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夫の秘密、或いは妻の秘め事(11)

2014 08 25
「お任せください、私に」

それは、希美子の想像を掻き立てるような若い女性マッサージ師の言葉だった。彼女と夫がいったい何をしているのか、希美子はそんな想像を展開させるのが、しかし、すぐに難しくなった。

自分自身が与えられている行為に直面せざるを得なくなったのだ。全裸とも言えるような状態で、希美子は仰向けになり、細いベッドの上でその肢体を曝け出している。

水着の紐が外された胸元には、白色のバスタオルが置かれ、なまめかしい膨らみを描いている。唯一身に着けたビキニタイプのショーツに隠された秘所の様子を、希美子は想像してしまう。

マッサージ師の指先が、そして熱い官能の気配を帯びたアロマの液体が、希美子の全身を包み込んでいる。彼の指先が動くたびに、希美子の体奥が震え、唇が開いてしまう。

美脚はじわじわと広げられ、その隙間に彼の指が好きなように侵入してくる。内腿をたっぷりと愛撫され、希美子はうっとりとした表情を隠すように、瞳を閉じている。

何かに耐えるように片手の指先を噛みながら、わずかに膝を立てる。マッサージ師の指先が、希美子の美脚、腹部、そして肩の周辺をくすぐるように愛撫してくる。

「奥様、リラックスなさってください。全てお忘れになって結構ですよ」
マッサージ師の言葉が、人妻の脳裏に意味深に響く。

この海岸に来た目的を忘れ、いや、自分が既婚者であることを忘れ、ただ一人の女性に戻る。肉体の欲しがるままに、何も我慢することなく、素直にその快感を求める。

彼の言葉は、甘い蜜の気配と共に、希美子を更に官能の奥深くに引きずり込んでいく。抗いながらも、希美子はやがては彼に身を委ね、享楽の心地よさだけを追い求めていく。

「気持ちいいですか、奥様」
再び、マッサージ師がそんな言葉を投げてくる。希美子は瞳を閉じたまま、ただ小さくうなずく。自分がどんな表情をしているのかを想像し、希美子は激しい戸惑いを覚える。

マッサージ師は決して妙な真似はしていない。あくまでも、彼の義務を果たしているだけだ。自分があまりに妙なことを考え、勝手に変な気分になっているだけ。希美子は、そう自分を責める。

あなたがいけないんだから・・・・・・・・

隣にいる夫を非難するように、希美子は心の中でつぶやく。妻が別の男に何かされることを期待する夫。それを試すために、自分はこのような危険な遊戯を許しているのだ。

夫のその欲情が事実であることを、希美子はもはや知っている。その夫は、妻を救い出すどころか、女性マッサージ師によって更なる快楽の高みにまでいざなわれようとしている。

希美子は、再び隣室の気配を把握しようと、神経を集中させた。閉じていた瞳を開き、仕切りのカーテンを見つめる。女性マッサージ師の肢体が、夫の下半身にあるのがわかる。

そして、それが聞こえてきた。ちゅっ、ちゅっ、という、淫らに湿った音だった。何かを激しく吸い、濡らすような、そんな行為を想像させる、どこまでも猥褻な音。

まさか、あなた・・・・・・・・・・・・

あの若い女性にそれをされ、気持ちよさそうに顔を歪ませる夫の姿。いや、彼女にそれをさせながら、私の様子を更にうかがい、興奮を高めようとしている夫の姿。

あなたがいつまでもその欲情を捨てないのなら、妻である私がどうなってしまうのか。希美子はそれをもっと夫に知ってもらいたいと願った。その人妻の想いはマッサージ師にも伝わった。

「奥様、こちらにもオイルを塗らせていただきたいんですが」
「えっ?」

希美子は、まぶしそうな視線でマッサージ師のことを見つめた。ベッド脇に立つ彼の表情には、特に先刻と変化はない。猥褻な気配もなければ、嫌悪を覚えるような色もない。

マッサージ師が人妻のバスタオルに隠された部分のことについて質問しているのだと、希美子はすぐに理解した。それをされてしまった自分がどうなるのか、希美子は想像し、熱を感じる。

同時に、希美子は想像する。妻がそれをされていることを知ったなら、夫はどのような反応を示すのだろう。遂に己の非に気付き、ここから立ち去るという行動に出るのかもしれない。

希美子はそこまで考え、それが自分の欲情を正当化するものでないことを誰かに誓うように、心の中で繰り返した。そして、マッサージ師に答えを返した。

「お願いします」
「よろしいんですか?」

マッサージ師は、明らかに驚いた様子で希美子を見つめる。その表情を見つめ、彼が職業を忘れ、一人の男になったことを希美子は知った。

「ええ。どうせだったら、全身をお願いしたいと思ってましたから」
「そうですか・・・・・・・・。では、こちらをとらせていただきますね・・・・・・・・・」

ためらいながら、彼の手が希美子の胸元に置かれたタオルに伸びる。それをそっと手にし、完全に奪い去る。ビキニのブラが、希美子の盛り上がった乳房の先端を僅かに隠している。

「こちらも失礼します」
彼の手が、希美子の水着を大胆に剝ぎとる。形よく突き出した希美子の美乳が、露わにされる。ここまでの行為で既に興奮していることを教えるように、乳房の先端が硬く突起している。

希美子は何も言うことができなかった。夫以外の男に乳房を露わにしたという事実に激しい羞恥を感じ、希美子はただ瞳を閉じた。無防備な自分を感じ、それが既に遅いことを知る。

「オイルを塗りますね」
希美子の裸体上方高くから、アロマオイルのしずくが落下する。胸の谷間を濡らし、熱く官能的な香りを拡散させていく。たっぷりと濡れた人妻の裸体に、男の手が伸びる。

希美子の乳房を周辺から責めるように、男の手がゆっくりと動き始める。左右の丘陵をぐるぐるとまわりながら、豊かな膨らみをたっぷり愛撫し、オイルを広げていく。

人妻の美しい素肌が、オイルの光と共により官能的な気配を帯びていく。やがて、男の手つきが、希美子の乳房を本格的に揉みしだき始める。

こんなの駄目っ、やっぱり・・・・・・・・・

思わず、希美子は戸惑いを告白するように表情を歪める。

「奥様、どうかリラックスなさってください」
ささやきながら、彼は希美子の胸を時間をかけて揉みほぐしていく。緊張が消え去り、快楽を味わう素地が用意されていく。希美子の肢体の奥が震え、濃厚な快感が漂い始める。

再び両手をベッドの端に伸ばし、希美子は指先で強く掴む。彼に乳房を愛撫される度に、背中を僅かに浮かせるように反応し、形のいい顎を色っぽく上に向ける。

明らかに息が途切れ始めている。希美子は懸命に唇を噛み、平静を装おうとする。だが、男には全てがわかっているようだ。希美子の乳房を愛撫しつつ、首筋をくすぐるように撫でてくる。

ああっ、待って・・・・・・・・・

裸体をベッド上で震わせながら、希美子は隣室にいる夫のことを思い出す。妻が乳房を弄ばれていることに、夫は間違いなく気付いているはずだ。

あなた、早く・・・・・・、早く助けてください・・・・・・、さもないと、私・・・・・・・・・・・

男の手のひらが弧を描きながら、確実に頂点に近づいてくる。焦らすように、乳房の頂の周りをぐるぐると手で撫でながら、なかなかその突起に直接触れようとはしない。

駄目っ、そこは・・・・・・・・・・・、いやっ、焦らさないで・・・・・・・・・・

相反するような言葉を胸の中で繰り返し、希美子は己を懸命に律する。変なことを考えては駄目・・・・・・。だが、そんな人妻を一気に追い込むように、男の手が更に動く。

双方の乳房を同時に揉みしだきながら、手の平の端で乳首をくすぐってくる。痺れるような快感が、希美子の全身を走る。やがて、男の両手が、希美子の乳房を完全に覆う。

「はんっ・・・・・・・・・・・・・・」
その瞬間、希美子はかすかな吐息を漏らしてしまう。

手のひらの中心で乳首を押すようにしながら、男はあくまでも優しげにオイルを広げ、乳房を揉みしだいていく。想像以上の刺激に、希美子は首を振り、男のことを見つめる。

「声が出てしまいますか、奥様」
僅かに聞こえる声で、マッサージ師が希美子にささやく。潤んだ瞳を色っぽく光らせながら、希美子は何かにすがるように何度も小さくうなずく。

希美子の唇を塞ぐように、男の手が置かれる。それまでは見せなかった男の乱暴な仕草が、希美子を戸惑わせ、同時に背徳な興奮にいざなっていく。

希美子の口を片手で塞ぎながら、男はより大胆に乳房を愛撫し、乳首を何度もつまむ。彼の手のひらの熱を唇に感じながら、希美子は唸るように喘ぎ声を漏らし始める。


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Comment
AVより活字で想像を膨らませるほうが勃起力ハンパないです。この話を思い出しながら嫁にフェラしてもらいます。つーか、もう出したい!次まで待てない!わがままですが早く更新してください!m(__)m
カーテンを挟んで
カーテンを挟んで、女にフェラチオされる夫、そして、互いに我を忘れ、マッサージ師とその客から、豊満な肉体を、男に存分に弄ばれる女へと変わっていく希美子さん。この夫婦の行き着く先は?
マッサージ師さん(^-^)
キスする気満々でしょ。両手も自由に動かせるよね(^^ゞ
No title
夫の妄想に付き合っているつもりが、
自分の欲望に目覚めて行くのでしょう。

ファンとしてたまりません。

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