声で懇願する。その態度が、男に人妻の答えを教えている。夫に抱かれる以上の快楽を、この人妻は今、味わっているのだ。

江利子の胸をいじめていた両手を上に伸ばす。片手で人妻の肩をつかみ、もう片手の指先を唇の中に挿入する。男の指先を娼婦のようにしゃぶりながら、人妻の顔が快楽に歪む。

人妻の肩を固定させたまま、男は下半身を激しく上下に動かし始めた。布団の上で小野田の裸体が上下に跳ね、彼の淫棒に貫かれた江利子の肉体もまた、上下動を始める。

「ああっ、いやっ・・・・・・・・・・・・・」
上に弾もうとする江利子の裸体が、肩に置かれた小野田の手で押さえつけられる。そのために交わりあう秘所の密着度が更に増し、ぐいぐいと彼の太いものが、人妻の恥部を責めていく。

「駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・」
彼の指を舐めながら、人妻が耐えきれないような声を漏らす。二人の裸体がぐっしょりと濡れている。ハアハアと苦しげな息遣いを交錯させながら、二人は愛の交換を止めようとしない。

江利子の唾液で濡らされた小野田の指先が、下方に流れていく。揺れる乳房の先端に指先を這わせ、男は彼女の唾液でその突起を濡らす。江利子は自らの指を口元に運び、かすかに噛む。

「あっ・・・・・・・・・・、はんっ・・・・・・・・・・・・・・・」
抱き続けるほどに、人妻は更にその魅惑的な姿を披露してくるようだった。足立江利子の奥深い魅力に、小野田はもはや、完全に虜になっていた。

もう、死ぬまで離れられない・・・・・・・・・・

自分の上で裸体を弾ませ、乳房を突き出すように背中を反らす人妻を見つめながら、男はそう確信する。そして、最後のとどめを与えるように、高速の突き上げを下方から与えてやる。

「ああっ、駄目っ・・・・・・・・・・、駄目っ・・・・・・・・・・・・・」
声を震わせて悦びを示す人妻に、小野田が再びその質問を繰り返す。

「旦那よりいいだろう、奥さん・・・・・・・・・・・・」
「いやっ・・・・・・・・、言わせないでください・・・・・・・・・・・・・・・」
「いいんだろう・・・・・・・・・、正直に言ってみろよ、奥さん・・・・・・・・・・・・・」

小野田の片手が、江利子の乳首をつまむ。もう片手が一気に下方に降り、交わりあう秘所を触る。肉棒が貫かれた江利子の濡れた秘唇を、小野田の指先が刺激する。

「ああんっ・・・・・・・・・・・・・・・」
止むことのない激しい腰の突き上げ。ずんっ、ずんっ、と形容するほどの荒々しく、たくましい責め。快楽の熱が江利子の理性を完全に奪い、男の上に何度も落下することだけを夢想する。

「奥さん・・・・・・・、俺に抱かれるほうがいいんだろう・・・・・・・・・・」
小野田の腰が布団から跳ね上がる。江利子の裸体が何度も彼の上に沈み、その度に膣奥までの深い挿入を与えられる。肉体に溢れて出す快感が、人妻の唇から遂に告白される。

「ああっ・・・・・・・・・・・・、ああっ、いいっ・・・・・・・・・・・・・・・」
自らの指先を悩ましげに噛みながら、江利子が彼にそうささやく。

夫に抱かれる以上の快楽を彼が与えてくれていることを、認めてしまった自分の言葉。それが、いったい何を意味することになるのか、江利子は既にそれに気づいている。


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Comment
もう、戻れない。
江利子さんの魅力に溺れる小野田。夫を裏切り、小野田の急所責めに、セックスの魔性に取り憑かれていく江利子さん。もう、足立江利子に戻ることは、出来ない。朝、二人に残されているには……
No title
素晴らしいです。

もっともっと江利子に言わせて下さい。

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