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温泉旅行での出来事(4)

2010 01 15
しばらくの間、私は主人の隣でじっと横になっていました。そのうち主人の気が変わって、こちらを向いてくれるんじゃないかって思ったんです。

でも、駄目でした。主人の寝息は次第に深いものになり、やがていびき混じりのものへと変わっていきました。私は複雑な感情のままそこを出て、自分の布団へと戻りました。

せっかくの温泉旅行が、どうやら台無しになりそうです。主人に抱いてもらうことだけを考えていた自分が、淫らで思い込みが激しい愚かな女に思えてしまいます。

私は、主人がどうして私を抱いてくれないのか、しばらく考えてみました。以前の私と比較して、魅力がなくなったのだろうか。或いは別の理由が・・・・・。

身長が高いほうで、細身の私は、出産から1年も経過すると、ほとんど以前の体型に戻りました。自分で言うのも変ですが、30代の女としては、決して見劣りすることはないと思います。

だとしたら、私自身が原因ではないのかもしれません。ママ友の成美さんが教えてくれた、あの情報のことが再び私の頭に蘇ってきました。

若い女性と一緒にゴルフレッスン受けてたわよ、ご主人・・・・・・

やはり、その女性と主人は何か関係があるのかもしれない。私は、暗い室内で一人布団の中にもぐり、そんなことを悶々と考えていました。

やがて、慣れぬアルコールを飲んだせいか、急な睡魔が私を襲ってきました。私はもうどうでもいいような気分になり、そのまま眠りに就くことにしたんです。

そうして、数時間が経過しました。夢を見ることもない、深い眠りの後、私は急に目を覚ましました。まるでずっと起きていたかのように、それははっきりとした覚醒でした。

暗闇の中、私は床の間のそばに置いてあったバッグに手を伸ばし、携帯電話を取り出しました。時間を確認すると、午前1時を少し過ぎたところでした。

何だ、まだ朝じゃないんだ・・・・・

お酒を飲んだとき、私は昔からこんなことが度々ありました。深く眠った後、まだ明るくなる前に目を覚まし、そこからもう朝まで眠れなくなってしまうのです。

それにしても、そこから朝まで起きているには、あまりにも長い時間です。私は布団に戻り、何とか眠りに戻ろうとしました。

でも駄目でした。ますます意識ははっきりしてきて、もう眠るどころではないような感じでした。隣の布団では息子がぐっすりと眠っています。そしてその向こうでは主人が、相変わらずいびきをかいていました。

私は布団の上に起き上がり、どうしたものかとしばらく考えました。そして、一つの案を思いついたのです。

本館のお風呂は朝まで営業していますから・・・・・・

部屋に到着した際、女将がそんな風に説明してくれたことを私は思い出したんです。せっかくこんな旅館に来たんだから、せめて温泉はたっぷり楽しまなきゃ・・・・。私は、その場に立ち上がりました。

タオルを持ってドアをそっと開け、私は廊下に出ました。照明は明るいですが、さすがに静まり返っています。私は夕方と同じように本館の温泉へ再び向かいました。

途中、誰ともすれ違うことはありませんでした。女湯の暖簾をくぐっても、やはり中には誰もいません。昼間の賑わいが嘘のように、静けさだけが漂っています。

浴衣を脱ぎ、私はお風呂へと向かいました。そこを一人で独占するように、私はしばらくのんびりと浸かりました。

ああっ、やっぱり気持ちいいわ・・・・・

主人とのことを忘れさせてくれるような、心地よいお湯でした。まだかすかに酔いは残っているようで、私の体はすぐに熱を帯びてきました。

外に通じるドアからは、暗闇が見えます。私は、体を冷ますことを考えながら、そちらに向かい、ちらりと外の様子を確認しました。

露天風呂にもやはり誰もいません。私は濃い闇と、岩場の各所に設置された照明に引き寄せられるようにドアを開け、露天風呂へと歩いていきました。

外は氷点下にまで冷え込んでいるはずですが、お湯に浸かった私は、全くそれを感じることはありませんでした。空を見上げると、満点の星空が広がっています。

こんなロマンチックなお風呂に愛する人と一緒に入ったら、さぞ気持ちがいいんだろうな・・・・・

私は主人のことを想いながら、後方の岩にもたれかかりました。眠る前、主人を誘惑しようと自分が行ったあの大胆な行動のことは、まだ鮮明に記憶されています。

主人の肌、陰毛、そしてペニスの感触を思い出し、私は忘れかけていた淫らな感情に、再び包み込まれていくのを感じました。それは眠る前のものよりも、更に濃厚なものでした。

自分の熟れた体が、強烈に男の人を欲しがっているのがわかります。私は瞳を閉じ、自分が主人に抱かれている様子を想像し始めました。

一人でそんなことをしたことは、私にはほとんどありません。セックスレスの期間でも、自分で自分を満たすことに、私はどうしても踏み切ることができなかったのです。

でも、その夜は別でした。露天風呂の特別な雰囲気が、私のためらいを消し去ってしまったのです。私は、お風呂の中で少しずつ脚を開いていく自分を抑えることができませんでした。

喉の渇きを感じながら、唇を舌で舐めます。決して巨乳ではないのですが、自分ではそれほど嫌いではない胸の膨らみを、私は片手で揉みあげるような仕草をしてみました。

ああっ、気持ちいいっ・・・・・・

それだけで、かすかな声が漏れてしまうほどに、その夜の私の体は敏感でした。もう片手をお湯の中、下方へと動かしていき、大胆にもあそこへと到達させます。

中指を曲げ、私はその先端を花芯の中央に思い切って挿入してみました。その瞬間、私は自分でも驚くほどに感じてしまいました。

「ああんっ・・・・・・・」
はっきりとした喘ぎ声が、静かな闇の中に響きました。それはとてもいやらしく聞こえ、私の興奮を更に煽り立てるかのようでした。

夫のペニスで激しく突かれている自分を想像しながら、私はお風呂の中で、少しずつ指先の動きを早くしていきました。お湯に浸っているはずなのに、自分のあそこがたっぷりと蜜で濡れていることがわかります。

ぬるぬるとした感触に鼓動を早くさせながら、私は指の中ほどまでをあそこの中に挿入し、そして、別の指でクリトリスを何度も刺激しました。

「あんっ・・・・・・、はんっ・・・・・・・」
唇を噛み締めても、声が出てしまいます。私は少し顎をあげるような格好でお風呂の中に座ったまま、秘所をいじめ、そして乳房を強く揉みしだきました。

乳首が硬く勃っているのがわかります。次第に私は、主人とのセックスでも感じたことのないような感覚に包まれていきました。

ああっ、おかしくなっちゃいそう・・・・・・

それは、初めて体験する快感でした。告白してしまいますが、私はそれまで一度もイッたことがなかったんです。主人のセックスが淡白であることも理由なのかもしれませんが、とにかく私は、絶頂に昇り詰めた、と自分で感じたことがありませんでした。

私は、こんな風に自分でする行為でそこまでの快感に襲われていることに戸惑いながら、もうやめることができませんでした。お湯の中で更に激しく指先を往復させ、あそこの中をかき混ぜるように動かしました。

「ああっ・・・・・・、はあんっ・・・・・・・」
息を乱し、そんなエッチな声を漏らしてしまったとき、私は意識がふわふわと遠ざかっていくのを感じながらも、突然、それに気づきました。

はっきりとした、視線を感じたのです。



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↑「密会」続編連載中。こちらも読んでいただけると嬉しいです。
Comment
あんまり女性目線という感じがしませんね
男性が思い描いた感じです
同感です

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