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依頼者~緑の過去(13)

2017 10 13
事務所から誰かが出ていく気配はなかった。

半ば意識を失いながらも、人妻はそれを確信していた。忘れ物を取りに戻ってきた彼女が、この部屋のただならぬ気配に気づいてしまったことを。

「緑先生、どうですか、私の指先は」
恥ずかしげもなく、彼は人妻の耳元でそうささやいた。

彼の重ねられた指が、人妻の美唇の奥にまで深く挿入されている。ぴくぴくと震える緑の下半身が、それを熱く濡らし、締め付けている。

無意識のうちに、緑は彼の体にしがみつくように腕を伸ばしていた。スカートを僅かにまくり上げられ、太腿を大胆に露出している。

美脚の隙間に差し込まれた腕をまだわずかに往復させながら、彼は人妻の唇からもう一方の手をようやく離した。

うっとりとした緑の表情には、かつて知らなかったことを知ってしまったという告白が、汗と共ににじみ出ている。

言葉を発しようとしない人妻弁護士の唇を、彼は彼女の快感を確かめるように吸った。

逃げようともせず、緑は無意識のまま唇を開き、彼に好きなように舌を吸われた。彼の背に這う人妻の指が、再び食い込むように震えている。

人妻の唇を吸いながら、彼は彼女の肢体に絡みついていた白いシャツをゆっくりと脱がせ、床に落とした。

そして、肩紐がずり落とされていたブラのホックを外し、その下着も完全に奪い去る。

形のいい美乳を露にされ、椅子の上で人妻は上半身裸となった。

「緑先生、私も少し暑くなってきました」
静寂の支配する事務所の面談室で、彼はそうささやくと、人妻の肢体から手を離した。

「今日はもう、このくらいで・・・・」
忘我の果てにまで連れ去られた人妻は、ようやく理性を取り戻そうとしていた。

傍らで立ち上がり、服を脱ぎ始めようとする彼に対し、緑は観念したような声で懇願した。

「もう遅いですから」
「まだ夜は始まったばかりです」

「ここではもう、これ以上・・・・」
「緑先生、私はまだ満たされてません」

その言葉を再び繰り返し、彼は剥き出しになった乳房を腕で隠そうとする人妻を見つめた。

「それが取引の条件です、緑先生。それに」
「・・・・・」

「これ以上、ここで言い争わないほうがいい。誰かが聞いているかもしれない」

彼は閉ざされたドアの向こうの闇に視線を投げた。照明がついていないその空間には、まだ事務スタッフが一人いる気配があった。

ゆっくりと服を脱いでいく彼から視線を逸らし、人妻は椅子の上で唇を噛んだ。

トランクスだけの姿となった彼は、引き締まった筋肉質の肉体を備えていた。それは週末に映像で何度も見た彼の体と同じだった。

再び椅子に座った彼が、胸元でクロスする人妻の細い腕を広げる。突き出すように揺れる人妻の美乳を見つめ、揉みしだきながら、彼女の裸身を抱き寄せていく。

裸の彼を感じ、先刻とは比較にならないほどの火照りに緑は包まれていく。

「駄目・・・・」
彼の右手が再びタイトスカートの奥に忍び込んでくる。ぐっしょりと湿った下着を撫で、その裏側に指先がまた滑り込む。

「いやっ・・・・・」
人妻の乳首を舐めながら、彼は指先を再び、熱い陰唇の窪みに差し込んだ。

「あっ・・・・」
椅子の上で、緑の腰が僅かに浮く。いっそうきつく抱きしめながら、彼は再び小刻みに、情熱的に手首を往復させていく。

「もう・・・・、そこは・・・・・、あっ・・・・・・」
胸元をいじめてくる彼の頭に腕を巻きつけ、人妻は美しい表情を歪めた。

彼の手が、スカートの奥でショーツの裾を掴んだ。

「緑先生、もうこんなものいらないでしょう」
強引に下着を奪い去ろうとする彼の手を、緑は熟れた太腿で感じる。

「駄目っ、それは・・・・・」
「早く脱ぎなさい」

女性弁護士という立場では、そんな命令調の言葉を投げかける経験はほとんどなかった。緑は、彼の指示に密かに体奥が疼いてしまうことを感じた。

「駄目っ・・・・、あっ・・・・、やっ・・・・・・・」
椅子の上でしばらくもみ合った後、人妻の下着が腿の辺りにまで引きずりおろされた。

首筋から乳房にキスを浴びせ続けてくる彼。息苦しさを伴う熱が、先刻に与えられた絶頂感を遥かに上回る勢いで押し寄せてくる。

膝に絡んだショーツ。スカートがまくられ、ひも状にされた下着が彼に掴まれる。椅子の上で、緑が抗うように躰を揺する。

「こんな荒々しい責めはご主人にされたことないでしょう」
週末からずっと抱えている人妻の興奮を見透かしたようにささやいた彼は、ゆっくりと、焦らすように濡れたショーツを緑のふくらはぎに下ろしていった。

人妻の足首から引き抜いた下着を、彼は見せつけるように緑の手に渡した。

「妻がこんなに濡れたことをご主人は信じたくはないでしょうね」
自らの潤いの証左を指先で感じながら、人妻はこの先に待っていることを想像せずにはいられなかった。

それを教えるように、彼が緑の細い腰に腕を回した。

「緑先生、立って」
抵抗する余裕のないまま、緑はふらつく脚でその場に立った。

上半身裸で、タイトスカートだけで躰を隠す人妻弁護士は、完璧なプロポーションを彼に見せつけ、激しい興奮を与えてしまう。

立ったまま人妻を抱きしめ、彼はねっとりとしたキスをしながら、素肌を撫でまわした。そしてトランクスで隠す自らの腰を緑のスカートに押し付けるように密着させた。

男の興奮の証を人妻ははっきりと感じ取った。ここで彼にそれをされてしまうという予感が、緑の体奥で濃厚な姿を見せ始める。

スカートが捲り上げられ、緑は美尻を裸で外気にさらけ出した。桃のように張り出した人妻のヒップを揉みしだき、彼は彼女の息を更に高めていく。

「ううっ・・・・・・」
「声は出さないほうがいいですよ。まだ外には誰かいます」

緑の手首が掴まれ、彼の下着の内側に導かれていく。それを握ることを誘われながら、緑は懸命に細い指先を逃がそうとする。

「握ってください、緑先生」
想像をはるかに超えるほどに硬く、太い彼の分身。長い間、満たされていない人妻の牝の欲情が、どうしようもないほどに疼いている。

美尻の割れ目をくすぐってくる彼の指先。深い谷間をその指先が撫で進み、後方から緑の潤った秘唇をいじめる。

「はうっ・・・・」
がくっと崩れ落ちるように膝を曲げる人妻。

「公判中で裁判所にいることを想像してください」
彼のささやきに、緑は激しく首を振った。

多くの人が見つめる中、緑は自分が辱めを受けている姿を想像した。裸にされ、恥ずかしすぎる格好であそこをいじめられている自分のいやらしい姿。

気づいたとき、緑は椅子に座った彼と向き合うような格好で、彼の腰の上にいた。いつしか美脚を大胆に広げ、乳房を舐めてくる彼の後頭部を引き寄せている。

「緑先生、腰を浮かせて」
彼の言葉の意味を感じながら、緑は下半身に力を込めて、最後の抵抗を見せようとした。

ヒップが愛撫され、蜜唇が後ろから前から指先でいじめられる。突起した乳首を唇で噛まれ、舌で転がされる。

下半身に疼き続ける熱が、どうにかなってしまうような予感。じれったさと背徳に抗う理性が絡み合い、人妻弁護士は法廷で凌辱される自分を想起する。

「腰を浮かせなさい」
繰り返された彼のささやきが、絶対的な命令となって人妻の体奥に刺さる。牝の本能に目覚めたように、緑は自分から腰を浮かせていく。

既に彼はトランクスを脱ぎ去っていた。

「そのまま腰を沈めて、緑先生」
彼の先端が、緑に触れた。うっすらと瞳を開いた人妻弁護士が、閉ざされていたはずのドアが僅かに開いていることを知った。

いけないっ・・・・・・・

もう逃げることなどできなかった。徐々に挿入されてくる彼のものを感じながら、緑は屈するように顎を上に向けた。

あああっ・・・・・・・・・

そして、彼は根元までを人妻の奥に貫いた。

「ああんっ・・・・・・・」
ドアの隙間からの視線を感じながらも、人妻は声を抑えることができなかった。


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