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LOVE47(55)

2016 04 25
「あああっ、いいっ・・・・・・・・・・・・・」

布団の上に膝で立つような格好で、彼に後方から両腕を強く引かれる。

暗い室内、葉子は顎を天井に向け、歓喜で裸体を震わせた。

47歳になっても崩れない美乳が、前方を向いて突き出し、妖しく揺れている。

人妻の肌には、まるで長時間湯に浸かった直後のように、汗の滴が噴出していた。

それは、狂おしいほどの快楽の汗だった。

「葉子さん・・・・・・・・、ああっ、いくよ・・・・・・・・・・・・・・」
垣内剛は、貫いた己のものを更に人妻の奥にまで押し出した。

「ああんっ・・・・・・・・・」
汗で乱れた人妻の髪が、妖し気に揺れる。

葉子の両腕を強く後方から引っ張り、剛は激しく、情熱的に腰の振りを与える。

「あっ!・・・・・・、あっ!・・・・・・、あっ!・・・・・・・・・」
隠そうともせず、人妻は嬌声を室内に響かせた。

唇を噛み、何度も苦し気に首を振り、そして快楽に表情を弛緩させる。瞳を閉じたまま、うっとりとした風に口を開き、喉奥からの声をあげる。

「ああっ・・・・・・・・、ああっ、早くっ・・・・・・・・・・・・・・・・」
意識を薄めながら、葉子は彼に懇願した。

人妻の乳房の先端がいやらしく突起し、欲情を告白している。凶暴なほどに声をあげ、若者が最後の瞬間を追い求めていく。

「葉子さん・・・・・・・・・・・・・・、いくぞ・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああっ、凄いっ・・・・・・・・・・・・・・・、来てっ・・・・・・・・・・・・・・・・、早くっ・・・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・・、ああっ、いやんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

娘の恋人に抱かれているという事実を、葉子は既に忘れ去っている。

ここにいるのは、ただ自分が愛してしまった若者なのだ。

偽りの愛にだけ生きてきた人妻が思いがけず出会ってしまったまことの愛が、そこにあった。

布団が激しく乱れ、男女の裸体が濃密に交わっていく。

互いの裸体を濡らし、震わせ、求めあっていく二人。

「ああっ・・・・・・・・・・、イクっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
瞳を閉じたまま、人妻は再び上を向き、声を震わせた。

恍惚とした雰囲気を色濃く漂わせ、歓喜に浸る葉子。

既に意識は超越し、絶頂のステージに昇り詰める最後のステップにまで導かれていた。

「葉子さん・・・・・・・・、ああっ、出すよ・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・、ああっ、イきそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

筋肉質の裸体を激しく振動させ、剛は最後のピストンを与えた。

そして、深々と棹を挿入したまま、何度か、己の腰を脈動させた。

その瞬間、意識を取り戻したかのように、葉子が叫んだ。

「ああんっ!・・・・・・・・・・・・・・」

がくっ、がくっ、と、痙攣するように震える人妻の裸体。

まっすぐに腕を伸ばし、背後にいる彼につかまえられるような格好のまま、葉子は腰を数回、官能的にくねらせた。

そして、下半身を淫らに突き出したまま、彼の手を払い、ばったりと布団の上に伏した。

汗にまみれた人妻の背中を撫でながら、背後からその裸体を覆うように、若者が優しく包み込む。

ハアハアハア・・・・・・・

男女は瞳を閉じ、濡れた肉体を密着させ、激しすぎる行為の余韻に浸った。

最上のステージに達したまま、人妻は泣いていた。

涙が布団を濡らし、やがて、二人をも、包み込んだ。

二人が覚醒したのは、数時間の後だった。

「何を考えてるの?」
布団の上で寄り添い合いながら、横になる二人。先にささやいたのは人妻のほうだった。

「葉子さんと初めて会った夜のこと」
「・・・・・・・」

「もうすぐ1年ですよ」
「そうね・・・・・・・」

「1年後にこんな風になるなんて、ね」
「ふふふ・・・・・・、あの時の二人が聞いたらなんて言うかしら」

「当然でしょう、って?」
「えっ、最初からそんな風に思ってたの、剛君は・・・・・・・・」

あの雨の九段下とまるで同じように、二人は明るいトーンで言葉を交わした。

「君付けはやめてくださいよ、葉子さん・・・・・・・」
「じゃあ、さん付けもやめなさい・・・・・・・・・・・」

互いにふざけて言ったつもりだったが、まるでその言葉が近い将来の何かを示唆したかのように、二人は黙りあった。

そして、きつく裸体を抱き合い、濃厚にキスを交わした。

「葉子・・・・・・・・」

葉子は、キスをされながら、吹き出すように笑った。

「葉子さん、やめてくださいよ、真剣なんだから」
「さん付けした」
「駄目だ、やっぱり・・・・・・・」

クスクスと笑いあいながら、二人は再びきつく寄り添った。葉子の肩を、剛が抱きしめる。彼の腕の中で、葉子は甘えるように首を動かした。

「このまま終わってほしい」
「・・・・・・・・」

「このまま全て・・・・・・・・・・」
「葉子さん、明日の予定は?」

葉子の言葉を無視するように、垣内剛はささやいた。

「私がどこに行くか知ってるでしょう。だから、この温泉を探り当てた」

若者は、何かに迷うようにしばらくの間、葉子の髪を撫で続けた。一瞬、彼は部屋の片隅に置かれた人妻のバックを見つめた。

不自然に膨らんだバックに視線を注ぎ、そして、そっと告白した。

「僕も一緒に行きます。いいですよね」
「来ちゃ駄目って言ったら?」
「一緒に行く覚悟でここに来たんです、葉子さん」

顔を彼の胸に押し付けるように震わせながら、葉子が声を漏らした。

「無理よ、それは・・・・・・・・」
「いやだって言ったって行きますから、僕は。葉子さんを一人で行かせるわけにはいかない」
「駄目っ・・・・・・・・・・・・、お願い・・・・・・・・・・・・・・」

その涙で胸が濡れることを嫌がるように、若者は人妻の顔を持ち上げた。

互いを見つめ、激しく唇を求めあう二人。

そして、夜が明けるまで、永遠の愛を確かめあった。


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Comment
若い男と夫の同僚。2人の男との肉欲に溺れた人妻がたどり着く先は…
No title
いつも楽しく読ませていただいてます。のりのりさんの小説は表現が美しくて大好きです。

どんな女性でめ、自分が好きな男性に抱かれるのが一番なはず。

小説だとわかっていてめこの二人、心中なんて考えないでほ、幸せになってほしいなって勝手に願ってしまいました。

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