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脅迫(13)

2010 03 01
若者の目は、湧き上がる欲情で支配されていた。無言で接近してくる涼介に、志織は溺れそうになる自分を感じながらも、何とか言葉を振り絞った。

「涼介君、いけないわ・・・・」
それまでの行為を許しておきながら、志織は思わず拒絶の言葉を吐いた。涼介とキスを交わすことは、決定的な一線を超えてしまうような気がしたのだ。

「志織さん、俺、キスしたいんだ・・・・」
涼介は、赤木の脅迫を言い訳にするのではなく、素直に自らの欲望を白状した。

白く輝く素肌に包まれた人妻の肉体は、妖しい曲線を作り出し、すぐ手の届くところにある。切り裂かれたキャミソールの断片が残存する上半身は、どうしようもなく淫らな雰囲気を漂わせている。

16歳の若者が、性の誘惑に抗えないのも無理はない。志織は、自らの心の揺れを無視し、決断の理由を一方的に涼介のせいにしようとした。

「わかったわ、涼介君・・・・」
「志織さん・・・・」
「キスだけだからね・・・・」

赤木が見つめ続けているのを感じながら、志織は唇をそっと涼介のそれに重ね合わせた。その感触に刺激されたのか、涼介が志織の背中にきつく腕を回す。

「駄目っ、涼介君・・・・」
言葉を漏らしたとき、涼介の舌先が志織の口内に強引に侵入してきた。志織はその瞬間、我を忘れてしまうほどの刺激に襲われた。

「はんっ・・・・・」
夫以外の男に唇を奪われるなんて、志織にはもう何年も経験のないことだった。勿論、結婚後には一度もない。

夫の口付けとは全く違う行為のように思えた。感じたことのない心地よさが志織を包み込む。これほどに鼓動を高める行為を、志織はかつて知ることはなかった。

涼介に荒々しく舌を吸われながら、志織は瞳を閉じ、腕を彼の背中に回した。互いに求め合うように、二人は座ったままで抱き合い、濃厚な口づけを交わした。

いけないっ、涼介君とこんなことをしちゃ・・・・

理性のそんな叫びは、志織を更に背徳の行為へと誘い込む。眠り続ける娘の存在を危惧することが、そんな志織の興奮を一層加速させていく。

こんなところを奈津美に見られでもしたら・・・・

最悪のシチュエーションを想像すればするほど、志織は行為を止めることができなくなった。あたかも、いつもとは違う自分、ありのままの自分の姿を誰かに披露したい、とでも思っているようだった。

涼介の手が志織の胸元に伸びてくる。キスを交わしながら、彼は経験の無さを露呈するような慣れぬ様子で、志織のブラに触れ、その膨らみをきつく揉んだ。

「あんっ、痛い・・・・」
「ごめんなさい、志織さん・・・・」

素直にそう詫びる涼介のことが、どうにも愛おしく思えてしまう。志織は自分が置かされている状況を忘れ、年下の彼のことをつい励まそうとした。

「いいのよ、謝らなくたって・・・・」
「俺、こんなことしたことないから・・・・」

「もっと優しく触って、涼介君・・・・」
口にした直後、志織がすぐにも取り消したいと思った、胸への愛撫を求めるようなその誘い文句を、赤木はしっかりと聞いていた。

「奥さん、やっぱりいやらしい方だ、あなたは・・・・」
「そんな・・・・」

「涼介君をそうやって導いてやってください。彼はまだ童貞でしょう。奥さんみたいな素敵な女性に誘惑されるなんて、一生の思い出に残るはずですよ」

赤木の挑発的な言葉に抵抗する余裕を与えないかのように、涼介が優しげに乳房を責めてくる。先程の不器用な仕草から一転し、彼は筆先のような微妙なタッチで、志織のブラの表面を撫で始めた。

「あっ・・・・」
漏れ出てしまう息遣いを誤魔化すように、志織は涼介の上半身を更にきつく抱き寄せた。密着する志織の肩から首筋のあたりを、涼介が遠慮がちに吸ってくる。

ああっ、駄目だってば・・・・・

ぞくぞくする感覚が、何度も志織の肢体を走り抜ける。鳥肌が立つのと同時に、そのくすぐったいような感覚は、濃厚な快感に転化する。

涼介の頭を抱え込むように抱きしめ、彼の顔を胸元に押し付ける。まだ残っていたキャミソールの肩紐を外しながら、涼介は志織の乳房の周辺にキスを与えた。

優しくして、という人妻の指示を、若者は忠告に守った。どこまでも慎重に、焦らすような態度で、涼介は志織のブラを撫で上げ、癒すようなキスを浴びせていく。

乳首の位置を的確にとらえた涼介の手のひらが、ブラ越しにその突起を責めてくる。同時に志織の腕をばんざいするように上げさせ、わきの下を舐めあげる。

はんっ・・・・

朝から山を歩き、シャワーさえ浴びていない人妻の体には、汗と官能的な香りが残っている。それをゆっくりと確認されることに、志織は耐えることができない。

「涼介君、駄目っ、そんな風にしちゃ・・・・」
体奥の中から、我慢できないという感情が湧き上がるのを感じながら、志織はそう漏らした。火照った肉体は、早く激しい行為で満たして欲しいと叫んでいる。

ああっ、何なの、この気分・・・・・

初めて味わうふわふわとした気分を、志織はコントロールすることができなかった。この年齢になって、志織は初めて自分の肉体の叫びを聞いたような気がした。

何にも構うことなく、ただ男だけを求めている。ショーツの下でぐっしょりと濡れたヴァギナが、男のたくましいものを、激しく欲しているのがわかる。

駄目っ、このままじゃ私、取り返しのつかないことを・・・・

体の暴走を自制することができないまま、志織は懸命にそこに踏みとどまろうとした。全てを放棄してしまおうとしたそのとき、再び赤木の声が届いた。

「奥さん、早く涼介君とやっちゃってくださいよ」

駄目っ、それだけは絶対に駄目よ・・・・。志織はこぼれ落ちそうな理性の一端で、そう感じていた。そんな人妻にヒントを与えるように、赤木が言葉を続ける。

「それがしたくないのなら、方法は一つだけですよ、奥さん」
「・・・・・」

「そうなる前に、奥さんが先に涼介君を満足させてしまうんですよ」
その提案は、赤木の新たな脅迫でもあった。志織はそう受け止めながらも、彼の言葉の意味を懸命に考えた。

確かにそれは、間違いではなかった。涼介の若々しい興奮を一刻も早く解放してやれば、危険な一線を越えることを避けることはできるかもしれない。

ブラの上から柔らかな膨らみを揉みしだき続けていた涼介の手が、志織の腹部へと下りていく。人妻の陰毛をまさぐりながら、その指先が再びショーツの下に潜り込もうとしたとき、志織は自らの決意を口にした。

「待って、涼介君・・・・」
「志織さん、俺、もう・・・・」

「わかってるわ・・・・、だから、私がしてあげるから・・・・」
この選択肢しかないことを自分に言い聞かせながら、志織は涼介にそう告げた。

戸惑った様子の涼介を見つめながら、志織は、依然としてはいたままの登山用ズボンを突き破るように膨れ上がっている彼の股間に、大胆に手を伸ばした。




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