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LOVE47(20)

2015 12 04
人妻は本能に抗うことなく、彼の上で奔放に動き続けた。

下にいる彼が、年上の女に与えられる快楽に苦悶するように顔を歪めている。

その表情を見つめる葉子の瞳もまた、悦びの色に満ちていた。

自分がこんな行為をどこで知ったのか、葉子にはわからなかった。

夫が教えてくれたことはない。

こんな風に男の上になって、自分から腰をいやらしくくねらせるような動きを。

47歳であっても、胸の形状は美しく保たれている。

若さを感じさせるような手つきで、彼がそこに手を伸ばし、柔らかな丘陵を愛撫する。

それを許す人妻。

揺れる髪をかき上げながら、葉子は彼を見つめ、腰を振っていく。

「あっ・・・・・、あっ・・・・・・・・・」

硬くなった彼自身の存在を、濡れた密唇の中に感じる。

軽く下方から突き上げられるだけで、葉子の全身に震えを伴った快感が走り抜ける。

「ああっ・・・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・・・・・」

若々しい肉体を確かめるように、葉子は下にいる彼の裸体に指先を伸ばし、その肌を撫でまわす。

汗で濡れた彼の裸。

彼の汗で濡れた指先を、そのまま彼の口に運び、しゃぶらせる。

葉子自身もまた、白い肌に淫らに汗のしずくを浮かび上がらせている。

もっと奥にまで貫いてほしい。

秘めた願望にいざなわれるように、葉子はくびれた腰を更に激しく後方に突き出していく。

彼が膝を曲げ、両腕で葉子の裸体を抱き寄せる。

完全に肢体を前傾させた葉子が、汗で濡れた彼の体を抱きしめる。

濡れた肌が触れ合い、熱を伝え合う。

形容のできない興奮が二人に拡散していく。

「ああっ・・・・・・・・」

思わず声を漏らし、葉子はかすかに首を振るような仕草を見せた。

互いの欲情を分かち合うように、二人は濃厚に唇を重ねた。

舌を絡めあい、強く吸いあう。

彼が腰を持ち上げるように動かし、激しくそれを突き始める。

キスを交わしながらも、葉子は快楽の息を漏らしてしまう。

「うっ・・・・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・・・・・」

シーツが濡れるほどに汗と体液が溢れ出していく。

彼の腰の突きに呼応するように、葉子もまた、激しく下半身を動かした。

葉子の背中に、彼の指先が食い込んでいく。

行為を開始して、それほどの時間は経過していないのかもしれない。

彼はしかし、もう我慢できない様子だった。

最後の刺激を与えるように、彼が荒々しい腰の突きを下方から繰り返していく。

ベッドがきしみ、音が奏でられる。

何度もの快感が波となり、葉子に押し寄せてくる。

彼の上になったまま、葉子は乳房を密着させるように、若者の肉体を抱きしめた。

奥まで貫いた状態で、彼が葉子の裸体を強く抱いた。

人妻の性が、強く、何度も、彼自身を締め付けた。

葉子は意識が僅かに遠のくことを感じた。

夫に抱かれた時には、一度も与えられたことのない熱が、葉子を包んでいる。

絶頂の予感が、葉子の体奥に芽生える。

そのときだった。

「出すよ・・・・・・・」

彼が苦し気に声を漏らした。

その瞬間、葉子は無意識のうちにささやいた。

「駄目っ・・・・・・、中は・・・・・・・・・・・」

夫のことを思ったのではない。

葉子は、彼の交際相手の存在を、そのとき、想起していた。

その言葉を人妻が発した直後、若者が腰を強く引いた。

そして、完全に引き抜かれた彼のものから、激しい欲情の証が解き放たれた。

ハアハアハア・・・・・・・・

肌がそれに濃厚に濡らされることを感じながら、葉子は汗にまみれた肉体を彼に投げ出した。

彼の胸板に頬をつけ、葉子は至福の時空を漂い始めた。

瞳を閉じた葉子は、無意識のうちに彼の乳首にキスを与えた。

ベッドの上で抱き合ったまま、二人はしばらくの間、互いの乱れた息遣いに浸った。

彼と会話を交わすべきだ。

何を言っていいのか、しかし、葉子にはわからなかった。

「また会えますか」

口を開いたのは、彼のほうだった。

「また、こんな風に会えますよね」

「彼女はどうするつもりなの?」

思わず、葉子は彼を責めるような言葉を漏らした。

「・・・・・・・」

「ひどいわ、そんなの・・・・・」

「僕が楽しみたいから会いたいって言ってるんじゃないんです」

「えっ?」

「野畑さんには僕が必要でしょう」

葉子は、偽名ではなく本当の姓をよほど言おうかと思ったが、それを押しとどめ、答えた。

「それじゃ、まるでボランティアみたいじゃない」

「そうですよ、野畑さんのためにボランティアになりたいんですよ、僕は」

「かわいそうなおばさんを助けるボランティア?」

「そのとおり」

裸のまま、二人は笑いあった。

初めて出会った夜のように。

上にいる人妻が涙を流していることに、彼はやがて気づいた。

そして、二人は再び互いを求め合った。

夜が明けるまで何度も、声が出るほどに激しく・・・・・・。


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