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夫の秘密、或いは妻の秘め事(43)

2015 02 10
秘所を吸われ始めた妻の全身が、ぴくぴくと震えていることに夫は気づいた。

快楽の悶え。背後から拘束する男にもたれかかり、黒色のコートを大胆にまくられた妻は、その裸体を剥き出しにしている。ひざまずいた男が、人妻の蜜を音を立てて吸っていく。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
湿った音が奏でられる度に、それを追いかけるように官能の息が人妻の唇から漏れ出す。

熟れた太腿は、薄闇の中ではどこまでも白く輝いて見えた。そこをいやらしく撫でながら、男は視線を上に向け、人妻の表情を見つめる。そして、更に強く泉に吸い付いてやる。

「はんっ・・・・・・・・・・」
全身をびくっと跳ね、人妻は狭い個室の中で限界にまで悶える。全裸の男二人の股間が、妻の欲情を誘うように既に硬直していることに、夫は気づく。

黒色のコートが脱がされていく。ハイヒールだけを履いたまま、人妻は全裸にさせられる。見事なプロポーションを維持した裸体の曲線に、男たちの手が這いまわる。

「ああっ、いじめないで・・・・・・・・・・・・・・・・」
自分で立つことを強要された人妻の唇から、艶めいた声が響く。乳房を背後から揉みしだきながら、後方にいた男が便座の蓋に座る。そして、人妻の裸体を引き寄せる。

前に立つ男に唇を吸われたまま、人妻はゆっくりと腰を沈めていく。剥き出しのヒップを突き出すことを男に求められる。彼は己の角度を調整し、先端を陰唇に触れさせ、笑みを浮かべる。

「ぶちこむぜ、奥さん・・・・・・・・・・・」
人妻のくびれた腰を下からぐいとつかみ、男は強くそれを引き寄せる。

「ああんっ!・・・・・・・・・・・・・・・」
バックから貫かれ、嬌声を個室内で披露した人妻が、完全に男に座る格好になる。人妻の美尻が男の腰に密着し、二人の秘所が深く交わる。男の両手が、人妻の美乳を撫でる。

便座に座ったまま、男は下半身を揺するように動かしていく。あっ、と僅かな声を漏らす人妻は、瞳を閉じ続けている。官能の渦に巻き込まれていることは隠すこともできない。

やがて、人妻は腰を自分から振り始める。背後に座る男の上で、姿勢を正した格好をとる。背筋を伸ばしたまま、困惑するように顎を上に向け、ヒップを男の上でスライドさせていく。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
男のものが奥まで到達するのを感じるように、人妻が声をあげる。背後の男は快感に顔をしかめながら、人妻の首筋を舐めていく。前にいる男が、人妻の唇を再び奪う。

「はんっ・・・・・・・・・・・・・・」
下方から貫いてくるものに支配されながら、人妻は別の男と濃厚に舌を絡めあっていく。ハアハアハア・・・・・・。狭い個室の空間が、欲情を貪りあう3人の熱で満たされていく。

「旦那がこんなところ見たら何て言うかな、奥さん」
隣の個室にいる夫の存在を示唆するように、背後の男がささやく。

「欲しいんだろう、奥さん・・・・・・・・・、旦那は与えてくれないものが・・・・・・・・・・・・」
下方から男の腰に何度も突きあげられ、人妻は快楽の息を吐いていく。前にいる男の口が人妻の首筋を下降し、乳房の頂点に達する。なまめかしく揺れる頂を、男は唇でしゃぶる。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、いいっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
胸元に顔を埋めてくる男の後頭部を片手で引き寄せながら、人妻は素直な告白を二人に漏らす。そして、腰の振りが加速させていく。便座が妖しげに軋んだ音を奏でていく。

「奥さん・・・・・・・・・、そんなに腰振ると出しちまうぜ・・・・・・・・・・・・・・・」
背後にいる男の両手が、人妻の裸体をがっちりと拘束する。そのままの交わりを維持しながら、人妻の下半身を激しく揺すっていく。自分から腰をくねらせ、人妻が淫らに悶えていく。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「旦那はいつもこんなに激しくしてくれるのかい?」

男の言葉に、妻がかすかに首を振るような仕草を見せたことに、夫は気づく。それは彼自身のものを更に硬くさせる光景であった。快楽のスロープを駆け上がる妻を、夫は見つめる。

「どうだ、奥さん・・・・・・・・・・、いいだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ううんっ・・・・・・・・・・・・、ああっ、駄目っ・・・・・・・・・・・・・・・、無理っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

荒々しく腰を震わせながら、男は人妻の下半身を強く密着させる。前にいる男にすがるように両手を投げ出し、人妻はいやらしく突き出した下半身をくねらせ、激しく首を振る。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・、ああっ、たまらない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
人妻の右手が、前に立つ男のものにいざなわれていく。それをしごくように握りながら、限界に近い様子で人妻は、あっ、あっ、と短い声を漏らしていく。

全裸の肌に汗が浮かんでいる。便座に座る男の腿が、妖しく濡れ光っている。漏れ出した人妻の蜜が、男の汗と混在しているのだ。男はやや腰を浮かせ、最後の快楽を与え始める。

「出すぜ・・・・・・・・・・、奥さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
狂ったように腰を振りながら、男は人妻の胸を乱暴に揉みしだく。

「あああっ・・・・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・・・・、早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
唇を噛み、そして開くという仕草を続けていく。完全に屈するかのような表情を浮かべ、直後に短い息を吐く。その行為を繰り返し、やがて、人妻の唇から最後の言葉が漏れる。

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、イきそうっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いくぞ、奥さん・・・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・、奥さんっ・・・・・・・・・・・・・・」

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・、あなた・・・・・・・・・・・・・・・、許してっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・、ああっ、奥さんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「駄目っ・・・・・・・・・・・・・・ああっ、イクっ・・・・・・・・・・・・・、イっちゃう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
人妻のその叫びと同時に、背後の男は再び便座のふたに座った。そして、人妻の秘所を自分の上に強く押さえつけたまま、卑猥に腰を震わせ、やがて全ての緊張を解き放った。

どくっ、どくっ、どくっ、という脈動が、男の下腹部から確かに伝わってくる。ねっとりと汗を浮かべた彼は、今はただ満足げに表情を緩め、上にいる人妻の裸体を撫で続けていく。

ハアハア、と激しく息を乱しながら、人妻は男の上に深く腰を沈めている。形よく上を向いた豊満な乳房が、絶頂の気配を漂わせるように、妖しく揺れている。

後方の男に指示されるがまま、人妻は顔を後ろに向けて彼と舌を絡めあう。瞳を閉じたまま、無意識のうちに舌先を伸ばし、男のそれと戯れる妻の表情を、夫は至近距離から見つめる。

エクスタシーの直前、妻は夫に詫びるような言葉を漏らした。夫は確かにそれに気づいている。その言葉は、しかし、夫への慰めとはならなかった。

妻の最後の言葉は、夫に狂暴な興奮だけを与えた。見も知らぬ男に公園内のトイレで犯され、絶頂に昇り詰めてしまうことを詫びる妻の姿に、夫はその右手を淫らに濡らしていた。

「奥さん、ほら、立つんだ」
人妻の前に立ち続けていた男が、待ち切れないように指示を与える。ふらふらと立ち上がった全裸の人妻は、言われるがままに、薄桃色の壁にべったりと両手を突く。

妻の背中、そして桃のように張り出したヒップが夫の視線に飛び込む。その背後に男がまわりこむ。立ったまま、彼は人妻の下半身を拘束し、力強く己のものを突き出す。

「ああっ!・・・・・・・・・・・・・・・」
人妻の口から、覚醒の声が漏れる。

目の前にいる男が、激しく腰を振り始める。その男に犯されているのは、妻なのだ。個室の壁に両手を突いたまま、妻は顎をあげ、たまらない様子で首を振っている。

希美子・・・・・・・・・・・・・、いいのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

覗き見を続ける夫の視線に、妻を犯す男のたくましい背中が拡大していく。持続力に満ち溢れた男のピストンは、どこまでも力強く、妻に際限のない快楽を与えていく。

「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
快感の息を漏らし始めた妻の両肩を、男がバックから強く引き寄せる。

「奥さん・・・・・・・・・、もっと深く交わりましょう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、凄いっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

妻を背後から貫き続ける男が、ゆっくりとその顔を後方の壁に向ける。そこにある小さな穴の意味を察しているかのように、彼は笑みを浮かべ、その先にある夫の瞳を見つめる。

「おっ、お前は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そこにいる男が、以前見たことのある男であることに、夫は気づく。

あの海岸で妻にいたずらを仕掛けた若者。マッサージ屋の店員。妖しげな夜のレストランで妻とダンスを共にした老紳士。仕組まれた宴席で妻の肉体を奪った醜い中年男。

いや、柴田・・・・・・・・・・、なのか・・・・・・・・・・・・・・・・。

夫は激しい混乱に包まれながら、目の前の妻が何度もの絶頂に導かれるのを目撃する。立ったまま背後から、そして便座に座った男に跨り、抱き合いながら、妻は何度も昇り詰めた。

「ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、また、イきそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「奥さん・・・・・・・・・・、我慢しないで・・・・・・・・・・・・・・、さあ、一緒に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・・・・、イクっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

その裸体はたっぷりとした快感に満たされた。女の悦びを今夜遂に知ったかのように、妻は男の裸体に強く爪を立て、髪を乱し、何度もの快楽に声をあげた。

夫が過去に知っているあらゆる男たちに抱かれながら・・・・・・・・・・・・・

************

「お客さん・・・・・・・・・・、お客さん、起きてくださいよ・・・・・・・・・・・・・・・」
「えっ?・・・・・・・・・・・・」
「もう全部終わりですよ、今夜は」

清掃道具を持った男性に、秀人は揺り起こされた。彼はとっさに前方、そして周辺を見つめた。

誰もいない・・・・・・・・・。そんな馬鹿な・・・・・・・・・・・・。

そもそもここは公園じゃない・・・・・・・・・。あの映画館に再び俺はいるというのか・・・・・・・・・・。

「すみません、あの辺に女性とそれから、男性が何人かいましたよね?」
秀人は焦りを隠すことなく、彼に聞いた。

「女性?  やだねえ、お客さん、こんなスケベな映画館に女性が来るわけないでしょう」
清掃員は、あきれたように秀人を見つめ、答えた。

「何人かの男といたじゃないか、その席に・・・・・・・・・・・・」
「お客さん、そこは今日はずっと空席ですよ。最初から誰もいやしません」

「・・・・・・・・・・・・・・」
「お客さん、随分長く眠られてましたねえ・・・・・・・・・・・・」

秀人は全身にぐっしょりと汗をかいていることに気付いた。

そして、下半身もまた・・・・・・・・・・・・・。


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