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甘い蜜(27)

2016 11 02
強要された純白のシャツはあまりに薄く、人妻の肌がはっきり透けて見えた。

控えめながら魅惑的な胸の膨らみ、そしてそこを隠す刺激的な黒色のブラ。人妻の秘密が、外の視線にさらけ出されている。

「見ないでください・・・・・・」
強気な姿勢から一転し、正代は懇願するように内藤に声を漏らした。

両腕を強く開かれ、胸元を彼に食い入るように見つめられている。男がつばを飲み込む様子が伝わってくる。その下着を身に着けた奥さんが見たいという彼の願望が、今実現しつつあるのだ。

「これが気に入ってるんですか、奥さん」
「まさか・・・・・・、今日だけですわ・・・・・・・・・・・」

「今日が初めてとおっしゃるんですか」
「勿論です・・・・・・・・・・・・」

「課長さんに見せたことはないんですか、奥さんのこの下着姿を」
「ありませんわ・・・・・・・・・・・」

人妻の言葉に、男は興奮を高めるように息を吐いた。目を閉じたまま、正代jは顔を横に向け、彼の凌辱的な仕打ちに耐え続けている。

「早く撮影を開始してください・・・・・・・・・・・」
勿論本意ではない。こんな挑発的な服装で撮影されたくなどない。しかし、正代はこの状態から一刻も早く脱出したいと思った。

立ったまま両手首を掴まれ、左右に大きく広げられている。白色の薄いシャツの下に見える胸の豊かな丘陵と下着。そこに食い込む男の欲情的な視線。

「へへへ・・・・・・・・」
いやらしく、内藤が笑った。悶え、嫌がる人妻をもっといじめてやろうという男だけが持つ笑い声だった。

「どれほど待ち続けたことか、この日を」
「・・・・・・・・」

「今日は最後までいただきますよ」
「・・・・・・・・」

「奥さんの全てを」
「私、いやですから・・・・・・・・」

「ご主人を救うためですよ」
「・・・・・・・・・・」

「奥さんのほうから私が欲しいと言わせます」
内藤の台詞が、正代の体奥に刺さる。彼のマッサージに翻弄された過去を見透かされている。屈服を誘うような感情が人妻を揺さぶり、全身に熱の予感を与えていく。

「そんなこと、言うはずありませんわ・・・・・・・・」
気丈に言いながらも、正代は自身の声が震えているような気がした。

内藤は正代を解放しようとはしなかった。人妻の両腕を握ったまま、じりじりと背後のベッドに向かって押していく。ミニスカートから露出した両脚がベッドに触れることを正代は感じる。

内藤が正代の首筋を舐めた。

「いやっ・・・・・・・・」
小さな声で正代がそれを嫌がる。男の舌が肌の上で動くたびに、ぞくぞくと震えるような感覚が全身を走り抜ける。立ったまま、正代は細い肢体をくねらせるように動かし、彼から逃げようと試みる。

「ベッドに倒してやろうか、奥さん」
「そんなことさせませんから」

内藤の口が何度も接近してくる。正代は唇を奪われそうになり、顔を強く振って逃げる。差しだされた人妻の白い首筋に、男の舌が再び這う。

「やっ・・・・・・・」
正代はきつく唇を噛み、全身に緊張を漂わせた。

「奥さん、そんなに緊張しないで」
「・・・・・・・」
「ご主人を助けるには、もっとリラックスしないといけないな」

正代は、ベッドに押し倒されること以上に、彼の繰り出すある行為を密かに恐れていた。リラックスして、という彼の言葉が、その行為の予告のように聞こえ、正代は更に緊張を肢体に漂わせた。

「奥さん、楽しみにしてるでしょう」
「な、何をですか・・・・・・・」

内藤の右手が、正代の手のひらを揉んだ。人妻の表情に緊張が走る。ベッド際で立ったまま、内藤は両手の10本の指を同時に動かし始めた。

「やめてくださいっ・・・・・・・・・・」
吐息を漏らしながら、至近距離にいる内藤を見つめる。彼の指が、正代の指、そして手のひらを愛撫していく。時間をかけ、その手は人妻の指の間にある空間を責めていく。

瞬く間によみがえってくる、あの午後の感覚。

瞳を閉じ、正代はされていることに気付かぬふりをしようとした。だが、両手が汗ばんでくることがわかる。ただ手を揉まれているだけなのに、全身が震え、立っていられないような気分になってくる。

「気持ちいいでしょう、奥さん」
内藤の言葉に、正代は首を振った。彼が再び人妻の首筋に熱いキスをした。

「あっ・・・・・・・・・・」
正代は思わず甘い息を漏らした。彼の膝が、正代の両脚を割るようにぐいぐいと力をこめて突いてくる。腕を愛撫され、膝頭で内腿にマッサージと同じような震えを与えられる。

息を僅かに荒げる内藤の舌先が、何度も正代の首筋を這い、耳を吸う。

彼の胸板が、シャツの下に盛り上がる正代の胸と接する。

「やっ・・・・・・・・、やめっ・・・・・・・・・・・・・」
立ったまま懸命に声を絞り出し、正代は何とか耐えようとした。膝ががくがくと震える。彼の口づけが、正代の顎を吸う。首を振って、正代は必死に男から逃げる。

内藤の膝が、正代の美脚を完全に割る。

「駄目っ・・・・・・・・・・・・」
「全身を俺に愛撫されたらどうなってしまうか、それを想像しては一人でやってたんだろう、奥さん」

男の言葉が、真実に聞こえてしまう。あの指先の感触に翻弄されていた自身の罪な肉体。正代の理性の一端が、音を立てて崩れ始める。

内藤に強く押され、正代は背後のベッドに組み伏せられた。

「やっ・・・・・・・・・・」
「課長さんとはすっかりご無沙汰なはずだ」

男の手が、人妻のミニスカートを捲りあげた。

「ショーツもちゃんと選んでくれたんですね、奥さん」
ブラとペアの黒色の下着に隠された正代の秘部を見つめ、内藤がそこに顔を近づけていく。


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