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抵抗の果て(56)

2014 05 16
男は夢中だった。一度、屋内で放出を果たしたことを忘れたように、下半身が強暴な興奮に支配されていく。人妻のくびれた腰をつかみ、バックから激しく犯してやる。

「あっ!・・・・・・、あっ!・・・・・・・・、あっ!・・・・・・・・・・・」
人妻の快感に満ちた声が、短く繰り返される。立ったまま岩肌に両手を突き、乳房をそこに密着させるほどに腰を後方に向けている。男の勢いに屈服するように、人妻のかかとがあがる。

「あっ!・・・・・・・・・・・・・・・、あんっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
細く、同時にむっちりと熟れた、そんな相反する魅力を実現している人妻の美脚。性の悦びに震える人妻の両脚が、男の興奮を刺激する。小野田の手が、江利子の乳房を覆う。

「はうっ・・・・・・・・・・・・・・」
豊満な膨らみを下方から揉みしだく。硬くなった乳房の先端を手のひらでいじめる。人妻は顎をあげ、達しそうな雰囲気で唇を開く。享楽の色濃い悶え声が、人妻の喉奥から届く。

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、いいっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
もっと・・・・・・・・・、もっと激しく犯してください・・・・・・・・・・・・。人妻のそんな声が聞こえるような気がする。小野田の両手が江利子の両肩を掴む。強く後方に引き、秘所の密着度を高める。

「ああんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
腰をやや下方に沈め、突き上げるように硬い肉棒を挿入する。唇を開いた人妻は、声を漏らすこともできぬまま、ただ深い息を吐く。失神するように、人妻の動きが何度も停止する。

だが、男の力強い腰の突き上げが、人妻を覚醒させる。びくっと全身を反応させた人妻の裸体が、男に後方に引かれる。乳房を形よく前方に突出し、人妻の顎が上空を向く。

溢れる蜜が男のものを包む。人妻のそれが、名器とも形容できるほどの刺激を与えてくることを、男は既に知っている。熱い膣壁が男のものを収縮し、全てを吸い尽くすように震える。

もはや言葉などいらない。互いの裸体を交えながら、二人は快楽を貪りあった。小野田の唇が、江利子の首筋に吸い付く。背後から立ったまま人妻を抱きしめ、男が細かく腰を振る。

ああっ・・・・・、と声を漏らす人妻が、何度も首を振る。それを容赦しないように、男の指先が人妻の唇を犯す。男の指をしゃぶりながら、人妻は自分から腰を振る。

小野田に誘われるまま、江利子が後方を向く。濃厚なキスを交わしながら、下半身を互いにくねらせる。ねじれた格好の人妻の裸体の上を、男の手が這いまわる。

乳房を何度も愛撫し、秘所付近のヘアに指を絡ませる。濡れた陰唇をいじめながら、太腿の根元をさする。全身が濡れた裸体が、やがて、立っていられぬほどの快感に包まれていく。

「駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、もう駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
懇願する江利子に対し、小野田はただ小さくうなずいた。そして、言葉を発することなく、腰のものをそっと引き抜く。ふらつく人妻の裸体を抱きかかえ、男は再びお湯の中に導く。

秘湯の熱は、勿論十分なものだった。肩まで浸かるほどに、男が湯の中に腰を下ろす。立った人妻は迷うことなく、彼の腰に跨っていく。そして、湯の中で再び彼のものに深々と突かれる。

「はうんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
向かい合う格好で、人妻は男の上に乗った。両手を彼の肩に伸ばし、きつくしがみつく。どこに向かうのか、二人は既にそれを知っている。江利子が腰を前後に振り始める。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、はんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
周囲の湯が、妖しげに揺れる。露天風呂の片隅、岩場の影に隠れるように、二人の男女が頂点に向かって腰を重ねていく。彼のものを感じ、人妻は何度も腰を前方に振り、声を漏らす。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
小野田が歯をくいしばるほどに、苦しげな表情を浮かべる。魅力に満ちた男の肉体を、人妻は潤んだ瞳で見つめる。興奮に苦悶する男の上で、人妻は腰を滑らせる。

湯の中で、男の手が人妻の腰に伸びる。それを強く引き寄せ、互いの裸体を密着させる。人妻が太腿を大胆に開き、彼のものを奥まで導く。そして、両脚で彼の腰を強く挟む。

「ううんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
膣壁を強く圧してくる男の存在を感じ、人妻はたまらない表情を浮かべる。

「奥まで入ってるだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
小さくうなずく人妻を、男の下半身が小刻みに突いていく。あっ、あっ、という短くも、濃厚な快楽の声が、人妻の唇から漏れる。我慢しきれない風に、二人は互いの唇を重ね、激しく吸いあう。

男の手に拘束された人妻の腰が、何度も上下に動かされる。閃光と深い闇が、人妻のまぶたの裏で繰り返される。落下していくような錯覚を感じながら、江利子が小野田にしがみつく。

太く、硬い彼のものが、自分を屈服へと導いていく。人妻は、それを感じる。夫以外の男のものに、自分が今、女としての最上の悦びを与えられることを、人妻は感じる。

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、イきそうっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無意識のうちに、江利子が快感を告白してしまう。夫、正則の姿が脳裏をかすめる。自分が今、夫を間違いなく裏切ろうとしているという事実を、江利子は深く肉体に刻み込む。

「いくぞ・・・・・・・・・・・・・・、奥さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
苦しげな声を小野田が絞り出す。己のものが痙攣することを感じながら、男は記憶に焼き付けようとするように、人妻の乱れた姿を見つめる。

人妻の爪が、背中に食い込んでくることを感じる。そこには、男に対する戸惑いと合意の気配が混在している。肉体の欲求に抗うことができない人妻の困惑の姿が、男を激しくそそる。

髪を乱し、濡れた裸体を淫らに振ってくる人妻。抜群のスタイルを維持する熟女の肌は、どこまでも瑞々しいままだ。激しく腰を突き上げながら、男は人妻の両肩を抑えこむように手を置く。

人妻の逃避を拒絶するような男の行為に、江利子はかすかに瞳を開く。うっとりとした表情で小野田を見つめたまま、しかし、江利子はそれを嫌がるような気配を封じ込めている。

逆に、男の欲求に同意するように、人妻は自分から腰をぐいぐいと男のそれに向かって押し付けていく。根元まで埋めたままの状態で、男が最後の腰の震えを与えていく。

「あああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
首を振って悶える人妻の両肩を、男は更にきつく抑え込む。このままの状態が続けば何が起こるのか、人妻はそれを容易に想像し、絶頂にまで興奮を高めていく。

強靭な男に支配されたいという、牝としての本能が覚醒する。男の全てを与えられたいという、肉体の叫びが、人妻の指先にまで力を込める。江利子の爪が、小野田の肌に深く食い込む。

「ああっ、奥さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・、いくぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

人妻に全てをぶち込んでやる。理髪店で殊勝に働く無口な人妻店員の姿を、男は濃厚に脳裏に浮かべる。全てを剝ぎとったその人妻の裸体が、この腕の中で陥落しようとしている。

「出すぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、奥さんの中で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、もう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「奥さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、最高だぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ううんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、来てっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

互いの性を激しく求めあう欲情が、頂点で重なり合っていく。密着する肌が、興奮の熱を伝え合う。男の決断を促すように、人妻がくびれた腰を淫らに欲深く震わせる。

「いくぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、奥さん、一緒に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、奥さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、イクっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

江利子の両脚が、一層強く小野田の腰を挟みこむ。何度か男の腰が震え、人妻の肢体が痙攣するように反応する。唇を開いたまま、江利子が顎を宙に向け、最後の声を漏らす。

「あなた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、許してっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
人妻が夫に向けた謝罪の言葉を放ったという事実が、男の興奮を頂点にまで押しやった。自分が今、人妻を完全に夫から奪い去ったことを、男は確信した。

足立江利子は、夫以外の男に屈服したことを自分から認めたのだ・・・・・・・・・・・。

どくっ・・・・・・・・・・・、どくっ・・・・・・・・・・、どくっ・・・・・・・・・・・・・・・・・

2度目とは思えぬほどに、激しく肉棒が痙攣することを、小野田は感じた。更に深く、先端まで男はそれを人妻の襞奥に届かせた。人妻の秘めた場所で、男は激しくそれを発射した。

放出された液体が、壁を刺激的に打ってくる。江利子は男の欲情を再び受け入れた自分をどこかで感じながら、意識をほぼ失い、あまりに心地よい感覚に包まれていった。

ハア・・・・・・・・・・、ハア・・・・・・・・・・、ハア・・・・・・・・・・・・。エコーのかかったような深い息遣いが、耳に届く。無意識のうちに両脚で何度も彼を挟み、江利子は腰を小さく震わせた。

ぐったりとした人妻の裸体を、小野田はいつまでも抱きしめた。表現できないほどの快感と共に、男はそれを凌駕するほどの濃厚な予感に包まれていた。

それがどのような将来を暗示するものなのか、そのときの彼にははっきりとはわからなかった。ただ、何となくは感じることができた。その予感が決していい方向のものではないことを。

官能の表情を浮かべたまま息を乱し続ける人妻もまた、ある予感に包まれている。いや、それは予感と形容できるものではない。人妻は既にそれを決めているのだから。

足立江利子は確かな決意を胸に秘めたまま、最後の朝を迎えようとしている。


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Comment
初めてコメントしますが、ずっと前から楽しく興奮しながら拝見させて頂いております(^_^)
これからも応援しています。
No title
心中を選ぶみたいな
雰囲気になって来ています。

それはそれでいい作品ですが、
女の一生 のような長編を期待しています。
なんでしょうか、、決意って。。まさかこの二人は結婚するんでしょうか?続きが気になるーっ
人妻を覚醒だよね!
かんにんしてより、「あなた…………、許してっ……………」こっちのほうがいいです(^-^)わたしも江利子さんといっしょにイクことできました(*^.^*)

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