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迷い道(24)

2021 10 17
妻の甘く濃厚な吐息は、彼の耳に確かに届いた。最奥部にまで到達させたもので、藤倉はもう一度強く美帆の腰を突いた。

「はうっ・・・・」
妻の喉奥から再び息が漏れる。夫には聞かせたことのない、女の本能が漏らしてしまった喘ぎ声。美帆は小さく唇を噛み、そして固く瞳を閉じた。

夫のため、その行為に耐えようとする妻。何をされようとも我慢しようとする美帆の肉体が、藤倉にかつてないほどの興奮を与えていく。

部下の妻の両腿を強く押し曲げていく男。腰の結合を更に高め、美帆の美しく熟れた裸体を見つめる。胸の丘陵に手を伸ばし、膨らみを包むように愛撫してやる。

あっ・・・・・

顔を歪め、美帆は懸命に息を塞ごうとした。余裕を漂わせた笑みを浮かべ、藤倉はゆっくり腰を往復させていく。片手を床に投げ出し、妻は美しく顔を歪めた。

動かないでください・・・・

胸の内でそう懇願する人妻に、彼は強弱をつけながらピストンを与えていく。黒く光る太い幹が、美帆の濡れた美唇にずぶずぶと挿入されていく。

ううんっ・・・・、あっ・・・・・・、あっ・・・・・

夫に愛されるときとは比較にならない、圧倒的な波が押し寄せてくる。下腹部の蕩けるような火照りが全身に拡散し、美帆の躰が色っぽく震え始める。

動かないで・・・・・、あっ・・・・・・・

夫の姿を想起しながら、美帆は声をこらえ続けた。だが、自分でも気づかぬうちに、妻の躰は彼に与えられる刺激に溺れ始めている。

花園から背徳な蜜が溢れ、藤倉のたくましいものを濡らしていく。抵抗の思いとは裏腹に、人妻の花唇は夫以外のものをいやらしく、きつく締め付けてしまう。

「国分君にされてもこんな風に反応するのかな」
「・・・・・・」
「すればするほど淫らに締め付けてくるよ、僕のものを」

彼の腰のペースが高まっていく。シーツ上で指を震わせ、全身で悶える妻。美帆の揺れる乳房を揉みしだきながら、藤倉が荒々しく腰を突いていく。

「どうだ・・・・、美帆さん・・・・・・・」

あっ・・・・・・、あっ・・・・・・・

何度も首を振り、美帆は助けを請うように指先を震わせた。リビングの眩しい照明の下、妻が夫とは別の男に挿入され、次第に追い込まれていく。

「美帆さん、おかしくなりそうだろう」
再びそんな言葉を投げながら、藤倉が妻の腰をぐいぐいと押していく。

いやっ・・・・・・、あっ・・・・・・・・

初めて知る快感の気配。美帆はもう声を抑えることができそうもなかった。時間をかけ、強弱を伴った彼の行為に、美帆は息を乱し、白い肌に汗を浮かべていく。

「もっと感じていいんだよ、美帆さん」
その言葉には、部下に対する濃厚な嫉妬が含まれていた。初めて抱く部下の妻の肉体に、経験豊富なはずの彼もまた、圧倒されつつあった。

それは彼が知るどんな女性の躰よりも魅惑的で、絶頂にまで導きたいと思わせるものだった。人妻の美脚を押し広げ、彼は一層強く腰を振り始めた。

あっ・・・・・、あっ・・・・・、駄目っ・・・・・

未知のステージにいざなわれてしまうことを予感し、美帆はどうにか踏みとどまろうとする。夫の姿を思い浮かべ、美帆は遂に声を絞り出した。

「藤倉さん・・・・、ここじゃいや・・・・・・」
「もう我慢できないのかな」
「寝室で・・・・・、寝室に行かせてください・・・・・」

美帆の言葉は、しかし藤倉の興奮を高めるだけだった。いったん腰の動きを止め、彼は人妻の首筋をそっと撫でた。そして、自身をゆっくりと引き抜いた。

「ベッドに行こうか」
彼に促されるまま、美帆はその場に立ち上がった。ワンピースは既に剥ぎ取られ、下着も床に落ちている。全裸のまま、妻は彼にその場で引き寄せられた。

「綺麗だ、美帆さん」
立ったまま抱きしめられ、美帆は彼のキスを受け入れた。全裸で抱き合い、美帆は彼の猛々しくそそり立つ腰のものを肌で感じる。

「藤倉さん・・・・、寝室へ行かせてください・・・・・・・」
舌を吸われるだけで脚が震え、立っていることさえできない。押し寄せる快楽の気配から逃げるように、美帆は彼と一緒に階段を昇った。

寝室のドアを開けた美帆の腕を掴み、藤倉は内側の空間に引きずり込んだ。

「明かりはつけないでください・・・・」
既に裸を見つめられたことを知りながら、美帆は彼にそう求めた。それは寝室で恥ずかしい姿を見せてしまうかもしれないという人妻の告白のように聞こえた。

外に面した窓を、レースのカーテンだけが隠している。僅かに差し込んでくる月の光が、暗闇が支配するベッドルームにいる二人を包んでいる。

夫のいない寝室。藤倉が荒々しく美帆の裸を抱きしめた。

「いやっ・・・・・」

立ったまま、息を荒げるほどの激しいキスを交わす二人。全身を愛撫され、美帆の脚が震えていく。闇に包まれていることが、二人を確かに興奮させていた。

「いやらしい躰だ」
舌を吸いながら、藤倉が美帆の乳房をいじめていく。脇腹からヒップにかけてゆっくり指先を這わせ、美尻の割れ目に伸ばしていく。そして濡れた花弁に重ねた指を差し込む。

「あんっ・・・・・」
リビングでは漏らさなかった濃密な喘ぎ声と共に、美帆は膝を折るようにして彼に肢体を預けた。熱い蜜が溢れる秘唇をかき回され、妻は彼の背中に爪を立てた。

「そこはいやっ・・・・・・」
「早く欲しいんだろう、美帆さん」

美帆は小さく首を振った。リビングで僅かに教えられた快楽の世界への入口。女としての本能が再びそこに行きたがっていることに、美帆はまだ気づいていない。

「窓に行きなさい」
藤倉は裸の美帆をベッド横の窓に向かって立たせた。何かにすがるように、美帆は細い腕を伸ばしてカーテンに手を這わせる。

「脚を広げるんだ」
「待ってください・・・・・」

立ったまま、背後から藤倉に抱きしめられ、美帆は闇の中で強く抗った。彼の足に両脚を広げられ、腰のくびれを拘束される。彼の指があそこに入れられる。

「はんっ・・・・・」
「いやらしい・・・・、違うものをここに入れて欲しいんだろう・・・・」

「いやっ・・・・・、こんな格好で・・・・・・・」
「入れてやる・・・・・」

それは、夫にも見せたことのないポーズだった。唇を噛み、美帆は全身に緊張を走らせた。彼の硬い先端が触れ、妻の緊張が緩む。そして男が一気に腰を突いた。

「ああんっ!・・・・・・・」
窓に両手を這わせ、美帆は顔を上に向けるようにして肢体をびくっと震わせた。

腰を沈め、更に強く挿入してくる彼。ああっ、来ないでっ・・・・。バックから挿入され、困惑する妻の両肩を男が強く引き寄せていく。

「ううんっ・・・・・、駄目っ・・・・・・・・」
上半身を弓なりにし、美帆は窓に向けて美乳を突き出すような格好になった。薄闇に浮かぶ部下の妻の躰を背後から見つめ、藤倉が興奮を隠すことなくささやいた。

「朝までしてあげるよ、美帆さん」
人妻の両肩を掴んだまま、男が焦らすような腰の往復を開始した。

あなた・・・・・、私・・・・・、あっ・・・・・・・

美帆にとって、夢と現実が交錯する快楽の時間が訪れようとしていた。


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