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迷い道(21)

2021 10 02
藤倉から連絡があったのは、この日の正午前だった。

「美帆さん、今夜そちらに行かせてもらうよ」
夫が不在の夜。それは人妻に有無を言わせない一方的な命令だった。

夫のため、上司をもてなすことが私の務め・・・。夕刻、清楚なワンピースに肢体を包んだ人妻は、彼に贈られた下着のことを思い出した。

今夜、美帆は彼の要求にどこまでも抗うつもりだった。だが、夫のために尽くさねばという覚悟もまた人妻の胸のうちに存在している。

美帆は女としての性に操られるように、彼に贈られた挑発的なデザインの下着を手にし、素肌をそれで隠した。そして下着姿の自分を鏡に映し出した。

あなた、今夜だけだから・・・・・

夫を想い、人妻は見慣れぬ姿の自分にそんな言い訳を与えた。その夫がいない場所で、人妻は今、別の男の上に乗り、じっくりいじめられようとしている。

「いやらしい下着だ」
自分の腰の上に跨がらせた人妻の腰を引き寄せ、彼は彼女のヒップを撫であげた。

「勘違いしないでください・・・・」

人妻の声に、何かに我慢するような色気が漂っている。乱れたワンピースの隙間から手を差し込み、藤倉は美帆の素肌を愛撫した。彼の指先が、人妻の美乳に触れる。

「僕を喜ばせる覚悟はあるんだろう」
「あくまで主人のためですから。私自身が楽しむつもりはありませんので」

美帆は少しばかり強い口調でそう言うと、至近距離の藤倉の目をきつく見つめた。強気な表情を浮かべた美しい人妻は、男の興奮を更に加速させていく。

「そうかな」
「だからこの下着を選んだんです」

「ただ僕を満足させるために」
「ええ・・・・」

美帆を見つめたまま、藤倉は彼女のヒップをわずかに持ち上げ、自身の腰に置くように動かした。男のたくましい下半身に触れ、人妻の知的な表情がかすかに揺れた。

「感じるはずだ、僕の気持ちを」
美帆の美脚が大胆に広げられ、ソファに座る藤倉の腰に絡みつく。スカートの奥部で、男の腰と人妻の大切な箇所が触れ合っている。彼の手が、美帆の胸元を包んだ。

「いい胸をしている」
ブラの上から、藤倉は部下の妻の肉体を堪能するように、盛り上がった美乳を揉みしだいた。少しずつワンピースが剥ぎ取られ、人妻の肩が露わになってくる。

「いけません・・・・」
「僕をもてなす覚悟を見せてもらおうじゃないか」

美帆の白い両肩が、リビングの照明の下で眩しく光る。人妻の反応を確かめるように、彼は彼女の瞳を見つめたまま、両手で乳房を愛撫し続ける。

夫の行為とはまるで違う愛撫。夕食をともにした夜、美帆は彼の車の中でその肉体を存分にいじめられた。だが、今夜の彼の責めはそれとも違う巧みなものだった。

ブラ越しに乳房の頂点をいじめられ、柔らかな膨らみ全体をやさしく、そして情熱的に揉みしだかれる。美帆はいつしか息が乱れ、全身が熱くなるのを感じ始めた。

「もう感じ始めたのかい、美帆さん」
「待ってください・・・・、藤倉さん・・・・・」

美帆は胸をいじめてくる彼の手を制するように腕を伸ばした。抵抗する人妻を追い込むように、男はその唇を奪い、彼女の濡れた舌先を強く吸った。

「はんっ・・・・・」
かすかな息を吐き、美帆は藤倉の口づけに身を委ねることしかできなかった。美帆は全身に拡散していく妖しげな疼きに耐えるように、彼の背中で指先を震わせた。

「美帆さん、力を抜いて」
レッスンを施すようにささやきながら、彼の口が人妻の首筋を降りていく。性急な夫とは異なり、彼の行為は時間をかけた焦らすような責めだった。

何とか早く彼を満足させ、この行為から自身を解放しないと・・・・。首筋から鎖骨付近に彼の熱い接吻を浴びながら、人妻は懸命に理性を保とうとした。

「藤倉さん、早く満足なさってください・・・・」
「その前に君が満足してしまうかもしれない」

「私は今夜何をされても満足なんかしませんから・・・・」
「満足するのは国分君に抱かれるときだけ、と言いたいのかな」

人妻の耳を吸いながら、彼がささやきを繰り返していく。露わにされていく美帆の全身の素肌を、藤倉の指先はゆっくりと滑るように動き、確かな心地よさを与えていく。

「その通りです・・・・」
自身の決意を伝える人妻の胸元に、彼の唇が近づいていく。ブラがずらされ、美帆のボリューム感溢れた乳房が露わにされる。

「この胸を国分君は毎晩ものにしているのか」
男の舌先が、人妻の乳房の先端にそっと触れた。あっ・・・、と聞こえるかどうかの甘い息が、美帆の唇から漏れた。何度か舌先で弾かれた乳首が、官能的に突起していく。

「いやらしい躰だ」
「言わないでください・・・・・」

「どんな気分だい、夫の上司に胸をいじめられて」
「別に何も感じませんから・・・・・」

「美帆さん、君の肉体は女としてまだ何も知らないみたいだ」
「・・・・・」

「国分君が教えてくれないことを、君の躰はもっと知りたがっている」
藤倉の言葉が、美帆の戸惑いを深めていく。胸の双丘を彼にしゃぶるように吸われ、美帆は声を出さずにはいられないほどの昂りを感じ始めている。

「知りたくなんかありません・・・・」
胸元に顔をうずめてくる彼の背に爪を立てながら、人妻はそう声を振り絞った。

「それはどうかな」
彼の手が人妻の広げられた太腿を撫でる。スカートの下で、藤倉の指が美帆の内腿を這っていく。熟れた美脚を揉み、ショーツの刺繍を大胆に押し、撫で回す。

唇を噛んだ人妻が、小さく首を振った。

「これが君の本音なんだろう。夫に言えない、ずっと隠してきた人妻の欲情だ」
彼の指が、下着の裏側に滑り込み、人妻の花芯に挿入された。

「あんっ・・・・・」
そこはもう、ショーツをぐっしょりと濡らすほどに、背徳な蜜で溢れていた。

「こんなに濡れているなんて・・・。国分君に教えてあげようか」
「やめてください・・・・」
「これでも今夜は絶対に満足しないと言えるのかな」

指先をかき回すように動かしながら、藤倉は同時に美帆の乳房を舐めた。

「やっ・・・・・・」
初めて知る刺激に翻弄されながら、美帆は彼の肉体にしがみつき、懸命に耐えようとした。自分でも戸惑うほどに濡れた花園が、全身を火照らせていく。

「僕を先に満足させたいんだろう」
「・・・・・」
「男が何をされたら喜ぶのか、教えてあげようか」

藤倉は美帆の右手を取ると、自分の腰に誘った。ベルトを緩め、ボタンを外す。そして、戸惑う人妻の右手を強引に自分のものに触れさせた。

「美帆さんが欲しくて、もうこんなに硬くなっている」
猛々しく、こわいほどに硬くなった、長大な彼のものを、美帆は指先で感じた。それは、美帆が知る夫のそれとはかけ離れた、圧倒的な欲情を伝える肉塊だった。

こんなの・・・・・、私・・・・・・

美帆はそれを想像するだけで、形容できない困惑の渦に巻き込まれた。それで深々と貫かれてしまう自分の姿が、人妻の脳裏に鮮明に浮かび上がった。

「握りなさい、美帆さん」
「・・・・」
「君が手で満足させてくれたら、今夜はそこで終わりだ」

夫のものさえ、こんな風に自分から握りしめたことなどない。美帆はためらいながらも、早くこの行為を終わらせることだけを考え、次第に指先に力を込めていった。

「もっといやらしく、奔放になればいい」
部下の美貌の妻に自分のものを握らせ、彼は満足げにそう漏らした。そして、自身の手を人妻の蜜唇に深く挿入し、ゆっくりとした往復を始めた。

「あっ・・・・・、やっ・・・・・」
懸命に声をこらえ、美帆は彼のものを握りしめた手を本能に従うまま動かし始めた。彼のそれは、やがて完全に外に引き出され、人妻は確かにそれを目にした。

「早くしないとこれを美帆さんに入れることになる」
余裕を漂わせた口調でそう言った藤倉は、美帆の濡れた膣壁を弾くように指を動かした。

「ううんっ・・・・・」
少しずつ追い込まれていく自分を感じながら、美帆は握りしめたものから視線を動かすことができなかった。


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