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LOVE47(9)

2015 10 16
早朝の勤務前に、このようなことをされるとは思わなかった。

だが、院長に身体検査をされると聞いたとき、心のどこかでこんな展開を予想していたような気もする。

菜穂子は、自分自身を恥じた。

「脚を広げなさい」

背後から優し気にささやいてくる男の声。

彼を上司としてここで働き続けるためには、言われたとおりにするしかない。

その覚悟は、既に菜穂子にはあった。

乱された上半身の白衣がはぎ取られ、床の上に落ちている。

薄いピンク色のブラが、控えめに、しかし、男をそそるように盛り上がっている。

スカート部分はまだ脱がされていない。

だが、その下のショーツは既に男によって引きずりおろされていた。

菜穂子は今、院長の巨大な机の意味が、わかったような気がした。

この机の上で、何人の看護師が、或いは患者が抱かれたのだろう・・・・・。

床に立ったまま、菜穂子はスリムな肢体を前傾させ、机の上に這っている。

膝丈のスカートが、大胆にまくり上げられる。

足首を蹴られ、その間隔を広げる。

濃厚な羞恥に包まれながら、菜穂子は瞳を閉じた。

たっぷりとした前戯で、既に菜穂子の肉体は限界にまで火照り、濡れている。

彼の手が、丸みを帯びたヒップを撫で、くびれた腰に添えられる。

「力を抜いて」

言われるがまま、菜穂子は全てを忘れ、彼に全てを差し出す。

わずかに唇を噛む菜穂子。

そして、男の硬いものがバックから貫いてきた。

「ああんっ・・・・・」

机に伏せていた菜穂子は、顎を上に向け、色っぽい声を漏らしてしまう。

その吐息は、自分自身の声には聞こえなかった。

院長が情熱的に、時間をかけて行為を始めた。

机にしがみつき、菜穂子は次第に行為に溺れていく。

片脚を持ち上げられ、更に挿入の度合いが深まっていく。

ブラのホックが外され、美乳を露にされる。

背後から伸びてきた男の10本の指先で、乳房が愛おしく揉みしだかれる。

激しく、たくましく腰を突いてくる男。

置かれていた花瓶が倒れ、がたがたと机全体が揺れる。

背中から覆いかぶさるように、情熱的に責めてくる彼。

膣奥にまで、その硬く長大なものが到達するのを感じ、菜穂子が唇を開く。

「あっ・・・・、あっ・・・・、あんっ・・・・・・・」

声を抑えることができない。

両肩を後方から強く引かれ、菜穂子の裸体が弓状に曲がっていく。

乳房が前方に突き出すような格好で、菜穂子は形のいい顎を天井に向ける。

ピストンの度合いが更に激しくなっていく。

看護師の乳房の先端が、たまらない風に突起していく。

想像を遥かに超越した快楽に我を忘れ、菜穂子は激しく乱れ、嬌声をあげる。

「あんっ!・・・・、あんっ!・・・・・、あんっ!・・・・・・・」

経験したことのない至福の世界に導かれていく。

周囲のことを忘れ、菜穂子は絶頂に昇りつめようとしていた。

一瞬、菜穂子の心に、院長の妻の姿がよぎった。

ただ一度、ちらっと見ただけのその女性は、想像以上に美しく、清楚な雰囲気を漂わせていた。

だが、菜穂子の戸惑いを完全に切り離すように、彼は最後の突きを与えた。

「あっ・・・・、ああっ・・・・・、ああっ、イクっ・・・・・・・・・・」

菜穂子は、生涯初めて快楽を認める言葉を恥ずかしげもなく漏らした。

・・・・・・

波多野葉子は、少しぼんやりとした手つきで、台所の片づけをしていた。

窓の外に、隣接するクリニックの建物が見える。

すぐ隣にあり、夫が院長として経営するその病院に、葉子はもう、何年も足を踏み入れていない。

そこに行く必要はないし、行くべきでもない。

いつの日だったか、葉子は予告なくその部屋を訪問したことがある。

夫への些細な用事があったはずだ。

そこで、葉子は目撃した。

言葉を発することなくドアを閉め、葉子は足早にそこを去った。

妻に見られたことに、夫は確かに気づいていた。

だが、その行動を詫びることもなければ、正そうともしなかった。

それどころか、まるで開き直るかのように、妻への裏切り行為は更に加速した。

また、新しい看護師が来たようだ。

若く、スタイルのいい女性看護師。

今、あの窓の向こう側で、夫はいったい何をしているのだろうか。

「あんっ!・・・・・、あんっ!・・・・・・、あんっ!・・・・・・・・」

若い女性の嬌声が聞こえてくるような気がする。

食器を洗う手を止め、葉子はじっとクリニックの窓を見つめた。

昨夜出会った彼の姿が、人妻の脳裏をよぎる。


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