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妻の素顔(3)

2010 01 30
あの事件の後、私は妻の体を求めようとはしませんでした。果たしてそうしていいものなのか、私にはよくわからなかったんです。

結婚から5年程度経過していた当時、私たちが愛し合うペースが少しずつ落ちてきていたのは事実です。それでも、私たちは、週1回程度は互いの体を交えていたと思います。

事件の後、私たち夫婦の関係は更に親密なものになりました。私は何としても妻のことを守ってやらねばと感じていたのです。

特に夜は、私はできる限り、妻のそばにいてやることを心がけました。しばらくの間、会社側の配慮で早い時間に帰宅することを許された私は、家族一緒に夕食をとり、ベッドでは常に妻に寄り添い、時にはしっかりと抱きしめてやりました。

妻もまた、そんな私にすがるような雰囲気がありました。特に照明を暗くした後は、少し怯えたような様子を示し、私にしがみつくようなことも何度かあったんです。

でも、あくまでも私たちは互いの体を抱き合うだけでした。つまり、そこには性的な関係は存在しなかったんです。私はそれを求めず、そして、妻も同じでした。

そんな状態が何ヶ月か続いた後、ある夜、私は思いきって妻の体を求めたんです。

妻の様子が事件前とほぼ変わらなくなったこと、そして、私自身、どうにも妻の体が欲しくなったことが、私にそんな行動をとらせた原因です。

「優里・・・・・」
私の隣で目を閉じて眠りに就こうとする妻の肢体を、私はきつく抱き寄せました。

「あなた・・・・・」
出産後、少し太った体は、その頃にはもう、完璧なスタイルを取り戻していました。20代後半になり、美しさに大人の色気のようなものが加わってきた妻の肉体は、随分悩ましいものに感じられました。

妻の唇に私はそっと触れました。キス自体、あの事件後、私たちはほとんどしていませんでした。久しぶりの妻の柔らかな唇の感触に、私は激しく興奮しました。

以前から、妻はセックスにはそれほど積極的ではありませんでした。そのときも、妻は少し戸惑い気味に唇を開き、私の舌先の侵入を拒むことはないまでも、自分から絡んでくる気配はありませんでした。

妻の唇を久しぶりに吸いながら、私は右手を彼女の胸元に伸ばしました。小ぶりながら、妻の乳房は十分に肉感的です。私はその膨らみをパジャマの上からそっと包み込みました。

「あなた・・・・・」
「どうした、優里・・・・・・」
「いやっ・・・・、よして、あなた・・・・・・」

性行為に消極的とはいえ、過去に妻がそんな風に私の求めを拒んだことは、一度もありませんでした。私はショックを受けながらも、強引に事を進めようとしました。

「いいじゃないか、優里・・・・・」
「・・・・・・」
「もう我慢できないんだ・・・・・」

嫌がる妻の乳房を荒々しく愛撫しながら、私は強引にその腕を妻の下半身へと伸ばしていきました。妻のパジャマの中に指先を滑り込ませ、彼女の内腿の隙間に侵入します。

「駄目っ・・・・、あなた、駄目っ・・・・・・」
本気で抵抗する妻を、私は初めて目にしました。そして、私は気づいたんです。戸惑う妻の姿に、私は異様な興奮を感じていることを。

ただそれだけの行為であるのに、私のペニスは既に硬く勃起していました。私は妻の美脚の付け根を愛撫しながら、ショーツの裾から指先を差し込みました。

「あんっ・・・・・」
かすかな声を漏らし、妻の肢体がびくんと揺れ動きました。私は妻の首筋に舌を這わせながら、指先でヴァギナをいやらしくいじめてやりました。

「いやっ・・・・、あなた、よしてっ・・・・・・」
「いいだろう、優里・・・・・、欲しくてたまらないんだ・・・・・・」

激しく指先を動かし、私は妻の興奮を煽り立てようとしました。既に彼女のパジャマははだけ、乳房を露にしています。乳首に吸い付きながら、私は更に体を密着させました。

どれくらい、そんな状態が続いたでしょうか。やがて、私は気がついたんです。彼女の秘所が全く潤ってこないことに。

特段、感じやすいタイプではないですが、しかしそれまでの妻は、私にそんなことをされれば、すぐに反応を示してくれました。しかし、その夜は、いくら私が刺激を与えても無駄だったんです。

「お願い、あなた・・・・、まだそんな気分になれないの・・・・・・」
私の戸惑いを察したかのように、妻はそんな言葉を漏らしました。

そして私は、身勝手ともいえるような自分の行為をやめたんです。あの事件がまだ妻の中でははっきりと尾を引いていることを、私は改めて知らされました。

「あの事件のせいなのか、優里?・・・・・・」
私のその質問に、妻は黙って頷きました。私はただ、そんな妻をきつく抱きしめてやることしかできませんでした。

その夜以降、私はもう、妻の体を求めることはできませんでした。そして、それまで以上に、私は自分の妄想に苦しむことになりました。

いったい、妻はあのレイプ魔に何をされたんだろうか・・・・

私はそれを想像せずにはいられませんでした。男はどんな風に妻を犯したのか。そして妻は、どんな反応を男に見せたのか。

その妄想は、次第に私を妙な興奮へと導いていくようになりました。

事件から8年、私は勤続20年を迎えました。しかし、依然として私たち夫婦には、誰にも気づかれることのない壁が存在しています。

私は妻を一度も抱くことなく、この8年を過ごしてきたのです。あの事件への妄想を抱き、許されない興奮を妻に隠し続けながら・・・・。

そんな過去と、今回の海外旅行で、私は決別できればと思ったんです。



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