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目覚め(36)

2017 06 15
抵抗を放棄し、佐代子は彼らの言いなりになった。

今夜は彼らの求めに従う覚悟を、佐代子は再び思い出している。だが、人妻は自らの屈服を彼らに簡単に告白してしまうつもりもなかった。

「スカートを脱ぎましょう、奥さん」
佐代子の脚付近に接近する一人が、スカートのホックを外し、ゆっくりずり下ろしていく。

ベッドで仰向けになり、瞳を閉じたままで、佐代子は彼の求めに従った。スカートが完全に脱がされ、ベッドわきの床に落ちた。

「この脚ですよ、みんな見てたのは」
リゾート地のプールで、この人妻の水着姿を堪能した記憶を、二人は手繰り寄せている。目の前にある人妻の美脚は、記憶以上になまめかしく見えた。

薄闇の中、下着姿で剥き出しになった佐代子の下半身が彼らの視線をくぎ付けにする。人妻は、男たちを挑発するような黒色の下着を選択していた。

「いつもご主人にこんないやらしい下着を見せてるんですか、奥さん」
彼の問いかけに、佐代子は目を閉じたまま小さく首を振った。

「いえ・・・・」
「では、僕たちのためだけに?」

その言葉に、佐代子は答えを返すことができなかった。夫がいない自宅で、今夜彼らに何をされてしまうのか、佐代子はそれを想像してその下着を手にした。

普段とは違う自分になりきろうとする気分が、佐代子のどこかにあった。

「うれしいですね、奥さん」
彼はそうつぶやきながら、再び佐代子の長い脚をM字に強く広げる。

佐代子は顔を歪め、小さく首を振った。

「いい顔だ、奥さん。プールでいじめられたときの顔と同じだね」
もう一方の男がそうささやき、再び佐代子の乳房をシャツの上から愛撫し始めた。

瞬く間に妖しげな震えが佐代子の全身に拡散していく。固く閉じた人妻の唇に、胸を揉む男が再び口づけを与える。

「・・・・」
逃げることなく、佐代子は彼の求めを受け入れた。唇を開くことなく、硬く閉ざし続けたまま。

たとえ彼らの求めを全て受け入れても、屈服してしまう姿だけは見せない。佐代子は、それがせめてもの抵抗だと誓っている。

だが、男たちには時間がたっぷりあった。

「ゆっくりいじめていきますよ、奥さんを」
佐代子を動揺させるような言葉を吐きながら、男が口づけを繰り返し求めていく。

閉ざされた人妻の唇をこじ開けようとするように、優しく、ねっとりと吸い上げる男。同時に、盛り上がった胸元を揉みしだき、佐代子の息を乱す。

甘い息の気配を鼻から漏らしながら、佐代子が僅かに顔を振る。

「気持ちよかったら言ってください」
「・・・・・」
「あの時以上に奥さんを乱してやる」

過去の記憶に刻み込まれた興奮に陶酔する男が、更にたっぷりと佐代子の胸元を愛撫する。彼の口づけが唇から首筋へと這っていく。

いやっ・・・・・・・

震えを伴った刺激が、佐代子の躰を襲う。自由になった手をベッド上に投げ出し、佐代子は指先をかすかに震わせた。

「こっちもキスしますね、奥さん」
広げられた両脚の間に入り込んだもう一人が、佐代子の露になった太腿を撫でる。

スカートがはぎ取られ、剥き出しにされた佐代子の美脚。一度だけ、男の口で吸われたショーツの中心が熱く火照っている。

「このエッチな下着でいじめられる自分を想像してたんでしょう、奥さん」
薄闇と同化する黒色のショーツを指先で軽く撫でた後、男は佐代子の内腿を舐めた。

「・・・・・」
思わず息を吐きたくなるような刺激を抑え込み、佐代子は目を閉じたまま、横を向いた。

彼の口づけの、ちゅっ、ちゅっ、という優しい音が寝室に響く。少しずつ奥に進んでくる接吻。両脚の根元を優しくマッサージしながら、佐代子の秘所に近づいていく。

「これも脱ぎましょう、奥さん」
上半身を責める男がささやく。佐代子の美乳を撫でながら、シャツのボタンをゆっくりと、一つずつ外していく。

唇を噛みしめる佐代子。

下半身に口づけを与える彼が、再び佐代子のショーツに唇を近づけた。舌を伸ばし、人妻の隠された花園を探ろうとするように、かるくそこを舐める。

「・・・・・」
佐代子の顔が歪み、腰がびくっと浮いた。

「奥さん、感じてるみたいですね」
舌先で佐代子の花芯付近をショーツ越しにいじめながら、男は下着の裾に指先を這わせて来る。

やめてっ・・・・・・・

胸の中で、佐代子は懸命に抗った。だが、二人の男は遂に捉えた牝ジカを逃がすはずはなかった。

一つ、また一つと外されていくシャツのボタン。ショーツとペアの黒色のブラが、佐代子の豊かな胸を包んでいるのが見えてくる。

「ビキニの水着より色っぽいですよ、奥さん」
ボタンを完全に外し、強引にシャツを引きはがす男。覚悟を見せつけるように素直にそれに従いながら、しかし、佐代子は秘所の危機をも感じていた。

男の指先が、ショーツの裾をめくりあげた。空気に直に触れたあそこが、熱く潤っていることを佐代子は想像した。

川原との行為を夢想し、あのときの快楽を先刻まで追っていた自分自身の肉体が、今、二人の男たちの責めに更に熱を与えられている。

「入れますよ、奥さん」
指先をショーツ裏に滑り込ませた男がささやく。もう一方の男にブラの上から両手で乳房を包み込まれる。

「待ってください・・・・・」
佐代子は耐えきれないように、遂に声を漏らした。

「待てませんよ、奥さん」
「・・・・・・」
「奥さんだって、待ってほしくないはずだ」

いやっ・・・・・・

乳房を包む男が、再び佐代子の唇を奪った。同時に、もう一方の男の指先が、佐代子の美唇を軽く突いた。

あんっ・・・・・・

男と口づけを交わしたまま、佐代子は確かな息を漏らしてしまった。その隙が、佐代子の唇を僅かに開いた。

男の舌が巧みに滑り込んでくる。舌と舌が触れ合った瞬間、佐代子の指先が再び震えた。ショーツの向こう側の指が、もう少し深く人妻の窪みを突いた。

佐代子の指が、純白のシーツを強く掴んだ。

「奥さん、ぬるぬるしてますよ」
卑猥な言葉を吐きながら、彼は佐代子の素直な告白を強要するように、小刻みに指先を突き始めた。

あっ・・・・、あっ・・・・、あっ・・・・・

悶える声を抑え込みながら、佐代子は指先でもっときつくシーツを握った。だが、もう一人の男の舌先の運動が更に熱を増していく。

いつしか、佐代子の唇は完全に開かれ、強く、深く男に吸われることを許した。瞳を閉じたまま、佐代子は彼の情熱的なキスを受け入れた。

佐代子の舌が、彼に確かに絡み取られる。夫とも、そして、川原とも違う口づけを教えられ、佐代子は素直に舌を差し出してしまう。

「もっと奥まで入れますよ、奥さん」
秘所をいじめる男の指が2本になり、重ねられたそれが深々と佐代子を貫いた。

はうっ・・・・・・・

一方の男に唇を吸われたまま、佐代子は深い衝撃を与えられた。

陶芸教室の一夜で覚えた快楽とは、全く別の類の熱が、佐代子に接近してくる。二人の男に同時にいじめられるという初めての体験が、佐代子を確かに興奮させていた。

「どうですか、奥さん」
奥まで貫いたまま、男はその指先でぐるぐると蜜をかき混ぜるように動かした。

佐代子は強く首を振り、男の接吻から顔を逃がした。そして、懸命に声を抑えながらも、かすかな息を吐いた。

「気持ちいいでしょう、奥さん」
「よくなんかありませんから・・・・・・」

プールで抱いた2人に対する憎しみを思い出すように、佐代子が強い口調で訴えた。

「あの夜みたいに、奥さんを絶頂にまでお連れしますよ」
男はようやく指を引き抜き、佐代子の肢体から離れた。上半身をいじめていた男も、佐代子の躰から手を引いた。

一瞬の余裕を取り戻した佐代子。彼らの様子を見たいという欲求に駆られながらも、佐代子は瞳を閉じ続け、乱れ始めた息をどうにか整えようとする。

彼らが寝室を去る気配はない。それどころか、依然としてベッドのそばにいる。やがて、佐代子はその気配を感じた。

彼らが服を脱ぎ捨てていることを。

「奥さん、二人で抱いてあげますよ」
ベッドに横たわる人妻に、4本の腕が同時に伸びてきた。

佐代子はその仕打ちにどうにか耐えようとするように、深く息を呑んだ。


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