依頼者~緑の過去(22)
2017 12 15
歓喜の頂上に導かれた男女の肉体が、熱を帯びたまま、快楽の余韻に浸っている。
椅子に座る彼の上で、大胆に美脚を広げて跨った人妻。
意識を半ば失った彼女は、しばらくの間、彼に唇を吸われ続けた。時折、下半身の密着を確認するように、彼女の太腿が彼の腰を挟み込む。
人妻のくびれた腰が前後に揺れ、いまだ貫いている彼自身を濡れた牝で締め付ける。
「緑先生、最高でした」
今夜、何度目かの放出に至った彼もまた、さすがに満たされた自分を隠すことはできなかった。
心地よい疲労に溺れつつ、彼は緑の唇を優しく吸い、彼女の柔らかなヒップを名残惜しそうに愛撫する。
これで最後です、という自分の言葉に嘘はないつもりだった。
これからも、ずるずると人妻弁護士を脅し続け、その躰を抱いてやろうという計画は、彼には最初からなかった。
銀行員というまっとうな仕事を忘れたわけではない。
人妻は今夜、初めて快楽を知ったのだろうか。
夫に見つめられる自分を想像しながら、別の男に抱かれることで。
最後の瞬間、彼女は確かに歓喜の震えで全身を満たした。
豊かな胸の頂点は恥じらいを隠さずに突起し、彼を包んだ美唇は激しく、情熱的に震えた。脈動する彼を包み、人妻はぐっしょりと溢れた蜜で自身の絶頂を告白した。
その体験に浸りながら、男は緑の裸体を愛撫し、キスを続けた。
人妻は言葉を発することもなければ、嫌がるような素振りを見せることもなかった。
そして、いつしか二人は、そのままの体位で浅い眠りに陥っていた。
30分程度が経過した頃だろうか。
彼は、夢うつつの中、僅かに意識を取り戻した。
人妻は、まだ上にいる。
激しい行為を思い出し、彼は眠り続けている様子の緑の耳元でささやいた。
「緑先生、もう帰宅したほうがいいでしょう」
それは、画面の向こう側にいるのかもしれない人妻の夫に対する言葉でもあった。
人妻は答えることはなかった。
確かな息遣いで躰を動かしながら、その顔を彼の首の付近に埋めている。
両手を彼の背中にまわしているが、眠っているせいか、指先には力が入っていない。
「緑先生、ご主人に叱られますよ」
彼はもう一度、人妻の理性を呼び戻すように、そうささやいた。
そのとき、緑の指先が僅かに震え、彼の背で何かを探すように動いた。
少し驚いた彼は、椅子に座ったまま、人妻の様子をそのまま観察した。
緑の唇が、彼の首筋に吸い付くように小さく開く。
人妻の太腿が、たくましい彼の腰つきをもう一度確かめるように徐々に締め付けてくる。
彼は、人妻のヒップの谷間に後方から指先を辿らせ、緩やかに交わり合っている秘部に伸ばした。
そして、緑の美唇に指の腹をそっとタッチさせた。
その瞬間、人妻の肢体が覚醒するようにびくっと跳ねた。
「緑先生、まだ欲しいんですね」
「・・・・・」
「知りませんでした。ずっとこんなに濡れていたなんて」
「・・・・・」
「ご主人だって想像していなかったと思いますよ」
人妻の花園を指先で撫でながら、彼は彼女の下半身を持ち上げるように少しだけ腰を振った。
「あんっ・・・・」
緑の指先が、彼の背に僅かに食い込んだ。
彼のものは、人妻の熱い壺の中で、瞬く間に情熱を回復していく。
最後の行為を終えたつもりであった彼は、その考えを惜しげもなく捨て去った。
「緑先生、キスして」
瞳を閉じたままでも、人妻の顔つきは十分に色っぽく、官能の気配が濃厚にあった。
緑は彼のいざないに素直に従い、濃密に口づけを交し合った。
「いけない奥さんだ。もっと欲しがるなんて」
キスを与えながら、彼は緑の腰の曲線を撫で、そして前後に揺すった。
人妻の豊かな胸元が、彼の汗ばんだたくましい胸板に密着する。
緑の爪が彼の背中に少しずつ食い込んでいく。
男女の熱を帯びた息遣いが、再び室内に漂い始める。
ハアハアハア・・・・・・
美尻をパソコンに見せつけるようなポーズで、人妻はなまめかしく腰を振り始めた。
完全に硬さと猛々しさを回復した彼のものが、緑の体奥を力強く突く。
「あっ・・・・・、はんっ・・・・・・・」
欲しがる躰が制御できないことを告白するように、人妻は小さく首を振り、甘い息を吐く。
乱れた髪が汗で濡れ、緑の表情を一層色っぽく見せていく。
「あっ・・・・、あんっ・・・・、あっ・・・・・・」
次第に肢体をまっすぐにし、彼の肩を両手で掴み、人妻は小刻みに腰を振っていく。
揺れる胸の丘陵にキスを与え、彼はそこにある桃色の突起を優しく噛む。
「あんっ・・・・・」
彼の後頭部に腕を巻き付け、人妻は更に我慢しきれない様子で腰を動かしていく。
再び汗にまみれた男女の肌が椅子をきしませ、激しく互いを求めあう。
「緑先生、どうにもできないんでしょう、躰の疼きが」
興奮を取り戻した彼が、人妻の美乳を愛撫しながらささやく。
弧を描くように腰を彼の上で動かしながら、緑が初めて言葉を漏らした。
「お願い・・・・、もう少しだけ・・・・・・」
「ご主人の見ている前でそんな言葉を漏らすなんて」
彼は人妻を追いこむようにささやきながら、彼女の全身を自分の上で反転させた。
緑は彼に背を向け、机にあるPCを見つめるような格好になった。
「こんなにいやらしい奥さんだったなんて」
彼は人妻の太腿を大きく広げ、挿入されたスポットをはっきりと画面に見せつけていく。
「ご主人に言いなさい、私に何をされているか」
彼の責めに、緑は恥ずかし気に指先を噛み、視線をパソコンから逸らす。
そのままの格好で、人妻の腰を激しく揺する彼。
「あっ・・・・、やっ・・・・・、あんっ・・・・・」
「ご主人、奥様のは凄く感度がいい」
「駄目っ・・・・・、あっ・・・・・、あなたっ・・・・・・」
「胸もこんなにエッチだ」
指先で胸の豊かな丘陵を揉みしだきながら、彼は激しく腰を突き上げる。
「あなた・・・・・、ああっ、私・・・・・・、あんっ・・・・・・」
たっぷりと時間をかけ、緑をいじめ続けていく彼。
指を噛んだまま、緑は再びためらいを捨て去り、淫らに前後に腰を揺すっていく。
薄闇に包まれた空間で、濃密に絡み合う男女の肉体。
「あっ・・・・、あんっ・・・・、あっ・・・・・・」
「もっとエッチに」
「やっ・・・・・、そこっ・・・・・、あんっ・・・・・・・」
短く途切れる人妻の嬌声。
片手を背後に伸ばし、人妻は彼ときつく指先を絡めあう。
「また・・・・・、私っ・・・・・・、あっ・・・・・・・」
「奥様はまたイってしまいそうですよ、ご主人」
彼の言葉に、緑はうっすらと瞳を開き、机上にあるパソコンを見つめる。
「あなた・・・・・・、見ないでっ・・・・・・・」
「ご主人に見てもらいましょう、緑先生が昇り詰める瞬間を」
広げていた人妻の両脚を閉じるようにし、彼は緑を床に立たせた。
美脚を揃えた格好で机に向かって立ち、バックからきつく貫かれる人妻。
「ううんっ・・・・・・」
両腕を強く後方に引かれ、緑は野獣のようなピストンを与えられていく。
「あああっ・・・・・、いやんっ・・・・・・・」
「また一緒に・・・・・、緑先生・・・・・・・」
「ううんっ・・・・、ああっ・・・・、凄いっ・・・・・・・」
激しい腰の突きに呼応し、露になった人妻の胸が豊満に揺れる。
夫の視線から逃げるように瞳を閉じ、激しく首を振る緑。
屈服するように顔を緩和させる頻度が増し、濡れた唇が僅かに開く。
更に強く両腕を引き、人妻の下半身と深く交わっていく彼。
「緑先生・・・・・・、いいぞ・・・・・・・」
「あああっ・・・・、早くっ・・・・、もう・・・・・・・・」
「奥様をまたいただきますよ、ご主人・・・・」
最後のスパートを与えていく彼に、緑は歯を食いしばるほどに耐えようとする。
そして、人妻は彼に従った。
全てを放棄するように唇を開いた緑が、最後にパソコンを見つめた。
「あなたっ・・・・・・・、ああっ、私っ・・・・・・・・・」
「緑先生・・・・・・、どうだ・・・・・・・」
「ああっ、駄目っ・・・・、あっ・・・・・、イクっ・・・・・・・」
人妻の細い両腕を強く引いたまま、彼は何度目かの情熱を戸惑うほどの勢いで放出した。
脚を揃えたまま、人妻は顎を上に向けて静止し、歓喜の汗を全身に浮かべた。
ああっ・・・・・・・・
自分から求めてしまったことを胸に刻み込んだまま、緑はエクスタシーのステージを漂い続けた。
その夜、人妻弁護士が帰宅することはなかった。
自らの意志で、彼女は事務所に残り続けた。
窓の向こう側がうっすらと明るくなる頃まで、二人は何度も求めあい、互いの肉体に溺れ続けた。
(次回更新、12月22日の予定です。)
椅子に座る彼の上で、大胆に美脚を広げて跨った人妻。
意識を半ば失った彼女は、しばらくの間、彼に唇を吸われ続けた。時折、下半身の密着を確認するように、彼女の太腿が彼の腰を挟み込む。
人妻のくびれた腰が前後に揺れ、いまだ貫いている彼自身を濡れた牝で締め付ける。
「緑先生、最高でした」
今夜、何度目かの放出に至った彼もまた、さすがに満たされた自分を隠すことはできなかった。
心地よい疲労に溺れつつ、彼は緑の唇を優しく吸い、彼女の柔らかなヒップを名残惜しそうに愛撫する。
これで最後です、という自分の言葉に嘘はないつもりだった。
これからも、ずるずると人妻弁護士を脅し続け、その躰を抱いてやろうという計画は、彼には最初からなかった。
銀行員というまっとうな仕事を忘れたわけではない。
人妻は今夜、初めて快楽を知ったのだろうか。
夫に見つめられる自分を想像しながら、別の男に抱かれることで。
最後の瞬間、彼女は確かに歓喜の震えで全身を満たした。
豊かな胸の頂点は恥じらいを隠さずに突起し、彼を包んだ美唇は激しく、情熱的に震えた。脈動する彼を包み、人妻はぐっしょりと溢れた蜜で自身の絶頂を告白した。
その体験に浸りながら、男は緑の裸体を愛撫し、キスを続けた。
人妻は言葉を発することもなければ、嫌がるような素振りを見せることもなかった。
そして、いつしか二人は、そのままの体位で浅い眠りに陥っていた。
30分程度が経過した頃だろうか。
彼は、夢うつつの中、僅かに意識を取り戻した。
人妻は、まだ上にいる。
激しい行為を思い出し、彼は眠り続けている様子の緑の耳元でささやいた。
「緑先生、もう帰宅したほうがいいでしょう」
それは、画面の向こう側にいるのかもしれない人妻の夫に対する言葉でもあった。
人妻は答えることはなかった。
確かな息遣いで躰を動かしながら、その顔を彼の首の付近に埋めている。
両手を彼の背中にまわしているが、眠っているせいか、指先には力が入っていない。
「緑先生、ご主人に叱られますよ」
彼はもう一度、人妻の理性を呼び戻すように、そうささやいた。
そのとき、緑の指先が僅かに震え、彼の背で何かを探すように動いた。
少し驚いた彼は、椅子に座ったまま、人妻の様子をそのまま観察した。
緑の唇が、彼の首筋に吸い付くように小さく開く。
人妻の太腿が、たくましい彼の腰つきをもう一度確かめるように徐々に締め付けてくる。
彼は、人妻のヒップの谷間に後方から指先を辿らせ、緩やかに交わり合っている秘部に伸ばした。
そして、緑の美唇に指の腹をそっとタッチさせた。
その瞬間、人妻の肢体が覚醒するようにびくっと跳ねた。
「緑先生、まだ欲しいんですね」
「・・・・・」
「知りませんでした。ずっとこんなに濡れていたなんて」
「・・・・・」
「ご主人だって想像していなかったと思いますよ」
人妻の花園を指先で撫でながら、彼は彼女の下半身を持ち上げるように少しだけ腰を振った。
「あんっ・・・・」
緑の指先が、彼の背に僅かに食い込んだ。
彼のものは、人妻の熱い壺の中で、瞬く間に情熱を回復していく。
最後の行為を終えたつもりであった彼は、その考えを惜しげもなく捨て去った。
「緑先生、キスして」
瞳を閉じたままでも、人妻の顔つきは十分に色っぽく、官能の気配が濃厚にあった。
緑は彼のいざないに素直に従い、濃密に口づけを交し合った。
「いけない奥さんだ。もっと欲しがるなんて」
キスを与えながら、彼は緑の腰の曲線を撫で、そして前後に揺すった。
人妻の豊かな胸元が、彼の汗ばんだたくましい胸板に密着する。
緑の爪が彼の背中に少しずつ食い込んでいく。
男女の熱を帯びた息遣いが、再び室内に漂い始める。
ハアハアハア・・・・・・
美尻をパソコンに見せつけるようなポーズで、人妻はなまめかしく腰を振り始めた。
完全に硬さと猛々しさを回復した彼のものが、緑の体奥を力強く突く。
「あっ・・・・・、はんっ・・・・・・・」
欲しがる躰が制御できないことを告白するように、人妻は小さく首を振り、甘い息を吐く。
乱れた髪が汗で濡れ、緑の表情を一層色っぽく見せていく。
「あっ・・・・、あんっ・・・・、あっ・・・・・・」
次第に肢体をまっすぐにし、彼の肩を両手で掴み、人妻は小刻みに腰を振っていく。
揺れる胸の丘陵にキスを与え、彼はそこにある桃色の突起を優しく噛む。
「あんっ・・・・・」
彼の後頭部に腕を巻き付け、人妻は更に我慢しきれない様子で腰を動かしていく。
再び汗にまみれた男女の肌が椅子をきしませ、激しく互いを求めあう。
「緑先生、どうにもできないんでしょう、躰の疼きが」
興奮を取り戻した彼が、人妻の美乳を愛撫しながらささやく。
弧を描くように腰を彼の上で動かしながら、緑が初めて言葉を漏らした。
「お願い・・・・、もう少しだけ・・・・・・」
「ご主人の見ている前でそんな言葉を漏らすなんて」
彼は人妻を追いこむようにささやきながら、彼女の全身を自分の上で反転させた。
緑は彼に背を向け、机にあるPCを見つめるような格好になった。
「こんなにいやらしい奥さんだったなんて」
彼は人妻の太腿を大きく広げ、挿入されたスポットをはっきりと画面に見せつけていく。
「ご主人に言いなさい、私に何をされているか」
彼の責めに、緑は恥ずかし気に指先を噛み、視線をパソコンから逸らす。
そのままの格好で、人妻の腰を激しく揺する彼。
「あっ・・・・、やっ・・・・・、あんっ・・・・・」
「ご主人、奥様のは凄く感度がいい」
「駄目っ・・・・・、あっ・・・・・、あなたっ・・・・・・」
「胸もこんなにエッチだ」
指先で胸の豊かな丘陵を揉みしだきながら、彼は激しく腰を突き上げる。
「あなた・・・・・、ああっ、私・・・・・・、あんっ・・・・・・」
たっぷりと時間をかけ、緑をいじめ続けていく彼。
指を噛んだまま、緑は再びためらいを捨て去り、淫らに前後に腰を揺すっていく。
薄闇に包まれた空間で、濃密に絡み合う男女の肉体。
「あっ・・・・、あんっ・・・・、あっ・・・・・・」
「もっとエッチに」
「やっ・・・・・、そこっ・・・・・、あんっ・・・・・・・」
短く途切れる人妻の嬌声。
片手を背後に伸ばし、人妻は彼ときつく指先を絡めあう。
「また・・・・・、私っ・・・・・・、あっ・・・・・・・」
「奥様はまたイってしまいそうですよ、ご主人」
彼の言葉に、緑はうっすらと瞳を開き、机上にあるパソコンを見つめる。
「あなた・・・・・・、見ないでっ・・・・・・・」
「ご主人に見てもらいましょう、緑先生が昇り詰める瞬間を」
広げていた人妻の両脚を閉じるようにし、彼は緑を床に立たせた。
美脚を揃えた格好で机に向かって立ち、バックからきつく貫かれる人妻。
「ううんっ・・・・・・」
両腕を強く後方に引かれ、緑は野獣のようなピストンを与えられていく。
「あああっ・・・・・、いやんっ・・・・・・・」
「また一緒に・・・・・、緑先生・・・・・・・」
「ううんっ・・・・、ああっ・・・・、凄いっ・・・・・・・」
激しい腰の突きに呼応し、露になった人妻の胸が豊満に揺れる。
夫の視線から逃げるように瞳を閉じ、激しく首を振る緑。
屈服するように顔を緩和させる頻度が増し、濡れた唇が僅かに開く。
更に強く両腕を引き、人妻の下半身と深く交わっていく彼。
「緑先生・・・・・・、いいぞ・・・・・・・」
「あああっ・・・・、早くっ・・・・、もう・・・・・・・・」
「奥様をまたいただきますよ、ご主人・・・・」
最後のスパートを与えていく彼に、緑は歯を食いしばるほどに耐えようとする。
そして、人妻は彼に従った。
全てを放棄するように唇を開いた緑が、最後にパソコンを見つめた。
「あなたっ・・・・・・・、ああっ、私っ・・・・・・・・・」
「緑先生・・・・・・、どうだ・・・・・・・」
「ああっ、駄目っ・・・・、あっ・・・・・、イクっ・・・・・・・」
人妻の細い両腕を強く引いたまま、彼は何度目かの情熱を戸惑うほどの勢いで放出した。
脚を揃えたまま、人妻は顎を上に向けて静止し、歓喜の汗を全身に浮かべた。
ああっ・・・・・・・・
自分から求めてしまったことを胸に刻み込んだまま、緑はエクスタシーのステージを漂い続けた。
その夜、人妻弁護士が帰宅することはなかった。
自らの意志で、彼女は事務所に残り続けた。
窓の向こう側がうっすらと明るくなる頃まで、二人は何度も求めあい、互いの肉体に溺れ続けた。
(次回更新、12月22日の予定です。)